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イタリアイトスギ・スワンズゴールデンの育て方

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目次
スワンズゴールデンとは?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
栽培可能地域
管理場所・日当たり
病害虫
剪定・切り戻し
関連記事
学名などの基礎データ
イタリアイトスギ・スワンズゴールデンの植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。x最終更新
植物名
イタリアイトスギ・スワンズゴールデン
科名
ヒノキ科
属名
ホソイトスギ属
学名
Cupressus sempervirens 'SwansGolden'
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
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スワンズゴールデンとは?

スワンズゴールデンはヒノキ科ホソイトスギ属のホソイトスギの園芸品種の一つ。非常に細身の針葉樹コニファー)。葉は黄金色で、冬は寒さでベージュ色になる。ホソイトスギ(Cupressus sempervirens)が地中海やニュージーランド・アメリカの太平洋岸北西部に自生する。夏は高温乾燥か涼温多湿、冬は暖かく雨の多い土地を好み、日本の気候にはあっていない。スワンズゴールデンは冬の寒さに弱く、また夏もあんまり合ってない(多分)。大きくなる前に枯れることが多く、大きくなって突然枯れることもある。接木していない株はほぼ無理。接木している株は耐性があって育つ。

大きく育つことは珍しいが、まったく育たないというわけじゃない。
樹高5mから7m、横幅60cm

育て方のまとめ

●スワンズゴールデンはヒノキ科ホソイトスギの園芸品種。常緑高木で針葉樹(コニファー)。
水やりは普通。庭植えの場合は自然雨でほぼ十分。ただし植え付けて二年以内は水切れしやすいので注意。
●2月と秋に肥料を。
●日当たりを好む。半日陰でもいいが、葉色が悪くなる。
●冬の寒さに弱く、大きくなる前に枯れることが多い。日本の気候にあっていない。
●一年で30cmほど生育する。
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水やり

庭植え(地植え)の場合、一度根付けば、ほぼ自然の雨だけで適切に水分を補給します。日照りの際には水やりが必要ですが、基本的には雨水だけで育ちます。

しかし、植え付けてから一年から二年の間は、まだ根が張っておらず、水分を吸収する能力が低いため、水不足になりやすいです。特に最初の夏には、庭植えでも定期的な水やりが必要です。植え付けてから二年以内は、植物の様子をよく観察し、必要に応じて水やりを行ってください。

鉢植えの水やり

土が乾いていたら水をやる。水は鉢底から水が染み出すくらいにしっかりとやる。

肥料

2月に寒肥として緩効性化成肥料か油粕をやる。また10月に同様の肥料をやる。コニファーは意外と肥料ぐいで肥料が切れると葉色が悪くなる。

植え付け・植えかえ

時期・用土

春か秋に植え付け・植え替えをする。もっとも適した時期は春。

用土

鉢植えの場合は、赤玉土6腐葉土を4を混ぜたものを使います。もしくはホームセンターで販売している培養土で植え付けます。培養土が安上がりで便利です。

庭に植える場合は、庭土に対して腐葉土や堆肥を2割から3割ほど混ぜて使用します。

鉢植えの植え替え

鉢植えの場合は、根鉢(ポット)より一回り大きな鉢を用意します。植え替えをするときは根を崩さず、土を落とさないでそのままスポッと抜いて植え替える。鉢底の穴をアミで塞いで土が出ないようにしてから軽石を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。

庭植えの植え付け

庭植えの場合は、根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、穴の底に緩効性化成肥料を一握りやり、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
根が荒く横風に弱いので支柱を立ててくくりつけて固定する。
参考植え付け直後に水をやる

栽培可能地域

九州・中国・四国・関西・中部・関東南部
寒さに弱いので関東以西で戸外で管理する。関東北部以北で育てる場合は鉢植えにして冬は室内に取り込んで日当たりで管理する。
●仙台でもスワンズゴールデンが庭植えされて大きく育っている。おそらく接木株(=寒さに耐性がある)ではないかと思われる。詳しい方がいれば投稿をお願いします。

参考自分の地域で育てられるのか分からないときに読むページ

管理場所・日当たり

日当たりを好み、日当たりが悪いと生育が悪くなるし、何より葉色が悪くなるので日当たりで育てる。

越冬

ホソイトスギが育つ地域は一ヶ月の最低気温が5度くらいの地域。あんまり寒さには強くない。関東以西であれば戸外で越冬は可能。関東北部より北は鉢植えにして冬は室内の日当たりに取り込む。
●接木株はかなり寒さに強いらしい。

病害虫

ハダニアブラムシカイガラムシスギドクガなど。
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剪定・切り戻し

放置していても円錐形に育ち、細身のままなので邪魔にならない。樹形が乱れることはあまりないが、どうにも乱れたら剪定する。放置していると5mから7mに育つ。大抵はそこまで大きくなる前に枯れてしまうことが多いが、運良く環境があって育つこともあって、そうなると大きすぎて困る。そこで高さは芯止して抑える。

芯止は幹の一番高い枝…成長点を切ることで大きさを抑える剪定のこと。詳細は芯止を参考に。
参考リンク
枝の種類(剪定の基礎知識)
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ヒノキ科