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かいわれ大根の育て方
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最終更新
2021-11-03
画像投稿
かいわれ大根の基礎データ
科名
アブラナ科
属名
ダイコン属
学名
Raphanus sativus var.Longipinnatus
別名
貝割れ大根
水やり
水を好む
場所
室内
難易度
中級者向け
かいわれ大根の水耕栽培
かいわれ大根(貝割れ大根)は
大根
を発芽させた幼苗…つまりスプラウトのこと。双葉を二枚の貝に見立てて「貝割れ」大根と呼ばれています。なので理屈上はかいわれ大根を育てると、よく見る大根になる!…ような気がしますが、かいわれ大根に使われる品種と、俗に言う大根とは品種が違うため、かいわれ大根を土に植えて育てても大根のようにはなりません(一部はなるかもしれないが)。
ホームセンター
などにかいわれ大根用の
種子
…スプラウト用種子が売られているので、これを買って苗床で発芽させます。
まとめ
●キッチンペーパーなどで苗床を作り、器に入れ、苗床を濡らして種子をまく。
●かいわれ大根は暗所でないと発芽しないので蓋をする。
●発芽までは種まきから3日〜4日。
●発芽して5cmになったら日光に当てる。
●収穫までは種まきから7日〜10日。
参考リンク
家庭菜園で栽培できるコスパの良い野菜
買った方が安い野菜
大根
ラディッシュ
豆苗
栽培手順
栽培時期は春と秋
発芽温度は15度〜25度と高いですが、この気温に達していなくても発芽はします。ただ、気温が低いと発芽に差が出てしまいます。また、気温が高すぎると水が腐りやすいので、15度〜25度の時期…5月〜7月と9月〜11月あたりに栽培した方がいいです。
用意するもの
苗床と器と種子と霧吹き
キッチンペーパーやティッシュペーパーや脱脂綿といった保水できるものに種まきをします。これを苗床とします。苗床は脱脂綿などを厚さ1cmほどになるように重ねて作ります。
苗床を入れる器は、適当なプラスチック容器でもいいですし、100円均一にはスプラウト栽培の容器も売っています。水を溜めるために深さ5cm以上あるなら、家のお皿でも問題ないです。
最後は種子です。種子はホームセンター、百均、ネットなどで売っています。「貝割れ大根」という種子がありますので、これを購入します。大根はそもそも
発芽率
が良いので大差ありませんが、何度か栽培すると品種も気になってきます。
でも、まずは身近で安い種子を買って始めましょう。
もう一つ、種子に水をやるための霧吹きを用意します。霧吹きも百均で売ってます。
●苗床の材料と器と霧吹きは普通に家庭にあるものなので、買ってくるのは種子だけ!ですね。
●かいわれ大根ってスーパーでは安いですし、
家庭菜園
だから新鮮で美味しいってものでもないのですが、目の前でスクスクと育つ様子を見るのは楽しいですし、種子が安いので、コスパが悪いわけでもないです。
種まき
種子をまきましょう
器に苗床を敷き、苗床を濡らします。濡らすための霧吹きは今後の
水やり
のためにも用意しておきましょう。この濡れた苗床に種子をまきます。種子はできるだけ均一にし、重ならないようにしますが、まぁ限界がありますので、細かいことは気にしないで適当にまきます。
●霧吹きも百均で売ってます。
発芽までの管理
暗くないと発芽しない
苗床に種子をまき、暗いところで管理します。大根の種子は「嫌光性」で日光に当たると発芽しにくい性質があります。暗いところじゃなくても、アルミホイルなどで蓋をして日光を遮ればいいです。発芽までは温度さえあれば3日〜4日です。発芽したら、蓋は取りましょう。
発芽までの数日の間、種子が乾燥しないように霧吹きで水をかけます。霧吹きじゃないとうっかり、種子が流れ落ちてしまうかもしれません。
日光にあてる
発芽して5cm以上に伸びたら、今度は日光に当てます。日光に当てることで双葉が緑になります。そのまま暗所だと
モヤシ
になってしまいます。
ですが、直射日光は避けます。かいわれ大根に強い日光を当てると
葉焼け
を起こしてしまいます。葉焼けは
病気
ではないので食べられないわけじゃないですが、その後の生育にも悪い影響があるので、直射日光ではなく、カーテン越しの光に当たるように調節します。また強い日光に当たったかいわれ大根は辛味が強くなります。
水換えと管理場所
苗床に根を張ったら、霧吹きの給水ではなくて水換えをします。器に溜まった古い水を捨て、毎日水を換えます。特に気温が高い時期は水を換えないと水が腐り、かいわれ大根が食べられなくなります。また、風通しの良いところで管理します。風を通すことで空気の滞留を防いで雑菌の繁殖を抑えられます。
収穫
10cm以上になったら収穫します。根本から切って収穫します。ここまでで種まきから7日〜10日くらいです。最長で14日です。病
害虫
が発生する前に収穫することになるので、その手間はありません。
種子は一回では使いきれないはずです。古い苗床は捨てて、新しい苗床でもう一度、栽培しましょう。
●かいわれ大根では
豆苗
のように再生栽培はできない。種子の栄養をほとんど全て使い切っているため。
最後に
かいわれ大根はサラダ、炒め物、薬味、スープなどいろんな料理に使えます。自宅で簡単に収穫できるので、一度栽培してみてはいかがでしょうか!?
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