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ラディッシュの育て方

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ラディッシュ
目次
二十日大根(ハツカダイコン・ラディッシュ)の栽培について
栽培作業(3月〜6月・9月〜11月)
管理場所・日当たり
病害虫
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学名などの基礎データ
ラディッシュの種まき時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ラディッシュ
科名
アブラナ科
属名
ダイコン属
学名
Raphanus sativus var. sativus
別名
二十日大根
水やり
水を好む
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
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二十日大根(ハツカダイコン・ラディッシュ)の栽培について

ラディッシュは本来はアブラナ科大根の総称なんですが、日本では大根の中の「二十日大根」を特別に「ラディッシュ」と呼んでいます。よってラディッシュ=二十日大根としてこのページはまとめています。育て方は大根とほぼ同じですが、小さく栽培できるのでプランターでも十分収穫可能です。もちろん畑植え(地植え)での栽培も可能です。

二十日大根と言われるだけあって、種を撒いてから収穫まで速い! 嬉しいのですが食べるのが追いつかないことも。プランターを二つ容易すれば、真夏と真冬以外は絶えず食べることもできます。

大根としてはもっとも小型で、発芽してから収穫までが二十日程度であることが名前の由来。ちなみに20日では収穫できず一ヶ月前後はかかります。食べる根の部分は直径3センチ程度で、見た目もかわいい。ちなみにそのまま育てていると菜の花に形の似た花が咲きます。
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栽培作業(3月〜6月・9月〜11月)

用土・土づくり

二十日大根(ハツカダイコン)は酸性を嫌いますので、庭土なら苦土石灰を混ぜて中和させましょう。

鉢植えなら、一般的な花と野菜の培養土を使います。培養土は中和してありますし、適度に肥料も入っていて便利です。自作するのであれば赤玉土6腐葉土3川砂1に化成肥料を少量足したものを使います。
●ラディッシュは移植ができず、種まきと栽培が同じ土になります。自作のコンポスト堆肥)は、内部に雑菌が繁殖しているので、使うのはやめておきましょう。発芽後に問題が発生しやすいです。

畑栽培

畑栽培する場合は、植え付けの2週間前に深さ15cm〜20cmほど掘り返して1平方mあたり100g〜150gほど苦土石灰を混ぜ中和しておきます。

中和に1週間ほどかかるので、1週間後に元の土に対して2割か3割の腐葉土か堆肥を追加して、緩効性肥料(化成肥料)を1平方mあたり100gほど追加して混ぜて用土とします。

できた用土を穴に戻し、高さ10cm幅20cmで1条にするか、幅20cmで2条の畝を作ります。ここに種まきをしていきます。
二十日大根(ハツカダイコン)の近くにコンパニオンプランツとしてバジルを植えるとラディッシュの害虫除けになります。

プランターの準備

プランターの底に水捌けをよくするための軽石を2cmほど入れて、その上に市販している培養土(花と野菜の土)を入れます。プランターの縁のギリギリまで土を入れずに水を貯める「ウォータースペース」として2cmほど余裕があるように土を入れてください。
筋蒔きで1筋、種子を蒔くか、点蒔きします。

種まき

二十日大根(ハツカダイコン)は見たまんま直根性で移植はできないのもあって、苗は流通していません。種まきで直播して栽培します。種子は百均・ホームセンターなどでも販売しています。まずは安いものでためして、いろんな品種に手を出すといいです。種子は常温保存で三年〜五年ほど持ちます。余ります。
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発芽温度は15度〜25度で、生育温度は15度〜20度で約1ヶ月ほどで収穫できます。この気温の時期に戸外か日当たりのいい室内で維持できれば収穫は可能です。
以下の種まきをして、なんだかうまくいかない場合は、条件を見直して、もう一度種まきをしなおしましょう。収穫までが短いので、やり直しは十分効きます。多くは温度が原因ですが、水やりが足りないってこともありますし、土が古いものってこともあるでしょう。改善すればうまくいきますよ。

点まき

嫌光性種子で、種子に日光が当たると発芽しにくいので、5cmおきに指で1cmほどの穴を土に空けて、そこに種子を3粒か4粒入れます。土を被せて手で軽く圧をかけて土と種子を密接させます。その上から水をやります。二十日大根(ハツカダイコン)は光があたると発芽しないので、土は種子が見えなくなるように被せましょう。あとはジョウロやシャワーで普通に水をやって、発芽するまでは乾燥しないようにします。発芽までは3日〜4日ほどです。

筋まき

嫌光性種子で、種子に日光が当たると発芽しにくいので、深さ1cmの溝を作って、そこに1cmおきか、適当に種子を蒔いていきます。あとは土を被せて手で圧をかけて、上から水をやります。筋蒔きにすると、雑草とが区別がつきやすいメリットがあります。

防虫ネットをかける

アブラナ科植物は虫がやってきます。モンシロチョウの青虫、コナガ、アブラムシ、ダイコンサルハムシなどです。これらの被害を予防するために防虫ネットを張ります。プランター栽培は防虫ネットで覆うだけでほぼほぼ被害がなくなります。畑植えでもネットを張るといいです。

ネットが葉っぱに触れるとそこから卵を産んで被害があるので、あたらないようにします。
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間引き

種まきして3日〜4日で発芽します。発芽したら1回目の間引きで半分にします。間引きする時は葉っぱが健康なものを残し、歪な形のもの、勢いのないもの、葉っぱのバランスの悪いものなどを間引いていきます。

本葉が2~3枚になったらさらに間引きます。この2回目の間引きの時に追肥をして土寄せをするといいです。収穫は葉っぱが6枚以上になった頃です。間引く時は引く抜かずにちぎる、もしくはハサミで切ります。引っこ抜くと近くの「残す予定」の根を巻き込んでしまうためです。間引いたものはスプラウト感覚で食べましょう。

追肥(2回目の間引き時)

2回目の間引きをしたときに、緩効性化成肥料を少量やります。肥料は水に溶けて吸い上げるので、肥料を撒いてから水をやるといいです。もしくはこれ以降、液体肥料を10日に一回ほどやります。

発芽後の水やり

鉢植えの場合は、土が乾いてから水をやります。土が濡れているのに「毎日水をやらないと!」と水をやっていると、根が腐ってきます。あくまで土が乾いてから!です。それに水やりが多いと徒長します。なんだか間延びするようなら水やりを控えてみましょう。二十日大根(ハツカダイコン)はかなり乾燥に強いです。

畑植え(地植え)の場合は、水やりは基本的には不要です。よほど乾燥するなら水をやる程度です。

収穫

種まきから25日前後で収穫です。葉っぱが6枚以上になったら収穫をします。画像のように土の上に頭が出ているのも収穫のサイン。収穫が遅いと根(=大根部分)が割れたり、中に「ス」が入って味が落ちます。
二十日大根はサラダ・漬物に美味しい。炒めても美味しい。

再度収穫へ

真冬と真夏を除く期間で育てることが出来ます。収穫し終えたら、また種を撒くということを繰り返すことで何度も収穫が可能です。ただし二度目以降は土に肥料(堆肥・ボカシなど)と苦土石灰を少量追加してからにします。

プランターの場合は、2回は収穫は可能。3回目は流石に肥料が切れるので化成肥料を追加して、混ぜてから、種まきをしましょう。

管理場所・日当たり

種の時は室内が楽。根を張ったら戸外の日当たりか室内の日当たりで管理します。半日陰でも育ちますが出来るだけ日当たりが好ましいです。

病害虫

アブラムシ・アオムシ・ヨトウムシなど
アブラムシはもう、わくものだと考えてください。見つけ次第補殺。農薬では無いアブラムシを殺すスプレーなども売られています。牛乳で殺せるというネット上の話もありますが、効果のほどは疑問。ただ水を吹きかけることで窒息死するので牛乳じゃなくても効果はあるよう。

アオムシ・ヨトウムシは見つけ次第補殺しかないです。

薬剤ではなく防虫ネットで守りましょう。効果テキメンです。
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