小松菜(コマツナ)の育て方…肥料不足になると葉が黄色くなる
目次
小松菜とは?特徴は?種まき・育苗水やりと間引き管理場所・日当たり収穫肥料について病気・害虫より詳細な栽培について関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- 小松菜
- 科名
- アブラナ科
- 属名
- アブラナ属
- 学名
- Brassica campestris
- 別名
- コマツナ
- 耐寒
- 0度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 中級者向け
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小松菜とは?特徴は?
小松菜(コマツナ)は
アブラナ科の野菜。
初心者向けの野菜。種まきから収穫までは早生で最短30日(秋〜春は40日から45日)とかなり早い。2月〜3月に種まきか、9月〜10月から種まきする。春〜夏も栽培できるが、虫が出るので夏は避けるのが通常。
ベランダ栽培も可能で、
プランター一個で十分収穫でき、繰り返し収穫できます。いろいろとコスパが良い野菜ですね。
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種まき・育苗
気温が12度以上できれば15度以上になると発芽する。秋は35度以下で発芽するのですが、その後の生育を考えてせめて30度以下、できれば25度以下になってから種まきをはじめます。この気温になってから栽培を始めます。プランターでも畑でも栽培は可能です。
用土
プランターの場合は一般的な
培養土で植えます。畑の場合は、
苦土石灰で中和して、
腐葉土か
堆肥を入れて土を作ります。
プランターでの種まき
プランターに土を入れ、深さ5mmの溝を2列つくります。この溝に1cm間隔で種をまきます。土をかぶせて、水をやっていると1週間前後で発芽します。光が当たると発芽しやすいけど、大事なのはそれより温度(15度以上)。
発芽したら間引き、本葉が出たら、間引いていって、4枚葉になる頃には5cm間隔にします。
畑での栽培
深さ20cmを掘り、苦土石灰を混ぜて中和させます。中和には1週間ほどかかるので、反応が終わるのを待って、腐葉土か堆肥を元の土に大して3割ほど入れ、化成
肥料も説明書きの規定量入れます。
この土で高さ5cm、幅60cmの畝をつくり、ここに15cm間隔で深さ5mmの溝を作って、1cm間隔で1粒をまいていきます。
発芽率がよいので、もっと間は空けてもいいですが、基本は1cm。
土をかぶせて、水をやります。
発芽までは気温が高いほど早いですが1週間前後です。
耐寒温度は0度ですが、生育温度は10度以上なので真冬に栽培する場合はビニールトンネルをしないと生育しません。
水やりと間引き
種をまいて発芽までは乾燥しないように
水やりをします。
発芽したら元気のよいものを残し、ヒョロっとしたものを間引いていきます。これが1回めの間引き作業です。
発芽後は水やりを控え、土が乾いてからの水やりにしていきます。
本葉が4枚になったら、間引いて5cm間隔にします。このときから液体肥料を週一でやるか、化成肥料を規定量施肥します。収穫までが短いので、調整しやすい液体肥料が便利です。これが2回めの間引き作業です。間引いたものはスプラウトとしてサラダにして食べましょう。
管理場所・日当たり
できるだけ日当たりで栽培します。とはいっても、南向きのベランダであれば、収穫は十分可能。日当たりが強すぎても苦くなるので、ベランダ栽培がよいです。
収穫
草丈が20cmくらいになったら、収穫します。大きくなるとアクが増えて、おいしくないので20cm以下が無難です。
根本をハサミで切ってください。手で引っこ抜くと、収穫予定でない隣まで抜いてしまいます。
全てを収穫したら、同じ土でもう一度、種をまいて収穫します。一般的な培養土で植えていたら、そのままで3回くらいは収穫は可能。でもできれば、土や有機物や肥料を足しておくといいです。
肥料について
小松菜は肥料が切れると葉っぱが黄色くなってくる。また、肥料が少ないとトウが立ちやすいというのもあり、心当たりがあるなら肥料を増やしてみましょう。
病気・害虫
ナメクジ・
アブラムシ・ウリハムシ・モンシロチョウ(芋虫)・コナガ(芋虫)・
ハモグリバエ(
エカキムシ)・
ヨトウムシ・
ベト病・
サビ病・
炭そ病・萎黄病・ヒヨドリ・
ウドンコ病
とあらかたの
害虫・
病気は発生する。中でも芋虫系は春〜夏にどうしても発生するので、秋まきで栽培すると見ないで済む。
春〜夏に栽培する場合は、種まきの時点からプランターを防虫ネットで覆うことでほぼ予防できます。
より詳細な栽培について
このページは小松菜栽培を簡略したもので、より詳細な情報は
にまとめてあります。
より理解を深めたい場合はこちらを参考にしてください。
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