リナリア・プルプレアの育て方
目次
リナリア・プルプレアとは?管理場所水やり肥料植え替え・植え付け冬の刈り込み病害虫最後に関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- リナリア・プルプレア
- 科名
- ゴマノハグサ科
- 属名
- リナリア属
- 学名
- Linaria purpurea
- 別名
- 紫海蘭
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 初心者向け
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リナリア・プルプレアとは?
リナリア・プルプレアは
ゴマノハグサ科(
オオバコ科のこともある)
リナリア属(ウンラン属)の地中海原産の
宿根草。晩春から初夏にかけて開花し、開花が終わって冬になると枯れ込みますが、株元に新芽が出て、これで越冬し、春になるとまた
花茎を伸ばして開花します。
草丈が70cm〜100cmと高く伸び、花も縦のラインで咲くため、庭の後景かその手前に植えると立体感が出て綺麗になります。
宿根草で来年も芽吹くのですが、株の寿命が短く、2年〜3年で株が弱って消えてしまう上に、
一年草リナリアの方が派手なので、一年草の方がよく流通しています。一年草タイプと同じで
こぼれダネで増え、株は寿命で消えますが更新はされて毎年開花します。なので、一年草リナリアと宿根リナリアの違いは、「一年草か?宿根か?」ではなくて「草丈や花の咲き方や色合い」です。
草丈70cm〜100cm
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管理場所
日当たりを好み、春・秋・冬は戸外の日当たりで管理します。夏の暑さには若干弱いが、
半日陰の風通しの良い場所であれば
暖地でも
夏越しは可能なので、庭植えの場合は戸外の風通しの半日陰で管理します。
耐寒性がありマイナス15度〜マイナス25度とかなり寒さに強い。
水やり
鉢植えであれば土が乾いたら水をやります。水をやりすぎると
根腐れしたり、葉っぱが蒸れて腐ってしまうので乾燥気味に管理します。
庭植えにした場合は、自然に降る雨だけでほぼ大丈夫です。
肥料
鉢植えの場合は、気温が上昇して活動を始める直前の3月に緩効性化成
肥料をやります。これは今後の花のための肥料です。開花が終わり、
種子ができ、冬の準備をする10月〜11月にも緩効性化成肥料をやります。
庭植えの場合は、3月にだけ緩効性化成肥料をやります。
植え替え・植え付け
種まきは9月〜10月。もしくは同時期に苗を購入して植え付けると、2年目に開花します。
種まき手順
ポットに種まき
用土を入れ、タネを数粒まいて、土を5mmほどかぶせます。土を分厚くかぶせると発芽しないので気をつけてください。あとは乾燥しないように水をやり、明るい日陰で管理していると発芽します。
発芽して、葉っぱが4枚以上になったら植え付けます。
用土
一般的な花と野菜の
培養土で植え付けます。自作する場合は
赤玉土6
腐葉土3川砂1を混ぜたものを使います。
酸性の土を嫌うので庭植えにする場合は
苦土石灰で中和します。培養土は中和しているので苦土石灰を混ぜる必要はないです。
鉢植え
7号〜8号に1苗を植えます。鉢植えの底の穴を網で塞いで、その上に
軽石を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
庭への植え付け
植え付けの1週間前に深さ30cmを掘り返して、苦土石灰を混ぜて中和させます。 1週間寝かせて中和反応が終わったら、庭土に腐葉土か
堆肥を2割〜3割ほどまぜて用土とします。さらに1週間経って土が馴染んだら、株を入れて、水をシッカリとやります。株間は30cmあけるようにします。
冬の刈り込み
冬になると伸びていた花茎や葉っぱが枯れ込み、その根元に小さな新芽が出てきます。冬はこの新芽で越すので、地上部の枯れた部分はバッサリと取り除きます。放置していても、生育には問題ないのですが、春になってまた芽吹いたときに、刈りにくく、混在するとみっともないので、冬の間に刈り込んでおきましょう。
病害虫
ほとんどない。
最後に
宿根草リナリア・プルプレアは色合い・姿が他の植物と喧嘩せずに調和してくれ、風に揺らぐ様子は涼しげで綺麗です。メインではないですが、だからこそ手間がかからないのはありがたいです。
より派手で草丈の低い一年草リナリアと使い分けるといいでしょうね。一年草リナリアはこちらからでどうぞ。
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