レウコフィルムの育て方…成長速度は?剪定の時期と手順は?

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レウコフィルムの基礎データ

レウコフィルム
科名
ゴマノハグサ科
属名
レウコフィルム属
学名
Leucophyllum frutescens
耐寒
マイナス5度
水やり
乾かし気味に
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
レウコフィルムの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。

レウコフィルムの特徴は?

レウコフィルムはアメリカ南部〜メキシコに自生するゴマノハグサ科レウコフィルム属の常緑低木。春から秋にかけて咲き、初心者でもこぼれるように咲かせることが出来ます。特に秋以降の開花は、花の少ない時期に目立って咲くので印象に残る。

耐寒性がありマイナス5度まで耐えます。夏の暑さにも意外と耐性があって、暖地中間地では年々大きく育って毎年咲きます。

銀葉で美しい葉っぱはカラーリーフとしても十分鑑賞できます。これに花が咲き、その上育てやすいとあっては…流通しづらいです。毎年簡単に咲く花はホームセンターや花屋さんでは出回りません。ネットショップ買うのが早いです。
樹高1.5m〜2m
1.8m
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成長速度は?

年間で80cmほど大きくなります。ちなみに10cmくらいまで剪定して切り戻してもちゃんと復活するくらいに強い植物です。

剪定の時期と手順は?

剪定は花が終わる11月に行います。冬は地上部の生育が鈍くなりますし、ここでさっぱりと半分ほど切り戻すと、根の負担が減って、春に新芽が出やすくなり、翌年の花の量が増えます。

乾燥した地域の植物なので花芽分化は土が湿ってからある程度の気温があると始まるようなので、気温が上昇するまでであれば剪定は可能です。

地上部と根の量は連動していて、例えば種子が発芽すると、まず根が伸びてから、根の量に合わせて葉っぱが出てきます。だから剪定して枝葉を減らしておくと、春に一気に新芽が出やすいってわけです。

植え付け・植えかえ

時期と頻度

レウコフィルムは庭植えでも、鉢植えでもOK。

植え替え・植え付け時期は春〜秋ならいつでも大丈夫です。開花のことを思うと3月の新芽が出始める頃が理想です。初めて苗を植える場合は、流通数が少ないので、見つけ次第買って、即植えるつもりじゃないと出会えません。

株の大きさにもよるのですが、成長が遅いので、植えつけてから開花するまで2年か3年とも。

用土

乾燥地帯の植物で、過湿に弱いです。あまりに水ハケが悪いようならば根腐れを起こしてしまいます。培養土で十分です。もしくはこれに川砂やパーライトを1割ほど混ぜて水はけをよくします。

自作なら赤玉6腐葉土3川砂1です。

鉢植えの植え替えの手順

8号〜10号鉢に1苗を植えます。

鉢植えの場合は、鉢底の穴を鉢底ネットで塞いで土が出ないようにしてから鉢底石を2cmから3cmほど入れて、苗を植え、最後に水をやります。

植え替えの場合は、現在より一回り大きな鉢…1号か2号大きな鉢か、同じ大きさの鉢を用意し、古い土を三分の一ほど落として根を整理してから植え替える。

地植えの植え付けの手順

地植えの場合は、30cmの深さと30cmの直径の穴を掘って、掘り出した土に腐葉土を3割か4割入れて、化成肥料を少量入れて、よく混ぜて用土とします。穴に半分ほど土を戻して、株を植え、たっぷりと水をやって完成です。

管理場所…日当たりは大事

日光が不足するとテキメン花が減ります。春から秋は日当たりのよいところで管理して下さい。地植えの場合は日当たりに植えましょう。

ジメジメした環境を嫌いますので、梅雨と秋雨の時期に元気がなくなりますし、夏の暑さにも、冬の寒さにも弱ることがあります。鉢植えにしておいて、その都度動かした方が安全です。

耐暑性があるのですが、そうはいっても今の日本の暑さは自生地のメキシコ以上。そこで鉢植えならば真夏は半日陰に移動させて株の衰弱を防いだ方が秋以降の花の勢いが違います。庭植えにした場合はそのまま放置でいいです。

越冬

マイナス5度まで耐えられるから、関東南部以西の平野部ならば戸外で十分越冬できます。土が凍ると根が傷んで枯れてしまいます。土が凍るほどの地域ならば、室内に入れるか、根本にワラや腐葉土を敷き詰めて凍結を防ぎます。

鉢植えは地植えに比べると寒さが根に染みやすく、枯れやすいので注意しましょう。地植えなら越冬したのに、鉢植えは寒さで枯れた〜ってのはよくあります。

冬に雪に当たると葉を落としてしまいます。ですが枯死するわけではないので、そのまま春を待って復活を待ちましょう。春になってから寒の戻りで葉っぱが落ちることも。

水やり…やりすぎ注意!

乾燥地帯の植物で、比較的乾燥に強く、過湿に弱く、水をやりすぎると根が腐って枯れてしまいます。乾燥気味に管理するのがコツです。

地植えの水やり

地植えの場合は、自然に降る雨だけでほぼ大丈夫で、あまりに乾燥して元気が無いなら水をやりますが、あとは放置です。

鉢植えの水やり

鉢植えの場合は、土が乾いていたら水をやります。受け皿にたまった水は捨ててください。春から秋にかけては晴れていたら、ほぼ毎日水をやることになります。面倒なので庭植え推奨です。

冬はレウコフィルムの生育が止まり、水をジャブジャブとやっているとすぐに腐ってしまいますので、土が乾いてから数日たって水をやるようにします。

挿し木で増やそう

春(5月から6月)あたりに、レウコフィルムの新枝でしっかりしたもの10cmから15cmほどを切って、下の葉っぱを落として、上の葉っぱを数枚残したものを作ります。切り口を水に1時間ほど浸けて水揚げをします。

赤玉土小粒単用の苗床に挿して、乾燥しないように日陰で管理します。発根したら庭植えにしたり鉢植えにする。発根までは1ヶ月くらいかかる。切り口に発根剤を塗ると成功率が上がります。

肥料

生育時期の春(4月〜7月)と秋(9月〜10月)に緩効性肥料(化成肥料)を根本にやるか、春(4月〜7月)と秋(9月〜10月)にかけて液体肥料をやります。

真夏はあまりの暑さで弱って生育が止まるので、肥料を控えます。肥料は花のつき具合・生育に影響します。

病気・害虫

カイガラムシアブラムシスス病が発生します。

スス病はカイガラムシやアブラムシの排泄物にはえるカビで、黒く変色して落ちません。カイガラムシやアブラムシが発生したら駆除しましょう。
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