サポナリアの育て方
目次
サポナリア(ソープワート)の特徴は?水やり肥料植え替え・植え付け管理場所花ガラ摘み病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- サポナリア
- 科名
- ナデシコ科
- 属名
- サポナリア属
- 学名
- Saponaria officinalis
- 別名
- サボンソウ、シャボンソウ、ソープワート
- 耐寒
- マイナス15度〜マイナス20度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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サポナリア(ソープワート)の特徴は?
サポナリアは南ヨーロッパに自生する
ナデシコ科サボンソウ属(サポナリア属)の
多年草(
宿根草)。サポニンという成分が含まれて、葉を濡らして擦ると泡が立ち、石鹸として利用されてきました。別名の「サボン」「シャボン」は石鹸のことです。
サポニンは魚毒性があり、サポナリアの近くに魚を飼っている池などがあると魚が死ぬことがあるので、栽培は避けましょう。
一重咲きのサポナリアは一回植えると
こぼれ種で翌年も生えてくる強い植物なので、これといって手を掛ける植物ではありません。八重咲きは種ができない(できにくい)ので増えません。
草丈30cm〜70cm
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水やり
乾燥に強い植物で、庭植えにした場合は自然に降る雨だけで十分です。
鉢植えの場合は、土が乾いたら鉢底から水が出るくらいにしっかりとやります。乾燥を好み、
水やりが多いと
根腐れするので、控えめにします。受け皿にたまった水は捨ててください。
肥料
痩せ地を好み、
肥料が多いと徒長して折れやすくなります。庭植えの場合は、追肥は不要です。鉢植えは春と秋に化成肥料を少量やると花がよく咲いていいです。
植え替え・植え付け
時期
春(3月〜5月)か秋(10月〜11月)に植え付け・植え替えをします。
用土
一般的な花と野菜の
培養土に
パーライトを混ぜたものを使います。自作する場合は
赤玉土7
腐葉土3を混ぜたものを使います。
庭植えの場合は、庭土に腐葉土か
堆肥を混ぜ、
水はけが悪いなら
軽石・川砂・パーライトなどを入れて
水捌けをよくしましょう。
鉢植え
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に
用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
植え替えの場合も古い鉢から株を取り出して、土を3分の1落として、同じ大きさの鉢か、一回り大きな鉢に植え替えます。植え替えの際に株分けもできます。適当にナイフで切って分けて、別々に植えればいいです。
庭植え
深さ20cm〜30cmの穴を掘り、掘り出した土に
苦土石灰を混ぜて中和させます。中和は1週間〜10日かかるので、反応が終わってから、腐葉土か堆肥を1割か2割を足してよく混ぜて用土とします。 すでに十分な有機物があるならば、腐葉土・堆肥は足しません。
サポナリアは水はけの良い土を好むので、水はけが悪いなら、軽石小粒・川砂・パーライトなどを入れて水捌けをよくしてください。
穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。複数株を植える場合は株同士は40cm〜50cm空けて植えてください。
管理場所
日当たりのよいところで管理します。
耐寒温度はマイナス15度〜マイナス20度と、かなり寒さに強いので、寒冷地でも防寒しなくても越冬します。
花ガラ摘み
花がしぼんだら、花を摘むことで次の花が咲きやすくなります。花を放置していると、
こぼれダネでまた来年も開花するので、全てを摘まずに、残しておくといいです。
病害虫
白絹病、
アブラムシが発生します。
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