カランコエ・ファングの育て方
目次
カランコエ・ファングの特徴は?水やり肥料植え替え・植え付け管理場所挿木病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- カランコエ・ファング
- 科名
- ベンケイソウ科
- 属名
- カランコエ属
- 学名
- Kalanchoe behalensis ‘Fang’
- 水やり
- 乾かし気味に
- 場所
- 室内
- 難易度
- 上級者向け
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カランコエ・ファングの特徴は?
カランコエ・ファングは、
カランコエのベハレンシス属の夏型の
多肉植物。
カランコエ属の「仙女の舞」と「
月兎耳」の種間交雑種ではないか?とされています。12月から6月頃ですにかけて黄土色またはピンク色の小さな花を咲かせますが、メインは花ではなく、このモフモフの葉です。
銀色がかったグリーンの葉にベルベット様の軟毛が生え、葉の裏には突起があります。触り心地がよく、動物の耳のように見えます。このあたりは月兎耳に似たんでしょうか?
日光を好むため、基本的には日当たりの良い場所で育てますが、夏場には風通しに注意が必要です。多肉植物なので、適度な
水やりと排水を確保することも重要です。
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水やり
ファングは多肉植物であり、水を貯める能力に優れています。そのため、年間を通して、乾き気味の水やりの管理をするようにし、基本的には土が乾いてから水を与えるようにします。土が1週間以上湿っている場合は水の量が多すぎる可能性があるため、過剰な水やりにも注意しましょう。
成長期の春と秋には、土が乾いたらたっぷりと水を与え、鉢底から水が流れるまで与えます。水を与えた分だけ、春の成長期にはファングはよく成長します。
夏場は多湿になるため、過剰な水やりには注意し、葉の上に水が溜まらないようにします。涼しい夕方に水やりを行います。
冬は水やり頻度を半月から1ヶ月に一回程度にします。真冬はファングの休眠期であり、0度を下回る場合には水やりを止めて断水します。これにより、寒さに耐えることができます。
肥料
基本的に、ファングは
肥料をほとんど必要としませんが、成長が遅い場合には、春と秋の生育期に液体肥料を与えましょう。ただし、過剰な施肥は株を傷つけることがあるため、注意が必要です。冬の休眠期には、肥料を与えないようにしましょう。
植え替え・植え付け
時期・頻度
春から夏にかけてが適期です。苗を丈夫にするため、この時期に購入することがおすすめです。真冬と真夏は株が弱って枯れる可能性があるため、これ以外の季節に行います。
鉢の中で根が詰まっている場合は、植え替えが必要です。根を整理した後、少し大きめの鉢に植え替えることで、より大きくなります。ファングは1〜2年に1度の割合で植え替えが好ましいです。
用土
多肉植物
用土・
サボテンの土で植え付けます。
鉢の植え替え・植え付け手順
植え替え前には水やりを1週間ほどストップし、乾燥させておきます。鉢から株を取り出し、このまま土を落とさないで一回り大きな鉢に植え替えてもいいです。ですが、土を整理し、根を1cm以下に揃え、2日程度切り口を乾かした後に植え替えを行うと、根を伸ばそうとして、生長しようとするため、植え替え後に元気な株になります。
鉢底ネットで底の穴を塞ぎ、その上に
軽石を2cm〜3cm入れます。
その上に用土を入れて、株を植え、隙間に用土を詰め込みます。根回りに用土を詰め込む際は、根を傷つけないように注意し、力を入れすぎないようにします。
植え付け後1週間は水やりをしないようにします。すぐに水やりをすると
根腐れを起こします。
管理場所
ファングは、年間を通して風通しの良い、直射日光が当たる場所で育てるのが良いですが、真夏は直射日光に
葉焼けしますので、夏だけは風通しが良く、明るい日陰か室内で遮光して管理しましょう。
生長適温は20〜25度で、耐暑性がありますが、0度以下では枯れてしまうため、5度以下になったら室内に入れましょう。冬でも日中は日光を浴びせ、明るい窓辺で管理します。冬に日光が不足すると株が弱り、春以降に弱い日光でも葉焼けしやすくなりますので、冬にできるだけ日光に当てましょう。
ファングは高温多湿に弱いので、梅雨の時期は雨に当てないようにするか室内に取り込みます。
挿木
挿し木を行う場合、一番元気な春の時期(4月〜5月)が最適です。
カットした挿し木の下の葉を取り、切り口を1週間ほど明るい日陰で乾燥させます。多肉植物用の土に挿してから2週間ほどで発根します。最初の10日間は明るい日陰で水を与えずに管理する必要があります。その後、様子を見てから水やりを行います。最初から水やりをすると、挿し木が腐ってしまい、枯れてしまう恐れがあります。
病害虫
ワタムシ、
カイガラムシ、
夜盗虫、
アブラムシ。
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