アガベ・吉祥天の育て方
目次
アガベ・吉祥天の特徴は? 水やり 肥料 植え替え・植え付け 管理場所 剪定・切り戻し 病害虫 関連記事 学名などの基礎データ
最終更新2023-04-25
植物名 アガベ・吉祥天
科名 キジカクシ科
属名 アガベ属
学名 Agave parryi var. huachucensis
別名 アガベ・パリィ
耐寒 マイナス10度〜マイナス15度
水やり たまにやる程度
場所 外の日なた
難易度 初心者向け スポンサーリンク
アガベ・吉祥天の特徴は? アガベ・吉祥天はメキシコ原産の
キジカクシ科 アガベ属 の
多年草 。ロゼット型に広がる青白い葉っぱが割と規則正しく並び、葉っぱのフチには赤黒いトゲが伸びる。成長が遅く、なかなか大きくならないが、充実すると開花し、花が咲くと、その株は枯れる。子株はできるが、他の多肉系と比べるとできにくいので、株を増やす場合は実生がメインとなる。
吉祥天は厳密に言うと
アガベ ・パリイの中の「Agave parryi var. huachucensis」に当たるが、パリィとその亜種・変種・品種などは全て漠然と吉祥天と呼んでいることが多くて、ネットショップで「吉祥天」とあっても実際は思っていたのとは別種ということは十分あります。とはいえ育て方は同じです。
栽培の詳細は
アガベ を参考にしてください。
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水やり 春〜秋は
水やり は土がしっかりと乾いてから、鉢底から水が出るくらいにしっかりとやります。受け皿に溜まった水は捨てましょう。水やりがちょっと多いと徒長し、もっと多いと
根腐れ します。
冬は活動がほぼほぼ止まっているので水やりを控えるといいですが、完全に断水すると枯れるか、かなり危険な状態になるので、土がカラカラになったら土の表面を濡らす程度の水やりをしましょう。たっぷりと水をやると春までに根腐れします。
肥料 春から秋のうち20度〜25度の時期に薄い液体
肥料 を2週に一回やるとよいです。夏と冬は肥料はやらないでください。
植え替え・植え付け 時期・頻度 活動が始まる頃の4月〜5月に植え替えをします。もしくは涼しくなった9月下旬〜10月に植え替えをします。植え替えは土の劣化で根腐れを起こしてしまうので2年か3年に一回は行います。
用土 用土 は
多肉植物 の土を使う。もしくは
赤玉土 7
腐葉土 2
パーライト ・川砂・
軽石 を1混ぜたものを使う。とにかく
水はけ のよいものを使う。
植え替えの手順 植え替えをする10日前から水やりをストップして、乾燥させておきます。10日後に鉢から株を取り出し、古い土を3分の1を落として、傷んだ根を取り除いておきます。
根詰まり してギチギチになっている場合は、ハンマーで鉢を叩き割ってでも取り出しましょう。
新しい鉢は同じ大きさの鉢でもいいですし、1号だけ大きい鉢でもいいです。用意した鉢底の穴を鉢底ネットで防ぎ、その上に鉢底石を2cmほど入れ、その上に用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れます。水やりはせず、そのまま日陰で1週間ほど管理して養生します。いきなり水をやると根腐れを起こしますし、日向で管理すると調子を崩します。
1週間経ってから水やりを再開し、日当たりに移動させます。
管理場所 日当たりを好みますので、春・秋は日当たりか
半日陰 で管理します。 雨ざらしでも土の配合の水はけがよければ問題ないです。夏は暑さで少し弱るので、風通しの良い半日陰に移動させるか、寒冷紗などで遮光しましょう。
冬の管理場所 冬の寒さには強めで、マイナス10度〜マイナス15度まで耐えます。多少の霜なら問題ないですが、土が凍結すると枯れるので、土が凍結する環境であれば室内に取り込むといいです。
マイナス15度まで耐えるのに、土が凍結すると枯れるのは意味が分からないですが、「土に水が含まれていて、地温がマイナス10度になる」ということは自生地にはないので、吉祥天に対応する能力がないわけです。逆に言えば、土に水が含まれていなければ枯れないのですから、土の水はけがよいと東北で地植えも可能です。
剪定・切り戻し 古い葉っぱから枯れてきますが、これは生理現象で単に新しい葉に入れ替わっただけです。枯れた葉は取り除いてしまいましょう。
病害虫 アブラムシ 、
カイガラムシ 、
ハダニ スポンサーリンク
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