カランコエ・唐印の育て方
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x最終更新画像投稿カランコエ・唐印の基礎データ
- 科名
- ベンケイソウ科
- 属名
- カランコエ属
- 学名
- Kalanchoe thyrsiflora Harvey
- 別名
- デザートローズ、カランコエ・シルシフローラ
- 耐寒
- 5度
- 水やり
- 乾かし気味に
- 場所
- 日の当たる室内
- 難易度
- 中級者向け
唐印(トウイン)の特徴は?
唐印(トウイン)は南アフリカに自生するベンケイソウ科カランコエ属の多年草。多肉植物で葉っぱに水を溜め込む性質があり、乾燥に強いです。寒さに当たると紅葉し、その様子がバラのようなので、「デザートローズ」という別名もあります。
水やり
土がカラカラに乾いてから、鉢底から水がしっかりと出るまで水をやります。夏は生育が弱るので水やりを控えましょう。冬は寒さで生育が止まるので水やりを控えましょう。
そもそも乾燥に強いですし水やりが多いと徒長して不恰好になりやすいので、控えめがコツです。肥料
春と秋に化成肥料を一回づつやるか、春と秋に水の代わりに液体肥料をやります。生育が止まる夏と冬は肥料をやらず、肥料成分が残らないようにしてください。残っていると根が傷んで弱ってしまいます。
ちなみに液体肥料は2週間くらい残り、化成肥料は一ヶ月ほど残るので、計算して控えましょう。
植え替え・植え付け
時期・頻度
3月〜5月に植え替えをします。一番適しているのは春ですが、春に植え替えができなかった場合は9月〜10月に涼しくなってから植え替えます。
二年に一回植え替えをします。ただ、鉢底から根が出てきていたり、根詰まりしているようなら一年しかたってなくても植え替えをしましょう。
植え替えはダメージになり、植え替えを頻繁にしていると紅葉しにくいので、紅葉を狙うなら植え替えは控えるといいです。
用土
多肉植物の土でも、一般的な培養土でもいいですが、一般的な培養土で植える場合は水やりが根腐れを起こしやすくなり、水やりが繊細になるので、初心者や自信がない人は多肉植物の土で植えるといいです。
鉢の植え替え・植え付けの手順は?
植え替えの10日前から水やりをストップします。土が濡れていると、植え替え後のダメージで弱っているときに雑菌が繁殖してしまいます。
鉢から株を取り出し、土を半分〜三分の一ほど落として、新しい鉢に植え替えます。鉢は現在のと同じ大きさでもいいですし、1号か2号だけ大きな鉢に植え替えてもいいです。
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れます。水はやりません。
そのまま1週間、水をやらずに日陰で管理して養生してから、通常に日当たりに戻して、やっと水やりを再開します。
子株が出ている場合は、これを株分も可能です。切り離して切り口を日陰で乾燥させてから、土の上に置いておくと根が土の中に伸びて根付きます。しばらくは水をやらずに様子を見て、根付いたら水やりを再開します。
管理場所
春と秋は戸外の日当たりで栽培します。夏の気温が30度以上になる時期は暑さで弱るので、半日陰に移動させます。
耐寒温度5度で寒さには弱いので、冬は室内の日当たりで管理します。室内で管理する場合は、暖房の風が直撃しないようにしてください。徒長・仕立て直し
日光不足・肥料過多・水やり過多などの理由で、徒長することがあります。この場合は子株を切り離して育て、環境を見直して、仕立て直しましょう。
子株は切り口を乾かして、半日陰で水やりせずに土の上に置いていると発根します。これを植え直せばいいです。病害虫
貝殻虫が発生します。カイガラムシは歯ブラシで削ぎ落としてもいいですが、前もってオルトランなどの浸透性の薬剤を使っておくとほぼ見かけないです。
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