ゴレンシの育て方
目次
ゴレンシの特徴は?水やり肥料植え替え・植え付け管理場所剪定・切り戻し病害虫関連記事学名などの基礎データ
x最終更新- 植物名
- ゴレンシ
- 科名
- カタバミ科
- 属名
- ゴレンシ属
- 学名
- Averrhoa carambola
- 別名
- 五斂子、スターフルーツ
- 耐寒
- 5度
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 上級者向け
スポンサーリンク
ゴレンシの特徴は?
ゴレンシ(五斂子・スターフルーツ)はインド〜東南アジアや南米などで栽培される
カタバミ科の常緑高木。果実が食用で切ると星形なのでスターフルーツとも呼ばれます。
春(5月)に開花し、それが夏に太って熟して秋(10月)に収穫します。種を発芽させて株をつくることができますが、親株の性質を受け継がないことも多く、収穫まで6年以上かかるので通常はしません。
暖かい地域の植物で日本では宮崎〜沖縄の限られた暖かい地域でないと収穫のための栽培は難しいですが、耐寒温度は5度と割と寒さに強いので、室内に取り込めば他の地域でも越冬させることは可能です。
樹高5m〜10m
スポンサーリンク
水やり
庭植え・畑植えの場合は自然に降る雨だけでほぼ大事です。あまりに乾燥する時期は
水やりをしてください。
鉢植えの場合は春と秋は土が乾いたら水やりをします。夏は乾燥するので朝夕の2回しっかりと水をやります。冬は寒さで活動が止まっているので土が乾き切ってから水をやる程度に抑えます。
肥料
ゴレンシが活動を始める前の3月〜4月に一回、化成
肥料か、もしくは
油粕と骨粉を混ぜたボカシを根に当たらない様に株の周囲に穴をほって埋めます。埋める量は説明書きに書かれているので、その量を埋めてください。
できれば結実後の6月〜7月に実を太らせるための肥料をやるといいです。
植え替え・植え付け
時期・頻度
春に植え付け・植え替えをします。鉢植えの場合は
根詰まり予防と土の劣化対策のために毎年か2年に一回植え替えをします。
用土
庭植えの場合は庭土に
腐葉土か
堆肥を入れて
用土を作ります。
鉢植えであれば一般的な花と野菜の
培養土に、川砂か
軽石小粒を1割か2割足して
水はけをよくしておきます。自作する場合は
赤玉土7腐葉土3に化成肥料を混ぜたものを使います。
冬に室内に取り込む場合は
観葉植物の土に川砂か軽石小粒を混ぜて使うといいです。
鉢植えの植え付け・植え替えの手順は?
8号〜10号かそれ以上の大きさの鉢に1苗を植えます。大きいと植え替えが大変ですが、ゴレンシの健康のためには大きい方がいいです。
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
植え替えの際は古い鉢から株をとりだし、古い土を3分の1ほど落として、植え替えましょう。
庭植えの手順は?
庭の土を深さ40cm〜50cmを掘り、掘り出した土に腐葉土か堆肥を元の土に対して2割ほど入れ、化成肥料を説明書の容量を入れ、よく混ぜて用土とします。穴に用土を半分戻して、ゴレンシの苗を入れて、隙間に用土を入れていきます。最後にしっかりと水をやって完成です。
管理場所
日当たりで管理します。春〜秋は戸外の日当たりで管理します。水切れを起こしていなければ、真夏の強い日光にあたっても大丈夫です。
冬の管理
耐寒温度は5度ですが、昼夜の温度差が大きいと
ストレスで弱ってしまいます。冬に霜の降りない地域なら理屈上は越冬できるのですが、温度差があると枯れることがあります。
室内管理の場合、昼は暖房がかかって18度になっているけど、夜中は暖房を切って5度になると温度差がありすぎて、枯れることがあります。最近は家の断熱材が優秀で、夜中でも10度以下にならない家も多くなっていて、そんな家では問題ないです。できれば最低最高温度計で計測しているといいです。
剪定・切り戻し
剪定は3月〜4月に行います。樹形は乱れにくいですし、日本で栽培すると樹高は3m以下にまとまりやすいので、剪定は密生を防くために枝を間引いて、枯れ枝を落とし、変な方向に伸びた枝を落とす程度にしておきます。
病害虫
ハダニが発生します。
ハダニは乾燥すると発生するので、葉っぱに水をかけたり、霧吹きで葉っぱに水をかけると予防できます。水をかけるときは葉っぱの裏にも水をかけましょう。
スポンサーリンク
関連記事
カタバミ科