コーヒーの木の育て方…植え替えに適した時期は?
目次
コーヒーの特徴は?植えかえ管理場所・日当たり水やり肥料病害虫トラブル雑記関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- コーヒー
- 科名
- アカネ科
- 属名
- コーヒーノキ属
- 学名
- Coffea Eucoffea
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 日の当たる室内
- 難易度
- 中級者向け
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コーヒーの特徴は?
コーヒーの木は
アカネ科で、アフリカ西部~中部・マダガスカル周辺地域に野生種が分布しています。常緑であることから
観葉植物として観賞されます。
剪定にも耐えるために観葉植物に向いています。
発芽してから3年から5年で花をつけるようになります。花は真っ白く
ジャスミンに似た香を持っていて、コスタリカではコーヒーの花から抽出した香水があるそうです。
通常の観葉植物と同じくらいの大きさ(1メートル30センチくらい)になると日本でも花を咲かせます。花が咲いているときに戸外に出しておくと、昆虫が受粉してくれて実が出来ます。この実が熟すまで9ヶ月掛かります。種類によって赤や紫、黄色に熟してから実を割ると中に二つの種が入っています。これがコーヒー豆ですが、これをいつも飲んでいるコーヒーにするには焙煎して挽かないといけません。
収穫を目的とするのはやめときましょう。観葉です。
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植えかえ
適した時期は?
コーヒーの木は根を張るスピードが速く、春~夏の生育期の間に鉢が
根詰まりを起こすことが多いです。そこで2年に1回、5月に一回り大きな鉢に植え替えるか、余計な根を処理する必要があります。
植え替えは
ストレス。根詰まりなどの症状が出ている場合は、5月に限らず植え替えた方がいいですがそれでも、真夏(梅雨明け〜9月)や真冬(12月〜2月)の植え替えは避けましょう。
用土
用土は観葉植物の土を利用します。
植え替えの手順
古い鉢から株を取り出して、古い土を半分か3分の1ほど落とし、傷んで変色した根をハサミなどで切って取り除きます。新しい鉢は同じ大きさでもいいし、ひとまわり大きなものでもいいです。この新しい鉢の鉢底に網を敷き、鉢底石として
軽石を2cm〜3cmほど入れてから、用土を少し入れてから、株を入れます。隙間に新しい土を追加して、最後にしっかりと水をやります。
植え替えをしたら、根が落ち着くまでは新芽が出たり生育しません。植え替え後は二週間くらいは日陰か
半日陰で養生すると回復が早いです。また、植え替え直後は
肥料はやらないでください。肥料は逆に根にストレスになります。
欲張って大きな鉢に植え替えると、冬に水が蒸発しきらずに
根腐れを起こしやすいです。大きめの鉢にする場合でも一回り大きい鉢にしておきます。ひと回りとは現在より1号か2号ほど大きい鉢のこと。詳細は以下のリンクを参考に。
管理場所・日当たり
日光を好みますが、ある程度の対陰性があり、一年中カーテン越しの日当たりでも十分。観葉植物として育てるならさほど日光はいらない。ただし、日光が少ないと花が咲かないです。
そこで花を咲かせたいなら、春から秋は戸外でも管理します。戸外に出すときは最低気温が10度を切らなくなってから。真夏の直射日光だと
葉焼けをすることがあるので、夏は半日陰の場所に移動させます。
百均で買ったような…小さな苗のときは強い日差しに弱いので、室内の日当たりでカーテン越しの日を当てるようにします。
夏の管理について
コーヒーの木は暑さには耐性がありますが、夏の強い直射日光を浴びると葉焼けを起こして変色してしまいます。コレを防ぐために、戸外んらネットで日除けをしてやったり、室内に取り込んで、レースのカーテンなどで遮光してあげます。
自生地では夏の直射日光をサンサンと浴びているのに、なぜ葉焼けするのかというと「耐性がなく」て「幼木」だからです。春から戸外で日光に当てていると、葉焼けしにくくなりますが、完全には予防できないので、夏は遮光するか半日陰管理にしましょう。
越冬…冬は室内で管理
コーヒーの木は10度以下で落葉し、5度以下で枯れます。他の観葉と同じくらいです。戸外で管理していた場合は最低気温が10度を切る前に室内に取り込みましょう。
冬もよく日が当たる場所で管理します。可能であれば冬も10度以上の場所で管理します。冬の寒さで落葉しても、即、枯死するわけではないので、すぐに温かい場所に移動させましょう。葉っぱが落ちても根まで枯れてなければ春になれば新芽が出ます。
窓の近くは注意
窓の近くはマイナス5度くらいの寒波が来ると氷点下まで下がるので、寒波が来たら、夜は窓から離して、室内の暖かい場所に移動させましょう。
症状が出るのは春以降…
うっかりと寒さに当てると、冬の間はなんともないのに春に枯れるケースが多いです。一番寒い時期は変化が無く、これからというとき…春以降にグッタリして回復しないなんてこともあります。気をつけましょう。
暖房の風に注意する
冷暖房の風は非常に乾燥していて、これが直撃すると
サボテンだって枯れてしまいます。コーヒーの木も落葉してしまいます。直撃を避ければいいので、移動させてください。
水やり
観葉植物と同じような
水やりをします。春~夏にかけては、土が乾いていたら水をしっかりと、鉢底から水が染み出すくらいにあげてください。コーヒーの木は水切れしやすいですが、しおれても水をやればスグにシャキーンと戻ります。
水が切れるとしんなりし、水をやると復活。というのが普通ですが、しんなりしたまま復活しないことがあります。原因としては根詰まり・水の与えすぎで腐った・真夏の熱い時間に水をやって沸騰して根が傷んだ、などあります。
冬の水やり
冬は成長が鈍化しますので、土の表面が乾いてから数日経ってから水をやるくらいに控えます。冬も水をやるときは底から染み出すくらいにしてください。冬は土への水やりを減らして霧吹きで葉っぱに直接水をやる「
葉水」を行うと、水のやりすぎによる根腐れを防げます。
コーヒーの木は冬も夏も見た感じあまり変化が無いので、冬も夏場と同じ感覚で水をやりがちになります。冬は水を控えてやら無いと根腐れを起こしてしまいますので、土が乾いてから数日経ってから、水をやってください。
肥料
生育期(4月〜9月)に液肥をやるとよく生育します。他の季節は肥料をやらないでください。
病害虫
カイガラムシが発生します。コナカイガラムシは近くに蚊取り線香を立てることで駆除できる、と言う話もあり。
トラブル
葉っぱが白く抜ける
葉脈以外の葉っぱが白っぽくなることを「クロロシス」といいます。葉緑素の「クロロフィル」が抜けることです。原因はミネラル不足だったり、逆に肥料過多、質の悪い肥料を入れた、水不足だったり、排水が悪い、phが合わない、根が虫に食われている…など。条件を再考して対応しましょう。葉焼けの初期症状として白く抜けることもあります。
葉っぱが落ちる?
水切れしたり、暖房の風が当たったり、水のやりすぎで根腐れしたり、10度以下の寒さに当たった…などの理由で落葉します。それぞれの対応をしましょう。根腐れをした場合は水やりの頻度を見直し、できれば植え替えをして腐った根を整理しましょう。
ただ、理由がなくても古い葉っぱは落ちていきます。これは単に葉っぱの入れ替わりであり、生理現象で健康的なことです。気にしないで管理を続けましょう。
雑記
コーヒーの木の品種ははっきりしない。輸入業者も「コーヒーの木」としてしか認識していないと思われる。実がついたら、焙煎して引いて飲んでみるまで分からない??
コーヒーの木は100円均一でも売ってます。その他の百均の植物は以下のページを参考に。
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