ワスレナグサ・もなみの育て方

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ワスレナグサ・もなみの基礎データ

ワスレナグサ・もなみ
科名
ムラサキ科
属名
ワスレナグサ属
学名
Myosotis sylvatica
別名
ワスレナグサモナミ
耐寒
マイナス20度
水やり
水を好む
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
ワスレナグサ・もなみの開花時期…種まき時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。

ワスレナグサ・もなみ

ワスレナグサ・もなみはムラサキ科ワスレナグサ属のミヤマワスレナグサ(エゾワスレナグサ・Myosotis sylvatica)の園芸品種。通常のワスレナグサは寒さに当たって花芽ができ、開花は3月〜4月以降となるのですが、勿忘草・もなみは、寒さに当たらなくても開花します。秋から6月までのかなりの長期間開花し、夏になると高温で枯れてしまう一年草扱いです。夏越しさせようとしなければ、初心者向きの便利なガーデニング材です。

秋から開花はしますが、やっぱり花が多いのは他のワスレナグサと同じで春です。でも、秋から春の長期間開花するのは嬉しい。

夏越しすることも不可能でもないですが、こぼれダネでも来年出てきますので、無理に夏越しさせる必要はないです。ところで、こぼれダネは親の性質を引き継がないため、徐々に秋は開花しなくなります。こぼれダネで毎年、秋から春まで開花!ってのはあんまり期待せず、どこかで引っこ抜く覚悟を持っておきましょう。
草丈20cm

水やり

’もなみ’を鉢植えにした場合は、土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水が出るくらいにしっかりとやります。鉢底から水が出るまでやるのは、土の中の雑菌や排泄物を洗い流すためでもあるので、しっかりとやるようにしましょう。

庭植えの場合は自然に降る雨だけでほぼ大丈夫ですが、根が浅いので日当たりが良い場合は水切れすることもあるので様子を見て水やりをします。

肥料

’もなみ’は開花が多く、肥料を消費するので開花している間は追肥をしましょう。週に一回液体肥料をやるか、一ヶ月に一回化成肥料をやります。ただ、肥料が多いと葉っぱばかり茂って花が咲かないことがあります。’もなみ’に限らず植物には多少厳しい環境の方が花が咲きやすいという性質があります。その場合は肥料を控えると開花するようになります。

開花していない時期は肥料はストップしてください。特に夏は肥料をやらないでください。根を傷めて枯れます。

植え替え・植え付け

時期

秋(10月前後)〜冬に植え付けをします。秋から開花するのが勿忘草’もなみ’のメリットなので秋から植えるようにしたいです。

一年草扱いなので植え替えることはないですが、夏越しした場合は秋に植え替えをしましょう。

種まきの時期と手順

15度〜20度で発芽するので10月ごろに種まきをします。ポットに土を入れ、種をまいて、土を1cmほどかぶせるか、指で穴をあけて、勿忘草’もなみ’の種を入れて埋めます。あとは乾燥しないように水をやっていると発芽します。

本葉が三枚〜四枚になったら、ポット内に根が行き渡らないうちに…早めに、鉢や庭に植え付けましょう。

用土

土は一般的な培養土でいいです。鉢植えなら培養土。庭植えなら庭土に腐葉土堆肥を入れて用土を作ります。

鉢植えの植え付け手順は?

6号から7号鉢に一つの勿忘草’もなみ’の苗を植える。

鉢の底の穴を鉢底ネット(鉢底石)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cmほど入れて、その上に用土を少し入れて、苗を入れる。勿忘草’もなみ’の苗の土は崩さず、ほぐさず、根はいじらないようにし、苗の高さを調整しつつ、隙間に用土を入れて、最後に水をやります。 根をいじると生育不良を起こします。

夏越しした場合の植え替えは?

もしも夏越しした場合は、古い鉢から株を取り出し、土を落とさないで、1号か2号大きな鉢に新しい土を足して植え替えましょう。

庭植えの植え付け手順は?

庭土を深さ20cmほど掘り返して、腐葉土か堆肥を2割ほど追加して、緩効性化成肥料を少量…説明書きの半分ほどを入れてよく混ぜて用土とします。用土を穴に半分戻して、苗を植え付けていく。勿忘草’もなみ’の苗の土は崩さず、解さず、根をいじらないで植え付けます。根を傷つけると生育不良を起こします。隙間に土を入れ、最後に水をやります。これで完成です。

苗同士は20cm以上空けて植えます。

管理場所

耐寒温度はマイナス20度とかなり寒さに強いので、寒冷地での栽培も可能ですが、雪が積もると勿忘草’もなみ’の「秋から開花する」というメリットが薄れるので、雪が積もる地域では植えない方がいいです。

日当たりを好みます。日当たりが良いと開花が多くなるので、できるだけ日当たりにしましょう。半日陰でも開花しますし、枯れませんが花が少ないのでやっぱり日当たりがいいです。

剪定と夏越し

梅雨・夏の高温多湿で腐って枯れるのが通常で、それまでに春から夏の植物に取り替えておくのがいいです。夏越しをする場合は、梅雨前に剪定をして、風通しの良いところで管理しているといいです。

寒冷地では夏越ししやすいです。でも、雪が深い地域では秋から開花する勿忘草・もなみのメリットを活かしづらいというジレンマがありますね。

病害虫

アブラムシ・灰色かび病が発生します。
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