ヤマボウシ・ハナミズキの剪定…剪定時期と手順
目次
ヤマボウシ・ハナミズキの剪定 剪定時期は? 花後の剪定の手順 剪定のコツをもうちょっと 落葉時期の剪定普段の栽培は…関連記事スポンサーリンク
ヤマボウシ・ハナミズキの剪定
剪定時期は?
ヤマボウシ・
ハナミズキは成長が早くありませんから、
剪定すると取り戻すまで時間がかかります。それに自然に生える樹形が綺麗ですから、頻繁な剪定は控えておきます。ただ、生育が遅いとはいえ、本来は大きくなる樹木です。ある程度の樹高…1.5m〜2m以上になったら剪定をして大きさを抑えていきましょう。
花芽ができるのが7月〜8月なので、剪定が適しているのは開花直後から6月まで。もしくは落葉時期。
花後の剪定の手順
まずは、徒長枝といってやたらと勢いがある枝は落とします。徒長枝は上へと伸び、葉っぱはつけますが、花はほとんどつけません。また、枯れた枝も落としてしまいます。
徒長枝をバッサリと落とした結果、上の部分がほとんど丸坊主になると、夏に日光が当たって、幹が傷むことがあります。その場合は葉っぱは残しつつ、剪定するようにします。
剪定する前に、想像しましょう。特に太い枝を落とすときは、よく考えましょう。
その他の枝を剪定していきます。
剪定する場合は、「V」が重なるように剪定をしていきます。枝が「Ψ」となっているのを「V」に切って、枝を間引いていきます。
初心者は太い枝は落としにくいですが、不要ならば落としましょう。大きくなりすぎて剪定している場合、太い枝を落として樹勢を落とすのも大事な目的なので、落としましょう。
このとき、毎回真ん中を落とすのではなく、Vの角度があんまり鈍角だと不恰好になるので、全体をバランスを取りつつ、ときに真ん中以外を落としていきます。
その際、太い枝ばかりを残していると、大きくなりすぎるので、ちょうどいい樹勢になるように、バランスを見て判断します。この辺りは、何度も繰り返してコツを掴んでいくしかないです。
ヤマボウシ・ハナミズキの剪定はプロでもなかなか難しく、やたらと先を切り戻すと枝が増えてゴチャっとなります。不要な枝は根本から切ってしまいましょう。
開花後の剪定で強い剪定をすると、葉が減り、その結果、
夏の花芽の時期に生育が足りずに花が減ることもあるのですが、ヤマボウシ・ハナミズキに強い剪定をするってのは、もう「大きくなりすぎて困った」状態なんで、ある程度は仕方ないと考えましょう。
ノコギリで落とさないといけないくらいに、太い枝を落とした時は
癒合剤を塗って雑菌が入らないようにします。
●ヤマボウシ・ハナミズキは性質として横に広がろうとします。そのため、「Ψ」の外側の2本が太く伸びやすく、放置していると横に大きくなります。街路樹や広い庭ならいいのですが、一般家庭の
シンボルツリーとしては邪魔になるため、「Ψ」の真ん中の枝をちょいちょい残して、横に広がらないようにし、横に伸びた太い枝は、
切り戻して抑えることで、シンボルツリーに適した縦長の樹形を維持できます。
●ヤマボウシ・ハナミズキは高さより横が出やすい。横に伸びる太い枝を落とすことで、栄養が幹にまわって高さが出やすくなる…という理由もあります。
●剪定の手順は、結構人によって違います。上にあげた手順は一つの参考としてください。他の手順と違っていても、どちらかが間違っているってことでもないです。
落葉時期の剪定
秋〜落葉時期の剪定でもいいです、夏に花芽ができていて落葉時期には小さな花芽が見えているので、考慮しつつ剪定することになります。
ちなみに花芽は膨らんでいて、葉芽は細いので、見比べればわかります。剪定の手順は花後の剪定と同じようにするか、邪魔な枝を剪定をして風通しをよくし、幹まで日光が通るくらいにしておきます。
この時期に花後の剪定と同じようにすると、花芽を落とさざるを得ないので、できれば花後を主として、落葉時期は補助的にしたいですね。
この時期も太い枝を切ったときは癒合剤を塗っておきます。
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普段の栽培は…
普段の栽培は
を参考にしてください。
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