ハナミズキ(花水木)の育て方

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ハナミズキの基礎データ

ハナミズキ
科名
ミズキ科
属名
ミズキ属
学名
Cornus florida
別名
花水木・アメリカヤマボウシ
耐寒
マイナス25度〜マイナス30度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
ハナミズキの開花時期…種まき時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。

ハナミズキ(花水木)とは?

ハナミズキ:ハナミズキ(花水木)とは?
ハナミズキはミズキ科サンシュユ属(ヤマボウシ属)の落葉高木。アメリカ原産でミズキ科のヤマボウシに似ていることから「アメリカヤマボウシ」とも。開花は桜が終わった頃から。鉢植えにすることもありますが、大きく育つ植物ですので地植えするものだと考えてください。

ナチュラルガーデンの主木や、庭のシンボルツリーとしても人気があります。ただし樹高は5mから8mまで成長し、花が上を向いて咲くので、成長すると花が見えなくなる。しかし、一青窈の歌の「ハナミズキ」のイメージもあって、まだまだ人気はあります。

樹木としての寿命が80年とされます。
ハナミズキ:補足情報
秋になると早くから紅葉しはじめます。赤くなるんですが、なんというか赤黒い感じで、葉っぱが下を向いているのでキレイと思うかどうかは人によるかなと思います。

赤い実がなりますが、食用ではありません。
草丈5m〜8m
参考:ナチュラルガーデンの主木候補の一覧シンボルツリー

品種

オーロラ

ハナミズキとヤマボウシを交配させたものでステラ系とかハイブリッドハナミズキと呼ばれます。白い花びらに淡い黄緑か、淡いピンクがさす品種。ハナミズキというより、ヤマボウシっぽいです。通常のハナミズキよりウドンコ病に強い。

アルバプレア

白い花びらが八重になり、淡い黄緑が入ります。苗はちょっとお高め。

クラウドナイン

純白の大輪で、白花の代表的な品種。ハナミズキというと本来は赤ですが、この品種を思い描くかもしれない。そのくらいにメジャーです。

水やり

ハナミズキが根付いたら自然に降る雨だけで十分で、水をやる必要はないです。ただし庭樹としては乾燥には弱いので、完全に乾燥させると葉っぱが落ちます。夏は乾燥し切らないように様子を見て水をやってください。他の季節は基本的に水をやりませんが、あまりに日照りが続くようなら水をやります。植え付けしてから三年は根が土に根付いていないので、庭植えでも水やりはしましょう。特に一年目の夏は水切れしやすいので、庭植えでも水やりをしましょう。

水が切れたらどうなる?

水が切れると枝先から枯れ、のちに水が届いていたところからわき枝が出て不恰好になります。これを避けるためにはマルチングをしたり、水やり頻度を増やすなどして避けます。もしくは植え付け時にしっかりと腐葉土堆肥を混ぜて水もちをよくしておきます。

主幹が枯れて脇枝が伸びるのページに詳細にあるので参考にしてください。

肥料

ハナミズキは肥料を欲しがる庭木です。肥料は冬(11月〜3月)に伸びている枝の真下に穴を数箇所掘り、肥料(堆肥・油粕+骨粉のボカシ)をやります。冬にこれが出来なかった場合は花の後(6月)に化成肥料をやります。
開花が非常に多いと栄養を使い果たして、翌年に開花しないことがあります。開花が多いと思ったら、開花後の6月に肥料をやるといいです。これをお礼肥といいます。

植え付け

時期

植え付け・移植時期は落葉後の10月~11月、または暖かくなってきた2月下旬~3月です。寒い地域で植える場合は春の植え付けは温かくなってから…3月〜4月にして下さい。

用土

鉢植えで栽培する場合は、一般的な培養土を使います。自作する場合は赤玉土7腐葉土3に化成肥料を混ぜたものを使います。庭植えの場合は庭土にしっかりと腐葉土や堆肥を混ぜて肥沃にし水もちよくしてから植えましょう。

庭植え

庭に苗木より一回り大きな穴を作り、掘り出した土に腐葉土か堆肥を元の土に対して2割〜3割ほど入れ、化成肥料を規定量入れて土を混ぜて用土とします。穴に用土を半分戻し、苗木を置き、土を隙間に入れていきます。余った土で植えた苗木の周りに土手を作って、そこに水をため、スコップでドロドロにします。水が引くまで放置します。これで土に隙間が無くなり、根が土に馴染みます。
ハナミズキは根が土にしっかりと根付くまで3年ほど掛かります。根が付いていないと花は咲きません。

種子から育てる?

種子から育てることは普通はしません。

赤い実ができて、その中に種子があります。まず果肉を洗い流します。果肉には発芽阻害物質が含まれていて洗い流さないと発芽しにくいです。種子は冷蔵庫で乾かないように、濡れたティッシュに包んでジップロックに入れて管理して、3月に蒔きます。

管理場所・日当たり

日がよく当たり、肥沃な場所に植え付けます。半日陰でも枯れることはないですが、半日陰だと花が減りますので日当たりで育てましょう。

夏の乾燥が苦手です。特に夏に西日がガンガン当たる場所は避けてください。真夏に日光が一日中当たる場所に植えていると、防衛のために葉っぱを落とすことがあります。乾燥を防ぐために、株元に日光が当たらないように何かで遮光するか、株元に乾燥よけのためにワラを敷いてマルチングをしましょう。

越冬

冬の寒さには強く、耐寒温度はマイナス25度〜マイナス30度で、北海道南部でも庭植えにして戸外で越冬が可能ですので、何もしなくて大丈夫です。紅葉がとても美しいです。紅葉・落葉は早めです。

剪定

ハナミズキは自然な樹形を楽しむ庭木なので、剪定は頻繁には行わず、乱れたら行う程度にします。

まず、花が終わった5月に樹形を整える剪定します。6月〜7月に花芽ができるので、6月以降の剪定をすると翌年の開花が減りますので注意しましょう。

また、落葉時期に邪魔な枝を剪定をして風通しをよくします。落葉していて、丸見えですから剪定しやすいです。花芽も目視でわかりますので、花芽がついた枝を落とさないように、邪魔な枝を落として風を通し、幹まで日光が通るようにします。枝を落とすときは枝分かれしているところで落としましょう。

落とすべき枝と残すべき枝についてはを参考に。

花が咲かない原因

ハナミズキは植え付けて三年くらいは咲きません。ある程度株が大きくなって、根付いてそれで開花します。あとは日光不足、肥料不足などです。昨年の開花が多いと栄養が不足して開花が鈍くなることもあります。これは肥料を足してやることで予防できます。

土の水はけが悪いか、逆に極端に水はけがいいってこともあります。

病害虫

ウドンコ病
ウドンコ病が発生します。ウドンコ病はカビが原因で、葉っぱに白い粉が吹いたような状態になり、光合成が阻害されます。発症したら取り除いて、薬剤(ベニカXスプレーなど)を散布します。発症箇所が少ないなら取り除くだけでいいです。基本的に株が健康ならばウドンコ病は発症してもいつのまにか回復しています。
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コウモリガ・アメリカシロヒトリ
毛虫が発生して葉っぱを食べます。少量であれば、トングなどで摘んで落として踏み潰します。大量に発生していたらBT剤(ゼンターリなど)で駆除するといいです。
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特徴・由来・伝承

1912年にまだ「市」だった東京市の市長の尾崎行雄がワシントンの親日家にサクラの苗木を送った返礼に、1915年にアメリカから苗木が寄贈されたことがキッカケで広まった。

和名はアメリカヤマボウシ。ヤマボウシとは別種で実の形状が全然違います。ハナミズキは英語でドッグウッド=犬の木。由来は17世紀に樹皮の煮汁が犬の皮膚病治療(犬のノミ退治)に使われたためと言われていますが、実際には皮膚病の治療効果は無い。犬の皮膚病治療に使われた植物は同じミズキ科の別種とされています。

花びらに見える部分は葉が変形した総苞(ソウホウ)と呼ばれるものです。

街路樹によく植えられていますが、ハナミズキ炭疽病に掛かると枯死しやすいです。
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