常緑ヤマボウシ(ホンコンエンシス)の育て方…シンボルツリーに月光がおすすめ!

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常緑ヤマボウシ
最終更新
植物名
常緑ヤマボウシ
科名
ミズキ科
属名
ヤマボウシ属
学名
Cornus hongkongensis
別名
常緑山法師・ホンコンエンシス
耐寒
マイナス5度からマイナス8度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
常緑ヤマボウシの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。
目次
常緑ヤマボウシとは?
苗・品種について
植え付け・植えかえ・種蒔き
管理場所・日当たり
水やり
肥料
剪定
病気・害虫
特徴・由来・伝承
トラブル
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常緑ヤマボウシとは?

常緑山法師(常緑ヤマボウシ)はミズキ科の常緑樹。

常緑という名前の通り、冬に落葉しない。多少は紅葉して落葉するのですが、基本的に常緑。ただ元々が暖かい地域の植物ですから、無印ヤマボウシより寒さに弱いです。南関東あたりだと冬に若干落葉しても越冬しますが、北関東だと冬の寒さで枯れてしまう可能性があります。耐寒温度はマイナス5度から8度。北陸なら戸外で越冬するが地域にもよる。関東以西ならなんの問題もなし。

おすすめの品種、月光は開花が異常に多い。不安になるくらいに小さな株のときから開花する。通常の常緑山法師(ホンコンエンシス)はそこまで開花しない。庭木としては普通の開花量なんでしょうが、一旦、月光を見ると物足りなくなりますよ。

常緑、すごい量の開花、食べられる独特な果実、頑健といいことづくめですが、一点問題あるとするならば「樹形が悪い」こと。1年1mくらい生育する勢いであちことに伸びるので毎年の冬の剪定が必須。
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苗・品種について

個体差が大きい

何故か個体差が大きい。流通している株も個体差があって、葉っぱの大きさなどがぜんぜん違う。よく見て購入する(どれがいいとは言えない)。接ぎ木された常緑ヤマボウシがあるが、台木と相性が悪いことがあって、育てているうちに枯れたり折れたりする。接ぎ木した株は株元に接ぎ木したコブがあるのでスグ分かる。
普通、接ぎ木すると性質が強くなるんですが、個体差が大きいために、接ぎ木の結果が一定じゃないのではないかと思います。

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常緑山法師の種・品種

常緑山法師と呼ばれるのは、ホンコンエンシス、ホンコンエンシス月光、ホンコンエンシスメラトリカ(峨眉山山法師)、ヒマラヤヤマボウシとあります。このうちホンコンエンシス月光が開花量が多いのでオススメです。

無印ヤマボウシは落葉するが「紅葉」もきれいだし、春の新芽の鮮やかさもきれい。常緑ヤマボウシが絶対的に優れているとは言い切れないです。

月光

葉っぱが分厚く、葉色が濃い。葉に真っ白な花が映えます。常緑ヤマボウシ(ホンコンエンシス)と比べると、月光はとにかく開花量が多く、びっしりと咲いて不安にはるほど。

ただし常緑ヤマボウシ(ホンコンエンシス…耐寒温度マイナス8度)より寒さに弱く、耐寒温度はマイナス5度で、常緑なのに落葉しがち。全体の半分か三分の二くらいを落葉させてしまう。枯れているんじゃないので心配しない。

月光が管理人の近所にあるのですが、通常のヤマボウシより色が鮮やか…な気がします(ただ、土や肥料の具合かもしれない)。
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峨眉山山法師

ホンコンエンシス・メラトリカ(峨眉山山法師)は常緑山帽子の変種。樹高3m-5mくらいで、花も葉っぱも小さく、庭木にはよい。花も葉っぱも小さい以外はホンコンエンシスと同じ性質。

花の量は月光には負けますが、寒さには強く、花も葉っぱも小さいのは魅力的。

植え付け・植えかえ・種蒔き

植え付けは落葉時期に行います…一般的に落葉している時期(12月〜2月)に作業します。

常緑とされていますが、植えつけてしばらく…二年くらいは寒さに当たると落葉してしまいます。徐々に寒さに慣れ、落葉は減っていきますので、気にせず植えましょう。

庭植え

常緑ヤマボウシ:庭植え
直径50cm深さ50cmくらいの穴を掘り、その土に腐葉土堆肥を3割ほど入れて、化成肥料を規定量入れ、よく混ぜて用土とします。混ぜた土を穴に半分戻して、株を入れて、隙間に土を入れて最後に水をしっかりとやって完成です。
常緑ヤマボウシ:補足情報
水極めするといいです。水極めは株元の周囲に縁を作って…水を溜める池のようにしてそこに水を溜めて、土が吸収するまで待ち、水が引いたら、埋めるという作業です。常緑ヤマボウシの根っこが新しい土に馴染んで、根を伸ばすには「やった方が良い」です。
水極めしないと失敗する、とは言わないが失敗しやすい。特に初心者水やりの量が少ない傾向があり(どのくらい水をやればいいか分からないため)、また、昨今の夏の猛暑で水切れしやすい。水極めはした方が良い。
生育が早く、すぐに根詰まりを起こすので、一般的には庭植えにします。できるだけ大きな鉢に植えるようにしてください。
開花後には独特の赤い実が出来て、その実の中には種子が出来ます。種子を春にまくと新芽が出て、株が増えます。保険のために増やしてもいいです。種子は果実を取り去り、よく洗ってからまきます。取れたときにすぐにまいてもいいです。

管理場所・日当たり

日当たりでも半日陰でも生育します。半日陰では花が減りますので出来るだけ日当たりで育てて下さい。暑さには強いので、暑さ対策は不要です。ただし、西日が当たって、株元があまりに乾燥するのであれば水やりを増やすか、根本に腐葉土やワラでマルチングをして乾燥を防ぐなどします。
夏の直射日光には新芽や葉っぱが葉焼けする。葉焼けするがそれで枯れるということはほぼない。

そもそもの花が多いので半日陰でもそこそこ開花する。

越冬

耐寒温度はマイナス5度からマイナス8度。関東南部よりにしであれば問題なく戸外で越冬。北関東では地域によります。関東以西の平野部では戸外で越冬します。これらの地域では防寒の必要はないです。

水やり

鉢植えの水やり

土が乾いていたら水をやります。水を欲しがりますので、鉢植えにした場合でも庭植えでも、水やりをしてください。鉢植えの場合は鉢底から水が染み出すくらいにしっかりとやります。

庭植えの水やり

庭植えの場合は、自然に降る雨だけでほぼ大丈夫ですが、夏の高温時期は乾燥で枯れ込むことがあるので水やりをしてください。葉っぱの先から枯れ込んできたら水切れを疑います。

庭植えの場合、植えて一年目と二年目は根が張ってないので水やりをしっかりしましょう。特に植え付けて1年の夏は水切れしやすいので、庭植えでも水やりをしましょう。

肥料

常緑ヤマボウシ:肥料
真冬に根の先(根に当たらないように)あたりに、20センチの穴を掘って、そこに堆肥を入れて混ぜておきます。冬に出来なかった場合は、花が終わった頃に化学肥料をあげてください。

それとは別に花つきが悪いならば、生育時期(4月から10月)に庭植えなら株元に化成肥料を三ヶ月に一回程度の頻度でやります。鉢植えなら化成肥料を一ヶ月に一回か、液体肥料を週に一回やります。
たくさん開花します。肥料が少ないと開花が鈍くなります。

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剪定

冬の剪定

剪定は冬。一月から三月の間に行います。常緑ヤマボウシはよく生育して樹形が乱れます。しかし、花芽は花後に出来ているので冬の剪定は必要最低限にとどめておきます。

ただ、あまりに茂らせていると風通しが悪くなり、病害虫が発生しやすくなりますので、邪魔な枝を選定するようにします。
幹の一番上の「成長点」を切ってしまえば、ある程度大きさは抑えられる。これを芯止めといいます。詳細はを参考にしてください。

花後に剪定

花芽が出来るのが8月9月あたりで、これが翌年に開花する。これ以降に剪定をすると花を落とすことになる。そこで花が終わった直後〜7月中に、全体の枝先を切ることで花芽ができる前に脇芽を出させて、花芽を大幅に増やすことが出来る。

ただし、何もしなくても開花するのでやらなくてもいい。それに花後に剪定すると果実も見られない。
8月下旬には花芽が葉っぱの間に見られ始める。なので8月には来年の開花量が分かる。この時期、水切れしないようにする。

7月に剪定して脇芽を出させた枝の先のもガッツリ花芽がつく(条件がよければね)。

病気・害虫

アブラムシカイガラムシハマキムシが発生します。

特徴・由来・伝承

春から初夏にかけて花が咲いて秋には赤い実をつけます。実にも鑑賞価値があり、食べられます。秋に寒さに当たると紅葉し、そのうえ常緑で冬を越すなら、シンボルツリーとして優秀なことこの上ないです。雌雄同株で、一本でも実をつけます。

樹形が悪いからシンボルツリーには適していない!って人も多い。でも開花量と赤い実は魅力的。
●常緑ヤマボウシはそこそこ出回っているが個体差が大きいらしい。葉っぱの大きさや枝ぶりの形状が株によってぜんぜん違う。
●根を傷めると水を吸い上げることができず、株の下に葉っぱが生えて、枝先に全然葉っぱが出ない。枝先に開花するので、花が咲かなくなる。掘り返して土をやりかえる必要がある。現在の株は廃棄して買い直したほうが良い。
●花が咲いて、実ができても、赤くならずに緑のうちに落下するのは「受粉してない」から。農薬をまいて虫を駆除するとこうなりやすい。もしくは住宅街・ビジネス街で周囲に虫が居ないか。
●果実は食べられる。薄いマンゴーのような味。庭木で取れる中では意外と美味しいが、積極的に食べたいほどのものでもない。ジャムにする。生でも食べられる。
●幼木のときは花が小さいが大きくなると花が大きくなる。
●2年め3年目で急激に花が増える。一年目は諦める。
●花が少ないのは大抵は「肥料不足」。特にリンが不足している。
●全く開花しないってのはおかしい。株に問題があるか、花芽を落としているか(剪定でおとしていたり、強風で落ちているのかも)。
●花芽は8月下旬には目視できる。これが台風で飛ばされることがある。
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