猛暑と直射日光に強い花たち
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夏の定番について
ここでは、真夏の猛暑や直射日光にも負けずに花を楽しめる植物を集めています。毎年、35度以上を越えるのは都市部ではほとんと当たり前になってきています。35度以上になると、ほとんど植物は生育が鈍くなり、開花は止まります。
以下に挙げた夏の定番の植物であっても真夏は枯れることがありますが、それでも夏の暑さには強いものですので参考にしてください。
ポーチュラカ
ポーチュラカは
スベリヒユ科の
一年草。夏の暑さに強く、乾燥に強い。旅行などに出かけてしばらく家を空けていて、他の植物が全滅していても、ポーチュラカだけは残っているということもあるくらいに、夏に強いです。その上、ほとんど毎日咲きます。霜が降りるころには枯れるので、秋に
ビオラ・
パンジー類に植え替えるといいです。
品種改良が進み、花色も多いです。以下のページを参考にしてください。
の栽培のトラブル・性質・品種
ペチュニア・カリブラコア類
ペチュニア、
カリブラコアは
ナス科の園芸植物。これらは春〜夏の栽培の定番植物です。夏の暑さに強いのですが、鉢植えの場合だと都市部の猛暑には水切れを起こすことが多く、日当たりだと
水やりが追いつかないことも多くなっています。
サフィニアはペチュニアの1品種ですが、あまりに有名になりすぎて一個の種のように言われがちです。
サルビア
サルビアは
シソ科の植物。「夏のサルビア」というと画像のようなサルビア・スプレンデンスを指すことが多いです。霜に当たると枯れるのに10月に店頭に並んでいることもあるので、注意しましょう。
サルビア(セージ)には日本で栽培されている種・品種が多くあり、夏も開花するものもあります(
メドーセージ・
チェリーセージ・
ラベンダーセージ・
ブルーサルビア・
ローズリーフセージ・
スーパーサルビアなど)。詳細は
を参考にしてください。
ベゴニア
ベゴニアというと、よく植えられているので、この
ベゴニア・センパフロレンスをイメージすることが多く、夏の暑さに強いと思いがちですが、ベゴニアには多くの種があり、この中では
センパフロレンスは特別に…というか唯一育てやすい種です。乾燥に強く、照り返しにも強く、夏の暑さでもほぼほぼ水切れしません。ただ、色合いが独特で好みじゃない人もいます。
ハイビスカス・タイタンビカス
ハイビスカスは夏の暑さに強い、イメージがあるんですが実際は温帯の植物で30度を超えると株が弱ります。それで枯れることはなかなかないですが、葉っぱの色が抜けて、花が咲かなくなります。
タイタンビカスはハイビスカスが休む真夏でも開花するほど夏の暑さに強いです。ただ、樹高が3mになるので、人を選ぶ植物です。
センニチコウ
センニチコウは夏(7月)から秋(11月)にかけて開花する一年草、もしくは
一年草扱いの植物。収穫して束ねて逆さにして吊るしておくと、
ドライフラワーになります。
ニチニチソウ
日々草(
ニチニチソウ)は夏に毎日開花するキョウトクトウ科の一年草扱いの植物。夏の暑さに強いものの、さすがに都市部の猛暑には水切れします。それでもかなり強い部類ではあります。品種改良が盛んな種で、小花・多花・
矮性・八重といろんな品種があります。
メランポジウム
メランポジウムは
キク科の一年草。高温には強いのですが、乾燥で葉っぱが巻いてカラカラになり、回復しないので、水切れしないように管理してください。
ヒマワリ
ヒマワリは夏っぽい植物で庭植えしても、水切れするので葉っぱがしおれるまえに水をやるようにします。支柱が必要な場合もあり、
台風でポッキリと折れることも多く、綺麗に育てようとすると手間がかかります。
ケイトウ
ケイトウは
ヒユ科の一年草で、春に植えた苗が夏〜秋に開花し、
こぼれ種で翌年も生えてきます。乾燥に強く、放置でも問題ないです。よく墓のはしっこに生えています。ただ、見た目が暑苦しかったり、花の形状が気持ち悪い品種もあるので、注意しましょう。
ランタナ
ランタナは半耐寒性の
低木で、夏の暑さにも強い。夏の暑さで水切れするとされるんですが、意図せず生えてきて、ほぼ野生化しているところもあるので、乾燥にもかなり強いはずです。ちなみに越冬して大きくするとトゲが出てくるので注意。
バーベナ
バーベナは夏の暑さには強いのですが、さすがに30度を超えると元気がなくなり、開花も鈍くなります。それでも枯れるわけではないです。
アガパンサス
アガパンサスは
球根植物で、庭植えにするとほぼ手間のかからない植物。夏の暑さにも強く、乾燥にも強いです。
マリーゴールド
マリーゴールドは春まきの一年草。乾燥に強く、逆に過湿に弱くて、花に水をかけないようにします。
ダリア
ダリアは夏の花ですが、さすがに35度を超えると弱ってしまいます。それでも他の植物に比べると夏の暑さに強い方です。
エボルブルス
エボルブルス(
アメリカンブルー)は春から秋にチラホラと開花する
多年草。鉢植えだと夏は水切れしますので、
半日陰で管理した方がいいです。
カンナ
カンナは熱帯に自生する夏に開花する定番の球根植物。夏の暑さに強く、真夏もよほどでなければ水やりしないでもいいです。
ペンタス
ペンタスは夏の暑さ・直射日光には強いです。ただ、乾燥すると枯れてしまうので、水切れには注意してください。
クレオメ
クレオメは
フウチョウソウ科の一年草。春に苗を植えるか、種まきし、夏に開花します。夏の暑さ・直射日光に強く、開花量も多く、派手です。
こぼれダネで毎年生えてくるので、庭植えで毎年咲く一年草として栽培するなら、候補としてどうぞ。
グラジオラス
グラジオラスは球根植物で夏は乾燥気味に管理していいのですが、開花前の
花芽形成の時期に水切れすると花が咲かなくなるので、様子を見て水やりをしましょう。
ブーゲンビリア
ブーゲンビリアは夏の暑さ・乾燥にも強い植物ですが、乾燥→水やりを繰り返すことで開花が続くので、乾燥(乾季)・水やり(雨期)を意図的に作って、花を咲かせましょう。トゲがあるので注意しましょう。
サルスベリ
サルスベリは真夏に開花する低木。幹がツルツルなのが名前の由来で特徴ですが、それより真夏に夏っぽい花を咲かせるので、よく庭に植えられています。
矮性サルスベリもあって、これは鉢植えでの栽培も十分可能です。
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最後に…
このページでは暑さに強いものをまとめましたが、春〜夏にかけての定番のガーデニング植物も以下のページでまとめているので参考にしてください。
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