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マツバボタンの育て方

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マツバボタン
目次
マツバボタンの特徴は?
水やり
肥料
植え付け・種蒔き
管理場所・日当たり
剪定
病気・害虫
特徴・由来・伝承
関連記事
学名などの基礎データ
マツバボタンの開花時期…種まき時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
マツバボタン
科名
スベリヒユ科
属名
ポーチュラカ属
学名
Portulaca grandiflora Hook.
別名
日照草・爪切草
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
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マツバボタンの特徴は?

マツバボタンはブラジル・アルゼンチンに自生するスベリヒユ科ポーチュラカ属(スベリヒユ属)の非耐寒性多年草学名はポーチュラカ・グランディフローラ(Portulaca grandiflora)。開花時期は6月〜9月で、日本では冬に霜にあたって枯れるので一年草扱い。栽培は初心者向き。

草丈が低く、地を這うように広がり、乾燥・直射日光に非常に強い。近年、ヒートアイランド現象のせいか、温暖化のせいか、夏の暑さに強い定番の園芸材でも暑さ・乾燥で枯れることがある中で、マツバボタン・ポーチュラカの仲間はなんともないので、こちらが定番になっていくかもしれない。

一日花でその日のうちにしぼんでしまうが、毎日大量に咲くので園芸には向いている。葉っぱが肉厚で多肉植物のよう。こぼれダネが落ちて、毎年、開花する。
草丈10cmから20cm
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水やり

鉢植えの水やり

鉢植えの場合、土が乾いていたら水をやる。カラカラに乾燥してもそうそう枯れない。マツバボタンに関しては多少旅行に行っても枯れない(他の植物が全滅してもマツバボタンだけ枯れてないってくらい)。むしろ水をやりすぎて腐って枯れることがある。梅雨のときは水のやりすぎに注意する。

水が多いと徒長(=ひょろ長になること)する。間延びしているなら水やりの頻度を減らす。
土が長時間濡れていると、根腐れしたり葉っぱが腐って枯れるが、他の多肉植物や蒸れに弱い植物に比べると多湿にもかなり強い方です。

庭植えの水やり

庭植えの場合は基本的に自然に降る雨だけでほぼ十分。日照りの際には水をやりますが、日照りでマツバボタンが枯れるのはよほどのこと。葉っぱにシワが寄ってから水をやっても大丈夫。

肥料

庭植えは追肥は不要です。

鉢植えの場合は春から秋まで液体肥料を二週に一回、薄めてやる。もしくは一ヶ月に一回、緩効性肥料をやる。基本的に肥料はあまり必要としていない。肥料が多いと開花が減るし、間延びする。やっても控えめがコツです。

植え付け・種蒔き

時期

5月から9月に植え付けします。旺盛に生育して根詰まりしたら、5月〜9月にひと回り大きな鉢に植え替えたり、株分けも可能。

品種

マツバボタンは1日で花がしぼむ。午後にはしぼむのが本来だが、園芸品種の中には夕方まで長時間開花するように改良されているので、よく開花している印象を受ける。よって「長時間開花する!」とされる品種を植えた方がいい。園芸品種が多くて、多色あり、八重咲き品種もある。ただ、あまりホームセンターなどに流通していない(品種が多い割に)。なので狙いの品種はネットで買った方が早い。1株買って、挿し芽で増やせば幾らでも増える。

用土

水はけが常識的な範囲でいいので良い土を使う。一般的な花と野菜の培養土で植えるか自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土4を混ぜたものを使う。もしくは多肉植物の土でもいい。

種まき

5月前後に種まきをします。発芽温度は20度から25度。用土を入れた育苗箱や鉢に種まきをするか、適当に庭に蒔きます。土はかぶせないか、うっすら被せる程度にします。土を厚くかぶせると発芽しない。種子は非常に小さく、ジョウロでジャバジャバ水をやると流されてしまうので霧吹きで遠くから水をやります。

発芽したら、半日陰に当て、本葉が3枚か4枚になったら、庭植えにする。

鉢植え

7号〜8号鉢に3苗くらいを基準に植えます。

鉢植えの場合は、鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。

冬に枯れるので植え替えることはありません。

庭植え

庭植えの場合は、深さ15cm〜20cmを掘り返し、掘り出した土に腐葉土か堆肥を2割ほど混ぜて、半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

挿し芽

マツバボタンが間延びして適当に剪定すると、剪定した先が土の上に落ちて、しばらくすると発根してしまうくらいに簡単に挿し芽で増えます。コップの水に浸けていても発根します。

6月〜8月頃、5cmほど切って、土に挿しているといくらでも増えます(土は培養土とか庭土で十分)。上級者は園芸品種を買ってきて、早くから挿し芽で株を増やしてしまう。
挿し芽で増やした株は元の株と同じ性質なので、園芸品種で同じ性質のものを増やすなら、種子ではなくて挿し芽で。

管理場所・日当たり

とにかく日当たりで。マツバボタンは強い直射日光や乾燥に非常に強い。他の植物が育たないくらいに夏に熱くなる場所でもマツバボタン・ポーチュラカは大丈夫。

冬には枯れる。枯れるがこぼれダネで翌年も芽が出て開花することが多い。品種によっては翌年も枯れないけど、それは一部で普通は枯れるもの。

剪定

間延びしたら適当に剪定する。

病気・害虫

ほぼなし。
問題になるとするなら、水のやりすぎによる根腐れです。

特徴・由来・伝承

南アメリカのアルゼンチン・ブラジル・ウルグアイに自生。高温と乾燥に非常に強い。葉っぱが松葉のようで、花がボタンに似ているから「マツバボタン」。
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