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サンセベリアとサンスベリアの違いとは?オモトとの違いも

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目次
サンセベリアとサンスベリアの違いとは?
いきなり結論
歴史
名前の由来
発音について
おまけ…オモトとの違い
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サンセベリアとサンスベリアの違いとは?

植物名として「サンセベリア」と「サンスベリア」という2つの名称を目にすることがあります。これらの名称の違いは何でしょうか?今回は、「サンセベリア」と「サンスベリア」の違いについて詳しく解説します。
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いきなり結論

結論から言って仕舞えば「サンセベリア」と「サンスベリア」は同じものです。単に発音の違いですね。日本語での表記揺れや発音の違いにより、異なる名称として広まっています。安心?してください。

ではその名前の由来はなんなのでしょうか?

歴史

サンセベリアとサンスベリアの違いとは?:歴史
サンスベリアの歴史は古く、その起源はアフリカ大陸にさかのぼります。サンスベリアは主にアフリカ南部、マダガスカルが原産地です。乾燥した環境に適応しており、砂漠や草原などの過酷な環境でも生育します。

18世紀後半、サンスベリアはヨーロッパに導入されました。特にその美しい葉と耐寒性が評価され、観葉植物としての人気が高まりました。ヨーロッパでは温室や庭園で栽培され、貴族の間で広まりました。

現代では、サンスベリアは世界中で広く栽培されており、特にインテリアプラントとしての人気が高まっています。耐寒性や耐陰性があり、手入れが簡単なことから、初心者にも育てやすい植物として親しまれています。

名前の由来

サンスベリアの学名は「Sansevieria」で、この名前には興味深い由来があります。

サンスベリアの学名は、18世紀のイタリアの貴族であり植物学のパトロンであったラウレンティオ・ディ・サン・セヴェーロ(Laurentio di Sansevero)にちなんで名付けられました。彼は植物学の研究を支援し、多くの植物学者に資金を提供していました。

つまり、彼の資金提供によって、プランツハンターが派遣され、アフリカでサンセベリアが採取され、持ち込まれたわけです。

サンスベリアの学名が確立されたのは、スウェーデンの植物学者カール・ペーター・ツンベリー(Carl Peter Thunberg)によるものです。ツンベリーは1775年にこの植物を記載し、サン・セヴェーロ伯に敬意を表して「Sansevieria」という学名を与えました。

発音について

サンセベリアとサンスベリアは同じ植物の表記揺れというか発音揺れだという話は上にしたのですが、ではどちらが正式かというと、つづりが「Sansevieria」なんだから

「センセベリア」が正解ということにはなります。

しかし、サンスベリアの方が古くから呼ばれているので、おそらく発音では…日本人の耳はそう聞こえたんでしょう。サンスベリア、と。輸入業者の耳なんでしょうが。だからサンスベリアもまだよく聞かれますよ。

わたしが花屋さんをやっていたときは、すくなくとも「ス」の方が優勢でしたね。

だから、今でもサンスベリアを使うことは多いです。結構ネットショップでも「ス」が見られます。ま、どちらでもいいことなんで、気にしないでもいいですよ。

栽培についての詳細は
サンセベリアの育て方
サンセベリアの育て方
リュウゼツラン科サンセベリア属Sansevieria trifasciata ‘Laurentii’
を参考にしてください。

ところでサンセベリアというと虎の尾(=サンセベリア・トリファスキアタ・ローレンチ)と呼ばれるものが一般的ですがサンセベリア・スタッキーサンセベリア・ボンセレンシスサンセベリア・バキュラリス、サンセベリア・プフィステリーなど色々と種類があるので調べてみるといいですよ。

おまけ…オモトとの違い

サンセベリアとサンスベリアの違いとは?:おまけ…オモトとの違い
サンセベリアとオモトは、それぞれ独自の魅力を持つ植物ですが、外見が似ているため混同されることがあります。ちょっとオモトとの違いもまとめておきます。

オモトはオモト科に属する植物で、サンセベリアはリュウゼツラン科アガベ科)ですから全く違う植物ですね。

サンセベリアの葉は肉厚で剛健、剣のようにまっすぐ立ち上がる形状が特徴です。多くの品種では葉に縞模様や斑が入っています。オモトの葉はサンセベリアに比べて薄く、光沢があり、幅広の楕円形をしています。葉は通常緑色ですが、品種によっては白や黄色の斑が入ることもあります。

似ているんですが、画像で確認すれば、印象は全然違いますね。生え方が違いますからね。

また、栽培環境も乾燥・直射に強い、サンセベリアに比べると、オモトは直射・乾燥に弱めです。まぁ、サンセベリアに比べると、ですけどね。栽培自体はどちらも簡単ですが、オモトの方が日本に自生している植物なので容易ではあります。ただ、インテリアとしてはやっぱりサンセベリアですね。

では、以上です。それではまた。
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