ノウゼンカズラの育て方

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ノウゼンカズラの基礎データ

ノウゼンカズラ
科名
ノウゼンカズラ科
学名
Campsis grandiflora
別名
凌霄花・トランペットフラワー
耐寒
マイナス5度
水やり
乾かし気味に
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
ノウゼンカズラの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。

ノウゼンカズラとは?

ノウゼンカズラは中国原産のノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属の落葉性のツル植物。生育・開花には日光を必要とします。花をしっかりと咲かせられるかどうかは日当りにかかっていますし、夏の猛暑にも強いので、日当りのいい場所に植えてください。

気根を伸ばして壁面を上り、建物の壁を劣化させたり、根を広げて繁殖範囲を広げつつ、こぼれダネでも増えるため、繁殖力が強すぎるので、管理し切れないなら植えない方がいいかも。

ツボミがついた枝でも、長雨など何かの理由で日が当たらなくなったり過湿が酷いと、ツボミがポロポロと落ちてきます。過湿が疑わしいと思ったら、まず水を控え、それでもダメなら枝や葉を間引いて風通しをよくしてください。
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水やり

鉢植えの場合、土が乾いていたら水をしっかりとあげてください。ノウゼンカズラはどちらかというと過湿を嫌いますが、夏の開花期に水が切れると花が咲かなくなります。夏だけは朝と夕方の2回、しっかりと水やりを毎日行ってください。ノウゼンカズラは庭植えがほとんどです。庭植えの場合は一旦根付いた後は自然の雨にまかせて、水をやる必要はありません。ただし、花の時期である真夏は水を欲しがります。真夏は土が乾いているようであれば、水をしっかりとやってください。

肥料

芽吹いて動く出す前あたりの2月から4月前後に化成肥料をやります。肥料がなくても枯れないですが、肥料をやると良く生育します。肥料が多すぎると開花が鈍くなるので、若干控えめにする方がいいです。
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植え付け・植えかえ

時期

3月前後、暖かくなってから植え付け・植え替えをします。鉢植えの場合は、毎年か最低でも2年に一回、新しい鉢を用意して、根から土を落として、古い傷んだ根を切ってから新しい土で植え替えます。

用土

水はけの良い土を好みます。一般的な花と野菜の培養土で植えるか自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土4に化成肥料を規定量入れて、混ぜたものを使う。基本的に土質は問わない(よほど水はけが良すぎたり、悪市議ない限りは)。
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鉢植え

鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。

植え替えの場合は古い土を三分の一ほど落としておきます。根の負担を減らすため、地上部の枝も半分ほどに切り詰めます。
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庭植え

庭植えの場合は、根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を元の土に対して3割ほど足して入れ、化成肥料を規定量入れて混ぜて用土とします。

穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
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這わせるものを

ノウゼンカズラはツル性で、何かに這わせる必要があります。日が当たらない反対側の部分にはツボミが付かないです。また藤棚のように仕立てると、棚の下側には花が咲かないので無意味。

コンクリートの壁でも構いませんが、どこまでも登っていくので、フェンスやアーチなどの平面のものに這わせて、広がりすぎたら剪定して小さくまとめられるようにしましょう。
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管理場所・日当たり

ノウゼンカズラ:管理場所・日当たり
日当りのいい場所を好みます。日光が少ないと生育が鈍くなり、開花も鈍くなります。直射日光や炎天下にも強いので、夏の暑さに関しては気にする必要はありません。猛暑で庭の花が休んでいるときでも、ノウゼンカズラだけは咲き乱れます。

越冬

冬はマイナス5度以下になると枯れます。寒冷地では鉢植えにして冬は室内で管理しなくてはいけませんが、暖地中間地の平地ではこれといった防寒をしなくても戸外で越冬が可能です。

剪定について

ノウゼンカズラの花芽は4月前後に付き始めますので、枝の剪定は落葉している時期(11月〜3月)に行います。4月以降に剪定すると花芽を落とすことになり、開花しなくなります。剪定は昨年の夏に伸びた枝を残し、それ以前の枝は落とします。頑健な植物なので少々いじめても枯れることはありません。

ただ、実際にノウゼンカズラを剪定するときは、ノウゼンカズラが邪魔になった時ですから、花の時期とか、そういうことはどうでもいい状態です。バッサリ行きましょう。

根本から切っても、また枝が伸びて生えて来ますし、除草剤を撒いてもなかなか枯れません。鳥が実を食べて、糞に混じって種子が落ちて植えてもないのに生えてくることも。そのくらいしぶとい植物です。

花が咲かない理由

花が咲かない原因を羅列しておきます。
肥料が多すぎる
過湿(蒸れるとツボミが落ちる)
4月以降に剪定した。
日光不足
まだ花が咲くほど成長していない。ノウゼンカズラは一定の幹の太さになるまで花を咲かせません。それまでは葉っぱが茂るだけです。

病気・害虫

ほとんど見かけない。

ノウゼンカズラにアリがよってきて、家に侵入するので、建物から離して植えた方がいいです。

特徴・由来・伝承

つる性の木。夏から秋にオレンジや赤の大きな花を咲かせます。かなり頑健で、放置していてもこぼれ種で周囲に広がることがあります。

花は一日花で咲くとその日のうちにしぼんでしまいますが、毎日次々と咲きます。

中国から日本に入ってきたのは平安時代。幹から気根と呼ばれる根を伸ばして他の植物や垣根にしがみついて伸びます。
アメリカ原産のアメリカノウゼンカズラもあり、最近流通しているノウゼンカズラは中国原産のノウゼンカズラとアメリカノウゼンカズラの交配種が多いです。

寿命が長い木で、豊臣秀吉が朝鮮半島から持ち帰ったノウゼンカズラが現在もあります。
ノウゼンカズラの花とツボミの汁が目に入ると失明すると言われています(そういう歌が残っている)が、実際にはそんな成分はありません。
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庭植えこぼれダネツル性繁殖力が強い植物一日花

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