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ステレオスペルマムの育て方

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ステレオスペルマム
目次
ステレオスペルマムの特徴は?
水やり
肥料
植えかえ
管理場所・日当たり
病害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
ステレオスペルマムの植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ステレオスペルマム
科名
ノウゼンカズラ科
属名
ラデルマケラ属
学名
Radermachera sinica
水やり
水控え目
場所
日の当たる室内
難易度
初心者向け
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ステレオスペルマムの特徴は?

ステレオスペルマムはノウゼンカズラ科ラデルマケラ属の観葉植物。日光を浴びると、成長しますが、強い光を浴びると葉っぱが焼けてしまいますので気をつけてください(黒く変色します)。暖かい季節は戸外でもいいですが、明るい日陰が適しています。寒さに弱いので冬は室内で管理してください。生育温度は3度以上です(5度以上推奨)。下回ると枯れます。霜が降りる前に室内に取り込んでください。

ステレオスペルマムは観葉植物としては寒さに耐性があるほうで、初心者向けの観葉植物です。
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水やり

ステレオスペルマムは乾燥気味の管理を好みます。春~秋は土が乾いたらタップリと水をやってください。土が乾いていないのに水をやると根が窒息して根が腐って枯れてしまいます。受け皿の水は捨ててください。放置していると根腐れの原因になります。

ステレオスペルマムは観葉植物なので土の上に「化粧石」を置いていることがあります。その場合は化粧石を避けてよく土の乾き具合を確かめてから水をやってください。
●店頭販売しているステレオスペルマムの土は真っ黒なことがあります。これはピートモスを使っているためです。ピートモスは水もちがよく、生産者が温室で育てて、水やり頻度を減らすためには便利な土です。これが一般家庭だと根腐れしやすいので、水やりは控えた方がいいです。もしくは早めに観葉植物の土などに植え替えて根腐れ予防するといいです。
●気温が15度を超えると生育するので、土が乾いたら水をやります。15度以下になると生育が鈍くなってきます(完全に止まるのではない)。

葉水

ステレオスペルマムは湿度の高い環境を好みますので、霧吹きで葉っぱに水をかけてやるといいです。これを葉水といいます。その際、葉っぱの裏側に水をかけることで、アブラムシハダニの予防にもなります。

冬の水やり

冬は寒さで生育が止まり、水を吸い上げなくなりますので、水やりは控えます。水やりが多いと根腐れします。冬は土が乾いてから数日経って水をやる程度にします。土壌水分計で計測して、水やりの判断をすると失敗が減ります。
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肥料

肥料がなくても枯れないが、春〜秋の高温時期は肥料があるとよく生育する。生育することで株が健康になり、寒さにもある程度強くなります。春から秋に液体肥料を二週に一回やるか、一ヶ月に一回緩効性肥料をやります。

植えかえ

時期

鉢底から根が出ていたら、植え替えをします。植え替えの目安は二年に一回程度です。植え替え時期は春(5月)が適しています。

用土

用土は観葉植物の土を使います。観葉植物の土は腐葉土が少なく、匂いが抑えられていて、室内で栽培することが多いステレオスペルマムには便利です。このままだと水もちが良すぎるので、観葉植物の土2:赤玉土1:鹿沼土1の割合で混ぜるといいです。別に観葉植物の土のままでもいいです。ただ、水やりを控えて対応してください。

鉢植えの植え替え手順

古い鉢から株を取り出します。古い土を半分か三分の一ほど落としておきます。新しい鉢は同じ大きさの鉢か、ひとまわり大きな鉢にします。極端に大きな鉢にすると冬に根腐れする原因となるので、現状から1号だけ…直径でいうと3cm大きな鉢を用意します。

鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、鉢底石(軽石)を2cm入れて、その上に用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと鉢底から水が出るくらいに水をやります。これで完成です。
植え替えがなぜ必要かは植え替えする理由を参考に。

管理場所・日当たり

ステレオスペルマムは日光を好みますが、葉焼けしやすいので春〜秋は戸外の半日陰や、窓辺の日当たりならレースカーテンなどで遮光して直射日光を避けるようにして栽培します。

7月〜9月は気温が高く、水がよく蒸発すると、植物内の水分が減り、より葉焼けが起きやすくなります。水やりをすることである程度の予防はできますが、遮光する方がより効果があります。

葉焼け

購入直後のステレオスペルマムは日光に弱い傾向があります。これは出荷時にキレイなライム色を出すために日を避けて育てるためです。そのため、通常ならば日焼けをしない程度の光量でも、葉っぱが黒く変色してしまうことがあります。

日焼けした場合は、カーテンなどで遮光して光量を調整したり、明るい日陰で管理して、徐々に光に慣らしていくか、しましょう。日焼け部分は回復しません。見苦しいならハサミで切って、取り除きましょう。

ある程度株が成長し、日光に慣れると葉焼けしにくくなります。

冷暖房の風に注意

冷暖房の風は非常に乾燥していて、ステレオスペルマムには厳しいです。直に当たらないようにし、空気が乾燥しているなら…湿度が50%以下なら葉水をして乾燥予防します。

越冬について

冬もできるだけ日光に当てます。日光に当たっても室温が低いと生育はしないんですが日光に当てた方が健康を維持できます。冬の弱い日光であれば遮光はなしでいいです。

15度を切ると生育が鈍くなり、10度以下で生育が止まり、5度以下で枯れます。春〜秋に戸外で管理している人は、最低気温が10度になる頃には室内に取り込みます。

一般家庭の昼間に人が生活していて暖房がかかっている部屋では5度以下になることはほぼないですが、窓辺など外気に近いところだと0度以下になることがあるので、寒波がくるときは室内の中央に移動させてください。

10度以下になると水を吸い上げる力が落ちているため、頻繁に水をやっていると根腐れします。土の中の水がほぼ無くなってから水をやるようにしてください。鉢を持ち上げて重さで判断するか、竹串などを刺して内部が濡れていないか調べるか、土壌水分計で調べます。
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病害虫

カイガラムシ
カイガラムシは白い毛で覆われ、成虫は薬剤が効きにくい。発生したら歯ブラシなどで削ぎ落としてしまう。排泄物に黒いカビが生えるスス病が発生する。

アブラムシ
アブラムシは新芽の汁を吸って変形させる。大量に発生するので見た目が気持ち悪い。少量ならば水で吹き飛ばしたり、テデトールする。大量なら薬剤で駆除する。排泄物にカビが生える「スス病」を起こすので、早めの対処が大事。

ハダニ
ハダニは葉の裏に潜んで汁を吸う小さな虫。乾燥を好み、霧吹きをかけることで予防できる。霧吹きで葉っぱの裏にまで水をかけるとかなり発生は抑えられる。大量に発生した場合は薬剤を散布する。

ダンゴムシ
ダンゴムシは普段は枯葉を食べるが、食べるものがない場合は生の植物も食べる。戸外で管理しているとたまに被害にあう。

特徴・由来・伝承

ステレオスペルマムは小さな葉っぱと、明るい葉色、風にそよぐ姿は涼しげでもあります・・・そして何より管理が簡単な初心者向きの観葉植物です。
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