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ハマギク(浜菊)の育て方…冬に切り戻し剪定して春に備えましょう

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ハマギク
目次
ハマギクとは?
秋から冬に剪定・切り戻しを
植え付け・植えかえ・種蒔き
管理場所・日当たり
水やり
肥料
挿木で増やす
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
ハマギクの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ハマギク
科名
キク科
属名
ニッポナンテムム属
学名
Chrysanthemum nipponicum
別名
浜菊・ニッポンクリサンセマム
耐寒
マイナス3度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
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ハマギクとは?

ハマギクはキク科の常緑多年草。関東より北の…茨城から青森の太平洋岸に自生する日本の植物。日照時間が短くなると、花が咲き始める短日植物です。つぼみをつけ始めるのが9月以降です。9月から冬にかけて開花し、真冬になると地上部が枯れ込みます。春になるとまた芽吹く生育サイクルです。たまに梅雨の時期に長雨になり、日照時間が不足するとつぼみをつけて夏に咲くことがあります。

花が終わったら、半分くらいに刈り込んであげます。こうすることでハマギクが小さくまとまります。刈り込まないでいると、1メートルくらいの草丈になります。1メートルくらいに育つと風が強い日には倒れることがあります。
草丈1m
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花言葉

友愛、逆境に立ち向かう
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秋から冬に剪定・切り戻しを

ハマギクは9月から11月まで開花しますが、12月の本格的な冬になると地上部が枯れ込みます(暖かい地域では枯れないけど)。春になると茎の根元から新しい芽が出てきて、また茂るのですが、枯れ枝が邪魔になるので、花が終わり枯れ込んだら、全体を半分に刈り込むといいです。

そのまま伸ばしていると1mくらいに大きくなります。

植え付け・植えかえ・種蒔き

時期

植え付け・植え替えは春(4月〜5月)に行います。
鉢植えでも庭植えでも問題ありません。庭植えが出来れば、管理が楽で毎年楽しめます。

用土

水はけがよければ、問題ありません。市販されている花と野菜の土を使うか、菊の専用土で植え付けします。もしくは赤玉土腐葉土4を混ぜたものを利用します。

鉢植えの植え付け・植え替え手順

鉢底の穴を鉢底網で塞ぎます。網はホームセンター・百均で売っています。その上に土の流出を防いで水はけをよくするための鉢底石(軽石)を2cmほど入れます。その軽石の上に用土を入れ、ハマギクの株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水やりをします。

植え替えの場合は古い鉢から株を取り出して、土を3分の1ほど落としてから植え替えます。鉢は古いのと同じ大きさの鉢でもいいです。
参考:鉢の大きさ(号)と土の量

庭植え

庭植えする場合は、前もって一週間前に深さ20cmの穴を掘って、元の土に対して1割ほどの腐葉土か堆肥を混ぜておきます。ここに株間30cmほど空けて植えます。

管理場所・日当たり

ハマギクは耐寒性も耐暑性もあり、マイナス3度まで耐えます。

日当たりを好み、真夏の直射日光にも強く、真夏に半日陰に移動させる必要はありません。一年中日当たりで管理しておけば、手間が掛からず便利です。

冬になると寒さで地上部が枯れ込みます。枯れ込んでいても根は生きていて、春には芽吹きます。ハマギクは寒さに強いですが、土が凍れば根が傷んで枯れてしまいますので、土が凍らないように鉢植えなら室内に取り込み、庭植えなら凍結しないように腐葉土などでマルチングして凍結を防ぎます。

水やり

鉢植えの水やり

鉢植えにした場合、土が乾いていたら水をやってください。ハマギクは極端な乾燥にあえば枯れてしまいますが、どちらかというと乾燥に強い方です。反対に過湿に弱く、水をやりすぎるとグズグズになって枯れてしまいます。土が濡れている間は水をやらないようにしてください。水をやる前に土の濡れ具合を指で確認するようにしましょう。

冬は地上部が枯れてしまいますが、水やりは継続します。土が乾いてから数日経って水をやる程度にします。忘れかけた頃に水をやるくらいです。
中間地暖地では冬も地上部があるが、生育がしないので水やりは減らしてください。

庭植えの水やり

庭植えの場合は、日照りでもない限りは水をやらなくても大丈夫です。ほとんど放置です。そもそも日本に自生している植物なんで大丈夫です。

肥料

肥料はあまり必要としないです。鉢植えにしていて、生育が悪いようなら4月〜10月に様子を見て薄い液体肥料をやります。真夏と冬は肥料はやらないでください。庭植えにした場合は、肥料は不要です。

挿木で増やす

6月頃に若い枝を挿木すると株を増やせます。木質化した枝は発根しづらいです。赤玉土小粒単用か鹿沼土小粒単用などに乾燥しないように水やりして、日陰で管理していると一ヶ月ほどで発根します。

特徴・由来・伝承

ハマギクは日本の特産種、関東以北の太平洋岸に自生しています。多年草。自生しているといっても、よく見られる菊ではありません。やや大きい花を付けます。江戸時代から栽培されている園芸植物でもあります。

英名はNIPPON DAISY=「ニッポンデイジー」。
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