デージー(ヒナギク)の育て方…低くまとまり、寒さに強いです

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ヒナギク
目次
ヒナギク(雛菊・デイジー)とは?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ・種蒔き
管理場所・日当たり
剪定
花ガラ摘み
病気・害虫
特徴・由来・伝承
関連記事
学名や栽培スケジュール
最終更新
植物名
ヒナギク
科名
キク科
学名
Bellis perennis
別名
デージー・長命菊・延命菊
耐寒
マイナス30度
水やり
水を好む
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
ヒナギクの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。
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ヒナギク(雛菊・デイジー)とは?

ヒナギク(雛菊・デイジー)はキク科ヒナギク属のヨーロッパ・地中海が原産の多年草。草丈の低い、冬から春のガーデニング材で、夏には暑さで枯れてしまいます。

ヒナギク(雛菊・デイジー)の種を撒くのは秋で、苗を植えるのは冬~3月前後まで。種撒きは大変なので、ホームセンターなどに流通する苗を植えたほうがいいでしょう。あまり遅い時期に植えると、株が成長しないうちに開花時期が来るので、10月~12月までに植えるのがベストです。

暑さには枯れてしまいますが、寒さには強く、防寒は不要。草丈は低く、寄せ植えにも適していますし、庭植えでも便利。庭の前景に適しています。ガーデニング初心者向けの植物です。
草丈20cm〜40cm
花いろ白・ピンク・赤など
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水やり

鉢植え場合は土が乾いていたら、しっかりと鉢底から水が出てくるまで水をやります。ヒナギク(雛菊・デイジー)は水切れを起こしやすいので、うっかり水を切らせると、シオシオになって、復活不能になります。冬のうちは午前中に水をやるようにします。夕方に水をやると水が夜中に凍って根にダメージがあるからです。

特に3月以降、日が照り、生育が旺盛になってきたら、水切れに注意しましょう。春以降もできれば午前中にやるといいです。

肥料

花が咲く期間は液体肥料を週に1回与えてください。もしくは1ヶ月に一回緩効性化成肥料をやります。ヒナギク(雛菊・デイジー)は花が多い植物です。肥料が切れると、花付が悪くなります。

植え付け・植えかえ・種蒔き

時期

秋に種を撒くか、冬に苗を植えます。それが冬から春にかけて咲いて、夏までには暑さで枯れてしまいます。一年草ですが、こぼれダネで増えるということも聞きません。これは流通しているのが園芸品種で種ができにくいからです。

冬に出回る苗は霜に強いのですが、秋に種を撒いて育てた場合に、苗が小さいときに霜に当たると枯れてしまいます。種から育てた場合は、寒さに慣れるまでは霜よけがあった方が無難です。苗から育てた場合も霜に枯れることはないですが、霜に当たると花が止まります。

用土

市販されている花と野菜の土で植え付けをします。ヒナギク(雛菊・デイジー)は寄せ植えにしても、庭植えにしても、プランター植えも楽しめます。

種まき

8月〜10月ごろから種まきをします。育苗トレイやポットなどに用土を入れ、その上に種子をまきます。薄ら土をかぶせて、水をやります。種子は小さいので、飛ばないように霧吹きを遠くから吹きかけるといいです。発芽温度は20度で1週間ほどで発芽します。葉っぱが4枚になったら鉢や庭に植えます。

鉢植えの手順

5号〜6号に1苗、8号鉢なら3苗、横長プランターなら3苗〜4苗を植え付けます。

鉢底の穴を鉢底網で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。

寄せ植えにも
草丈が小さく、同じ時期に開花するビオラパンジー類と一緒に植えても綺麗です。その場合はヒナギク(雛菊・デイジー)の色合いを淡いものにして、他の花と喧嘩しないように調整しましょう。
参考:冬と春の寄せ植えの候補の一覧

庭植え

庭植えする場合は水はけのよいところに植えてください。土を掘ると水が出てくるような水はけの悪いところではさすがに、枯れてしまいます。

庭植えの場合は、20cmの深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土堆肥を2割ほどと化成肥料を少量入れて、用土とします。土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

管理場所・日当たり

日の当たる場所で管理しないと、花首が伸びて、ひょろひょろになったり、花付が悪くなります。

寒さには強いので防寒は一切不要です。

剪定

4月くらいになって、花が傷んできたら、ヒナギク(雛菊・デイジー)の花をゴッソリ切り戻してしまえば、次の花がつきやすくなります。

花ガラ摘み

傷んだ花は小まめに摘んでください。終わった花に水が掛かり、そのまま腐って病気の元になります。

病気・害虫

菌核病
気温が15度〜20度前後の春や秋に、茎にジュクジュクの斑が見られ、いずれその斑の中央に黒い菌核が見られるようになります。病変部位は取り除き、殺菌剤を散布して別株への感染を防ぎます。

アブラムシ
アブラムシは気温が高くなってくると発生しやすい。新芽にたかって花が咲きづらくなるので早めに薬剤で駆除していきましょう。薬剤や性質の詳細はアブラムシにありますので参考にしてください。

特徴・由来・伝承

ヒナギク(雛菊・デイジー)はヨーロッパ原産。ヨーロッパでは雑草扱いの多年草。多年草ではありますが、日本の暑さには絶えられず、秋に種を撒いて春前後まで楽しむ一年草です。

イタリアの国花です。

色合いや造形は意外とグロい感じがするのですが、最近では淡い色合いや、鮮やかなものも増えています。デージー・デイジイという名前のマンガ・アニメキャラが多い、気がします。

他のデイジーも
デイジーと名が付く植物にはにはブルーデージーシャスターデイジーチロリアンデージーユリオプスデージーなどなどありますが、それぞれ育て方が違います。各ページをチェックしてください。
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