バラ咲きジュリアンの育て方
目次
バラ咲きジュリアンとは?水やり肥料植えかえ管理場所・日当たり花ガラを摘む最後に関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- バラ咲きジュリアン
- 科名
- サクラソウ科
- 属名
- プリムラ属
- 学名
- Primula
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 日の当たる室内
- 難易度
- 中級者向け
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バラ咲きジュリアンとは?
バラ咲きジュリアンは
サクラソウ科プリムラ属の
多年草の
ジュリアンの改良品種。
バラのように八重咲きになっていて、花いろも鮮やかで深いものが多く、
春の定番です。暑さに弱く、春以降は消えてしまうものですが、夏を涼しいところで管理すると
夏越しも可能です。
八重咲きといってもジュリアンですから、育てかたは通常の
プリムラジュリアンと同じです。
特徴
ジュリアンのバラ咲き品種。一般的なジュリアンが一重咲きに対して、八重になっているだけといってしまえば、それまでですが、一重咲きのジュリアンに比べると高級な印象があります。ジュリアンが子供ならバラ咲きジュリアンは大人の女性ってところです。
青い一重のジュリアンというのは前から見かけますが、正直あまり人気のある品種ではありません。しかし青のバラ咲きジュリアンはなかなか…青いバラというのが話題になりましたが、あれよりもずっと青いです。
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水やり
土が乾いていたら鉢底から水が出るくらいにしっかりとやり、受け皿の水は捨ててください。葉っぱや花に水が掛かると傷んでしまいますので、水をやるときはそっと土に注いで下さい。
水やりに口の細い
ジョウロがあると便利です。
夏は活動が鈍くなっていますし、過湿で蒸れてしまいますので、水やりは控えめにしてください。
肥料
開花している間(12月〜4月)は
肥料をやります。一週間に一回か二週間に一回、液体肥料を水の代わりにやってください。ジュリアンは花が終わると、その下のツボミが咲いて、次々に咲くので、肥料を必要とします。開花中は肥料が切れないようにしてください。肥料が切れると花が咲きづらくなります。
植えかえ
基本的には植え替える必要はありません。購入時のそのままに初夏まで楽しむことが出来ます。もちろん植え替えをしても大丈夫です。よく
寄せ植えにしています。寄せ植えにするときは草丈が低いので前景に利用します。
ただ、植えるときは土を崩さず、根をいじらないようにします。
夏の暑さに弱いので、初夏までの
一年草扱いですが、涼しいところで管理すすれば、夏越しも可能です。まぁ、とても大変なので普通はしません。しませんがガーデナーは一度はやりたくなるものです。
用土
一般的な
培養土か、自作するのであれば
赤玉土6
腐葉土4を混ぜたものを利用します。
植え替え手順
植え替える必要はないんですが……鉢植えに植わっているジュリアンは窮屈です。少し大きな鉢に植え替えると元気になります。
古い鉢から株を取り出し、ひとまわり大きな鉢に植え替えます。新しい鉢の底の穴を鉢底ネットで塞ぎ、その上に土の流出を防ぐ鉢底石(
軽石)を2cmほど敷いて、その上に
用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をやって完成です。
開花しているときは土を落とさないで、根をいじらず植え替えます。開花が終わった春(4月〜5月)か秋(9月〜10月)であれば、土を3分の1ほど落として、同じ大きさの鉢に植え替えることもできます。
管理場所・日当たり
日当たりを好み、日当たりが悪いと花がつかなくなったり、すでに出来たつぼみも日光不足で開かないままで枯れることがあります。必ず日光に当てて下さい。
春と秋はできれば戸外の日当たりで管理します。
越冬
冬に出回るので寒さに強い、ような気がするのですが、冬に出回っているのは温室で育てて咲かせているので、寒さに耐性がありません。
耐寒性多年草として分類していることもあるんですが、実際は寒さに弱く、霜に当たると枯れます。戸外の軒下で越冬できることもあるんですが、戸外ではなく、室内の日の当たる場所で管理するのが無難です。
室内の日当たりで管理しましょう。
夏越し
バラ咲きジュリアンは夏の高温多湿が苦手なので、夏は明るい日陰の風通しの良い場所で管理します。最高気温が20度以下になったら日当たりに移動させてください。
花ガラを摘む
バラ咲きジュリアンはツボミに日光が当たらないと開花しません。現在咲いている花が日光を遮っていると、ツボミは咲かずにしおれてしまいます。なので、次の花を咲かせるコツは古い花を、しぼむ前に摘んで、その陰に隠れている次の蕾に日光を当てることです。
まだしぼんでいない花を摘むのは心苦しいですが、そのままだとツボミが開花しないままで傷んでしまいます。
最後に
バラ咲きジュリアンはジュリアンの改良品種なので育て方は同じです。より詳細は
プリムラジュリアンを参考にしてください。
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