コケサンゴの育て方
目次
コケサンゴの特徴は?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- コケサンゴ
- 科名
- アカネ科
- 属名
- ネルテラ属
- 学名
- Nertera granadensis
- 耐寒
- 5度
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 室内
- 難易度
- 上級者向け
スポンサーリンク
コケサンゴの特徴は?
コケサンゴは中央アメリカから南アメリカとニュージーランドに自生する
アカネ科の匍匐性
多年草。
半日陰を好み、湿気をある程度欲しがるのですが、過湿にも弱く簡単に
根腐れしてしまいます。また、強く直射日光に当たると
葉焼けしてしまいます。寒さには一定の耐性があるのものの5度以下になると枯れます。また暑さにも弱いと、なかなか気難しい植物です。このあたりが流通数が減った理由かもしれません。
時間と共に、実がしぼみ、繊細で小さかった葉っぱもゴワゴワになり色合いも鈍く――これらは致し方のないことですので、ある程度は覚悟しておきましょう。
コケサンゴは乾燥に弱いのに根腐れする。
葉水もやりすぎるとカビが沸く(密集してるから)。という風にとにかく繊細なコケサンゴ。この
水やりをクリアできれば、かわいくて仕方ない!らしいです。
補足
コケと言う名前がついていますがコケの仲間ではなくアカネ科の植物。観賞用でよく流通していました。白・黄色・赤とグラーデーションした小さなかわいい実が付くんだ――と、思っていましたが、これは三種類のコケサンゴを植えているんですね。知らなかった。
スポンサーリンク
水やり
水やりは普通より少し頻度多めにします。土が乾き始めたら水をやるという感じです。水を欲しがる植物ですが、かといって水浸しにすると腐ってしまいます。
コケサンゴは土に1センチほどしか根を張らないために、非常に簡単に「水切れ」を起こします。一旦水切れが起きると、復帰は出来ません。水切れを起こさないようにするのがコツ。
一旦水が切れると、コケサンゴは水切れすると枯れかけてきます。それを見て焦って水をやると、すでに弱っているため、その水を吸い上げきれずに根腐れを起こして完全に枯れてしまいます。そこで乾燥対策として葉水・底面給水をしましょう。
葉水
コケサンゴは熱帯の空気中の湿度の高い環境で生育します。霧吹きで葉っぱに水を掛けてあげるようにします。ただし、花に水が掛かると結実しなくなりますので、花には水を掛けないようにします。また梅雨や秋の長雨の季節は十分湿度が高いので葉水をするとカビが発生しますので、この時期は葉水をしないようにします。
底面吸水
コケサンゴの鉢の多くは小さな底面給水タイプになっています。鉢底に水を溜めるようにして、ここに紐が伸びていて、毛細管現象で水を吸い上げるようにしています。ただしこの鉢底の水が腐りやすいので、暑い時期はマメに…毎日か二日に一回は取り替えて下さい。
肥料
葉っぱが黄色く成ったら
肥料切れのサインです。肥料が切れてきたら葉っぱが黄色く変色します。真夏を除く春から秋の生育期間は一ヶ月か二ヶ月に一回、通常の2倍に薄めた液肥を水の代わりにあげてください。肥料はあくまで控えめに。
葉っぱが黄色くなるのは日光不足でもなるし、単純な葉っぱの入れ替わりでも起きるので、条件をよく考えて肥料をやってください。
植え付け・植えかえ
時期
4月から6月に植え替えをします。植え替えは毎年行います。
用土
ミズゴケで育てるのが簡単ですが、流通しているコケサンゴは大抵、土に植わっているので植え替えや株分けをする場合は土に植え替えをします。
用土は
観葉植物の土を利用します。もしくはこれらに
ピートモスや
バーミキュライトを1割ほど足して水もちをよくします。
鉢は浅いものを
コケサンゴは根が1センチほどの深さにしか張らないので、深い鉢を用意しても意味が無く、水切れ・過湿の原因になるので浅い鉢がいいです。
土での植え替えの手順は?
植え替える鉢の底の穴を鉢底ネットで塞いで鉢底石(
軽石)を1cmほど入れ、鉢底石(軽石)の上に用土を入れて、株を入れて隙間に用土を入れて、最後に水をやります。
ミズゴケで植え替えの手順は?
まずは乾燥ミズゴケを一晩水につけて水を吸収させておきます。余ったミズゴケは天日干しして乾燥させて、また袋に入れて保存しましょう。
根から土や古いミズゴケを取り除きます。できるだけ細かく取り除くといいのでピンセットがあるといいです。あとは根をミズゴケで包んで、鉢に突っ込みます。最後に水をやって完成です。以上です。
管理場所・日当たり
直射日光に当たると葉っぱが焼けて傷んでしまいます(葉焼け)。また直射でなくとも日が強いと葉っぱがゴワゴワになります。でも、日光が少ないと徐々に弱って枯れてしまいます。コケサンゴはカーテン越しの光を年間を通してとにかく長時間当てることが大事です。
夏は半日陰の涼しいところへ
30度以上になると株が弱ってしまいます。室内でも戸外でもとにかく夏は涼しいところで管理して下さい。夏だけは日光よりも涼しさを優先します。冷房のきいた部屋で管理する場合は、乾燥しますので冷房の風の直撃を避けて、葉水をやってください。
開花には冬の寒さが必要!
春には開花して6月前後に実をつけるのですが、開花するには5度前後の寒さに当たる必要があります。霜が降りる前までは戸外で管理するなどします。室内で管理していて、あまりに暖かい場所だと開花が少なくなります。
スポンサーリンク
関連記事
アカネ科