セイタカアワダチソウはアレルギーの原因?駆除するには?

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セイタカアワダチソウの基礎データ
セイタカアワダチソウ
科名キク科
属名アキノキリンソウ属
学名Solidago altissima
別名背高泡立草
水やり水控え目
場所外の半日蔭
難易度中級者向け
画像投稿
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開花
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セイタカアワダチソウとは?

北アフリカ原産の外来種。非常に繁殖力が強く、他の植物の生育を阻害する成分を分泌するアレロパシーという性質があり、荒れ地などを占有するほど。セイタカアワダチソウが生えると群生するのはアレロパシーで他の植物が生えにくくするためです。

草丈は高さ2m〜3mになることもあり、10月あたりに開花し、結実すると綿毛のついた種をつくり、それを飛ばして繁殖範囲を広げていきます。綿毛は2km〜3kmまで飛んでいくこともあります。

種だけでなく地下茎でも増えていきます。冬になると地上部が枯れるのですが根は生きていて、春になるとまた生えてきます。

セイタカワダチソウ盛衰史

明治末期に園芸目的で日本に渡来したとされます。第二次世界大戦後までに帰化していて、かつてススキが茂っていた場所を占有するような形でどんどんを広がっていきました。

沖縄の一部から北海道の南までというのですから、相当な頑健な植物です。

アレロパシーで他の植物の生育を阻害し、独占状態になったのですが、その後自身のアレロパシーによって生育が衰えたとも言われます。これまで外来種であったために、日本に天敵があまり居なかったことも繁殖の強みだったのですが、現在ではセイタカアワダチソウもサビ病ウドンコ病などの病気にかるようになり、虫にも食べられるになったことも衰退の原因です。

虫媒花で花粉症の原因にはならない

アレルギー源となるブタクサに見た目が似ているんですが、セイタカアワダチソウは虫を花粉の媒体にする植物ですので、花粉症になりません。

セイタカアワダチソウも花粉症の原因と勘違いされやすいです。そのおまけで花屋さんで見かける切り花のソリダコ(ソリダゴ)も花粉症になるからと敬遠されることも。

栽培するのはやめておきましょう

以前ほど繁殖はしなくなったとはいえ、駆除するのが大変な植物です。他の人に迷惑がかかるので、育てるのは止めましょう。庭に生えたら引っこ抜きましょう。

駆除するには

放置していると消える?!

セイタカアワダチソウはアレロパシーで他の植物の生育を邪魔しているんですが、群生して株が大きくなると自分で分泌した成分で、自滅していきます。

つまり放置していると消えていくのです…が、これで自滅するのは時間がかかるので現実的じゃないです。

刈り込みで駆除

6月〜9月に2回か3回ほど刈り込んで、取り除きます。1年で駆除はできず、何回も刈り込み、ダメージを負わせて徐々に駆除します。

これも時間がかかります。

除草剤

一番現実的な駆除法が「除草剤」です。土壌処理剤の場合は刈り込んで、土に蒔く必要があり、一つ手間がかかるのに対して、グリホサートなら葉っぱに吹きかければ枯れてしまいます。
土壌処理剤 除草剤
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グリホサート
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枯れた後に防草シートを敷くといいです。以下のページに除草についてまとめているので参考にしてください。

最後に…

セイタカアワダチソウは強い雑草で生えるとなかなか厄介な植物です。こういうのって、早めに対処することで広がるのを防げます。大事なのは雑草について知っておくことです。

他の雑草については以下のページにまとめているので参考にしてください。
…駆除が難しくない雑草の一覧
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