アロンソアの育て方
目次
アロンソアとは?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり摘芯切り戻し(梅雨と夏対策)病気・害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- アロンソア
- 科名
- ゴマノハグサ科
- 属名
- アロンソア属
- 学名
- Alonsoa meridionalis
- 別名
- 紅胡蝶
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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アロンソアとは?
アロンソアは
ゴマノハグサ科アロンソア属の
多年草。アロンソアはペルーが原産地で、現地では多年草ですが、日本では寒さで枯れる
一年草扱いです。春に苗を植えて、霜が降りる秋まで楽しんで、冬には消えると考えたほうがいいです。
苗から植えた場合は小さく育つ「矮化剤」を使っているので大きくなりませんが、効果が切れたり、
種子から育てている場合は、50センチ以上になります。
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水やり
自生地がペルー・コロンビアといった熱帯アメリカでも乾燥している地域です。乾燥に強く、やや高温多湿に弱いので、水のやりすぎに注意します。土が白く乾いてから水をやるようにします。受け皿に溜まった水は捨ててください。
肥料
アロンソアは
肥料が切れると花が止まります。枯れることはありませんが、花が咲かないと悲しいので、開花するとされる時期には液体肥料を一週間に一回程度あげてください。もしくは1ヶ月に1回緩効性化成肥料をやります。真夏は暑さで株が弱るので肥料はやらないでください。
植え付け・植えかえ
種まき
発芽温度は20度。3月〜5月に種まきをします。もしくは9月〜10月に種まきをして越冬させますが、寒さに弱く(耐寒温度5度)で
暖地以外では越冬できないので、暖地以外では春に種まきをします。
ポットに土を入れ、タネをまいて、土を薄く被せます。分厚く被せると発芽しません。あとは明るい日陰で乾燥しないように水をやっていると発芽します。葉が4枚になったら庭や鉢に植え替えます。
時期
4月に苗が出回りますのでこれを植え付けます。越年した場合は春(4月前後)か秋(10月)に植え替えをします。
用土
鉢植えの場合、一般的な
培養土で十分です。庭植えする場合は、
水はけがよくなるように
赤玉土、
腐葉土、川砂などを混ぜて水はけをよくします。
鉢植えの植え付け・植え替えの手順
5号〜6号に1苗を植えます。鉢の底の水が抜ける穴を塞ぐように網(ネット)を敷いて、その上に鉢底石(
軽石)を2cmから3cm敷いて、その上に
用土を入れ、株を入れて隙間に用土を入れて行き、最後に水をやって完成です。
植え替えの場合は古い土を3分の1ほど落として、ひとまわり大きな鉢か、同じ大きさの鉢に植え替えます。このときに株分けも可能です。適当に切って、別々の鉢に植え替えましょう。
管理場所・日当たり
アロンソアは日当たりを好みます。
半日陰でも育ちますが花が少ないです。熱帯に自生する植物ですが、日本の夏の暑さに弱いようで(暑さと言うよりは多湿かな)、株が弱いと夏に消えて無くなってしまいます。鉢植えにした場合は夏には半日陰に移動させてあげれば秋以降もまた花が楽しめます。
冬の寒さに弱いといっても意外と強い
寒さに弱いと書きましたが、地域によっては霜よけがあれば戸外での越冬が可能です。関東なら戸外での越冬が可能です。寒さで枯れる一年草扱いですが、自生地では多年草。この寒ささえクリアできれば多年草として毎年楽しめる???かもしれません。普通はそこまでしません。
摘芯
摘芯・
切り戻しをすることで小さく仕立て、脇芽を出させてこんもりと仕上げます。花がひと段落したら、全体を半分ほど切り戻しましょう。アロンソアはこの摘芯をするかどうかで、まったく花つきが違います。
切り戻し(梅雨と夏対策)
多湿が苦手なので梅雨前か夏前には切り戻して風通しをよくしておきましょう。
病気・害虫
アブラムシ
アブラムシが発生します。
オルトランを前もって撒いておくとよいです。見つけ次第捕殺しましょう。
ハダニ
ハダニは葉っぱの裏に潜んで汁を吸う虫で、乾燥を嫌うので葉っぱに水をかけることで予防できます。ただ、アロンソアは多湿が苦手なので、発生したら薬剤で駆除するか、前もってオルトランをまいて予防しておきましょう。
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