カシスの育て方
目次
カシスとは?水やりと肥料植え付け・植えかえ・種蒔き管理場所・日当たりその他特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- カシス
- 科名
- ユキノシタ科
- 属名
- スグリ属
- 学名
- Ribes nigrum
- 別名
- 黒酸塊・クロフサスグリ
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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カシスとは?
植え付けしてから二年で収穫が出来るようになります。
半日陰が適していて、特に夏に涼しいところが好ましいです。乾燥に弱く、水ハケが良すぎたり、
水やりが不足するとシオシオになります。
一本で実がなる自家結実性です。食べられる実がなる庭木としては育てやすい部類。また実にも鑑賞価値があるのも魅力。
生育サイクル
落葉時期に苗を植えます。植えた年は収穫できません。春から夏に成育し、根本からシュートが出てきます。その後冬には落葉、春に花が咲き、実が成ります。つまり実がなるのは最短で二年目です。
ネコの尿のようなニオイ?
カシスは枝が傷つくと、樹液が出てきます。これが空気に触れるとネコのおしっこのようなニオイがします。wikiによるとこのニオイを香水のアクセントに使うことがあるとか。傷つかないとニオイがしないので、普通に育てているだけならば、無臭です。
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水やりと肥料
水切れがおきやすいので、土が乾いたら水をやるようにします。さすがに常時濡れていると
根腐れしてしまいますが、乾燥しきらないようにしましょう。特に春から夏の開花・結実時期に乾燥しないようにします。夏は半日陰に移動するか、それでも暑いならば日陰で管理するようにします。庭に植えていて移動できない場合は株元にワラをしいて乾燥を防ぎましょう。
肥料
12月に緩効性肥料をやってください。三月から初夏までは液体肥料をやるか、4月に速効性の固形肥料をやります。
植え付け・植えかえ・種蒔き
弱酸性の土を好む
弱酸性というのは日本の雨と同じくらいのもので、雨ざらしになっているところは大体弱酸性になります。phについては気にしないでかまいません。鉢植えにする場合は、一般的な花と野菜の
培養土を利用します。
庭植えの方法
植え穴は、直径60cm、深さ30cm。掘り返した土に
堆肥6~7kgとできれば溶成燐肥(リンを含んだ肥料)約150gを混ぜて、三分の一を戻し、苗の根を広げて深植えにします。
乾燥を防ぐために根元に藁を
乾燥を防ぐために根元に藁を敷きます。
管理場所・日当たり
夏の直射日光・暑さに弱い
ヨーロッパや北アメリカ原産で、日本の生産は90%が青森。つまり寒さに強い反面、暑さに弱い植物です。年間を通して半日陰で育てるのが適しています。
●夏に暑いところで管理していると生育が悪くなる。
西日に注意
西日がどうしてもあたる場合は、根本を
マルチングして乾燥を防ぎます。
その他
剪定
剪定は冬に行います。
花芽は新芽に出る
株の根本から勢いのある「シュート」と呼ばれる新枝が出てきます。これに花芽がつきますので、これをきらないようにして下さい。また鉢植えだとこのシュートが出る場所がスグになくなってしまうので、植えるときは出来るだけ大きな鉢植えにしましょう。
●株元から出たシュート(ヒコバエ)のうち、勢いのあるものを残し、弱いものを切ってしまいます。
●5年以上の枝は実付きが悪くなるので落とします。
●シュートを残しつつ、古い枝をさばき、庭木の場合、15本ある状態を維持する。
雪が降る地域の場合
雪が枝に積もると、雪の重みで折れてしまいますので、雪が降る前に枝を縛って雪が積もらないようにします。
害虫
アブラムシと
ハダニが発生します。
特徴・由来・伝承
カタカナで書くとクロスグリ。漢字で書くと黒酸塊。飲み物や健康食品として「カシス」が一般的になっているのでソチラの方が有名です。真っ黒な実は食べると苦味があります。カシスはフランス語。スグリ科とされることも。原産地はヨーロッパや北アメリカ。
ブルーベリーよりもアントシアニンが多いことで眼精疲労に効果があり健康食品に利用されます。日本では青森で90%が生産されています。
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ユキノシタ科