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イキシアの育て方

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イキシア
目次
イキシアとは?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
病気・害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
イキシアの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
イキシア
科名
アヤメ科
属名
イキシア属
学名
Ixia hybrida
別名
アフリカンコーンリリー・槍水仙
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
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イキシアとは?

イキシアはアヤメ科イキシア属の南アフリカに自生する球根植物多年草)です。細い茎の先に花がつき、風に揺れる姿は優雅ですらあります。花は夜・雨のときには閉じ、昼間に開きます。

秋に球根を植えつけると、細い葉っぱが生えてきて、春に開花。その後しばらくは葉っぱが残りますが、夏には地上部が枯死、休眠状態に入ります。これを繰り返します。
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水やり

鉢植えの場合は土が乾いていたら水をやるようにします。イキシアは球根植物で乾燥に強く、過湿に弱いので水をやりすぎないようにしてください。受け皿に水が溜まっているならば、水は捨ててください。

庭植えにした場合は、自然に降る雨だけでほぼ大丈夫です。

花が終わった後、しばらくすると葉っぱがなくなってしまいます。こうなると休眠状態になり、イキシアは水を吸い上げなくなります。ここで水をやるとすぐに球根が腐って枯れてしまいますので、夏の間は完全に水を切ります。一切やらないでください。

肥料

葉が出て開花までの11月〜4月あたりまで薄い液体肥料を2週に1回やります。肥料が少ない方がよく咲くし、肥料がなくても育つのですが、球根の太り方が遅いため、開花まで時間がかかることがあるので、やった方がいいです。

植え付け・植えかえ

時期

秋(10月前後)に球根を植えます。

連作障害注意

イキシアは連作障害を起こします。毎年同じ場所に植えっぱなしだと何年か後には、株が小さくなってきて、花が咲かなくなります。そこで、二年に一回くらいは庭植えでも植え替えが必要になります。植え替えは夏の間に掘り出して、秋に植え替えをします。植える場所はもちろん前回とは違う場所にします。もしくは土を取っ替えて植えます。また過去数年にアヤメ科の植物を植えた場所も避けます。

用土

イキシアは水はけのよい、アルカリ性の土を好みます。簡単にアルカリなんていいますが、アルカリ性の土は売っていません。中和して中性で十分です。鉢植えする場合は、市販の花と野菜の培養土を利用します。庭植えする場合は、あらかじめ植える土に苦土石灰を混ぜて中和させてください。庭の土が水はけが悪いならば、赤だま土や川砂を混ぜて水はけをよくしてから植えてください。

鉢植えの植え付けの手順

イキシアは大きな花が咲くわけではないので、球根を寄せて植えたほうが花が咲いたときにボリュームが出ます。直径15cmの鉢(5号鉢)で5球〜6球ほど。表土から球根の先までが3cmくらいの深さに植えます。

鉢の底の穴をネットで塞いで、その上に鉢底石(軽石)を入れ、用土と株を入れて、最後にしっかりと鉢底から水が出るまで、水をやって完成です。

庭植えの手順

植え付けの1週間前に庭の土を20cmほど掘り返して、堆肥を庭土に対して2割ほど追加し混ぜて用土とします。水はけが悪いのであれば、軽石・川砂・パーライトなどをよく混ぜて用土とします。球根の頭が深さ3cmに植え、株間は4cmほどで密生させましょう。

掘り上げ

夏になって地上部が完全に枯れたら、掘り上げて9月〜10月に植え替えます。掘り上げたら、通気性のよい袋に入れて風通しの良い日陰で吊るして保存しておきましょう。秋に植える時に分球しているので、別々に植えます。小さいと開花はしませんが、徐々に大きくなって開花するようになります。開花するまでは1年か2年かかります。

鉢植えの場合はそのまま鉢植え栽培を継続してもいいです。

管理場所・日当たり

イキシアは日光を好み、日光が不足すると生育が鈍くなり、花も咲かなくなってしまいます。必ず、日当たりで管理するようにします。

イキシアは秋に植えつけて、冬を越して春に花を咲かせるのですが、この冬の寒さに若干弱く、霜に当たると枯れることがあります。できれば霜に当たらないように霜除けをするといいです。そこまでするのは大変なのであまりメジャーな花ではありません。また、土が凍結すると球根が傷んで枯れてしまいます。土が凍結しないように株元に腐葉土マルチングして凍結防止をします。

病気・害虫

ほとんど見られない

特徴・由来・伝承

イキシア:特徴・由来・伝承
イキシアはアヤメ科の植物でイキシア属(ヤリズイセン属)の植物、もしくはイキシア属の植物全般を指しています。イキシアの「ixia」はラテン語の「鳥もち」の意味とも言われます。これはイキシアの茎を切るとねばねばとした液が出てくるため。

原産地はアフリカの南、ケープタウン付近。別名のアフリカンコーンリリーというのは、アフリカのトウモロコシ畑の脇に生えていたことが由来。

花はクロッカスにも似ています。咲き方はグラジオラスにも似ています。

イキシオリリオンとは何の関係もない。
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