ハクサンボク(白山木)の育て方…庭木にすると花も葉も臭い?植物園で確認を
目次
ハクサンボクの特徴は?水やり肥料植え付け・植えかえ・種蒔き管理場所・日当たり栽培地域剪定病害虫特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ハクサンボク
- 科名
- スイカズラ科
- 属名
- ガマズミ属
- 学名
- Viburnum japonicum
- 別名
- イセビ
- 耐寒
- マイナス5度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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ハクサンボクの特徴は?
ハクサンボク(白山木)は日本の暖かい地域に自生する
スイカズラ科(
レンプクソウ科)
ガマズミ属の半常緑
低木。春(3月〜4月)に開花した花が咲き、良い匂いじゃない…臭い匂いがする。冬に赤い実がなり、食べられる(おいしいかどうかは別ですけど)。葉っぱには艶があり、肉厚。新芽は赤みを帯びていて、徐々に緑になり、常緑ですが秋に
紅葉する葉が見られます。気温さえあれば手間のかからない便利な庭木。
ちなみに名前が似ているハクウンボクは
エゴノキ科植物。
花に悪臭がある。乾燥すると葉も臭い――といっても気になるほどではない、と言えばその程度。実際に嗅いだけど、庭植えにして問題があるほどではないが、この辺りは個人の感覚なので、植える前に植物園に花の匂いを嗅ぎに行って、確認するべきです。
樹高2mから6m…
剪定して2mに抑えたい。
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水やり
ハクサンボクは庭植えするものなので、一旦根付いてしまえば、よほどの日照りが続かない限りは、
水やりは不要。鉢植えにした場合は、「土が乾いていたら水をやる」という一般的な植物と同様の水やりをする。
肥料
ハクサンボクの花がひと段落して、夏に向けて枝が伸びる5月に、緩効性
肥料(化成肥料)を株の周囲にパラパラとまきましょう。また冬に寒肥として同じように緩効性肥料をやります。ハクサンボクは比較的、肥料を好む樹木です。
植え付け・植えかえ・種蒔き
時期
植え付け時期は冬(11月から3月)に行います。ハクサンボクはあまり寒さに強い方ではないので、寒い地域では厳寒期の植え付けは避ける。
新芽が出たら植え付けしても上手くいかない。早めに植え付けましょう。
用土
ハクサンボクは
水はけがよく、肥沃な土を好む。土質は選ばない。他のカマズミ属の樹木に比べると乾燥にも強いです。
庭植え
根鉢の2倍か3倍くらいの直径と深さの穴を掘って、掘り出した土に
腐葉土か
堆肥を3割か4割混ぜて、化成肥料を説明書きの規定量入れて、よく混ぜて
用土とします。 穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
管理場所・日当たり
ハクサンボクは日当たりで管理。少々
半日陰くらいなら問題ないです。
もしも何年かに一回の強い寒波が来て、冬に土が凍るようなら、腐葉土やワラで
マルチングをして凍結を防ぎましょう。
栽培地域
ハクサンボクは寒さに強くない。関東より西なら自生するが、もともと
暖地の植物なので、土が凍るような土地では枯れる。また常緑だが寒い地域では枯れなくても落葉することがあります。
本来は寒さに弱いが、温暖化で関東北部でも育つようになって来ている。
剪定
剪定は冬に行うか、
花芽を落としたくない場合は花が終わった直後に、芽の上まで刈り込みます。刈り込みに対して強く、よく芽吹きますが、剪定をしなくても、自然と整った樹形になるので、邪魔な枝を落とす程度にしておくのが一般的。風通しよく剪定することで、
アブラムシや
カイガラムシを予防できます。
切った枝もちょっと臭い。
病害虫
アブラムシ・カイガラムシ・
ウドンコ病などが発生。新芽にはアブラムシが発生しやすいので、前もって
オルトランを使っておくといいです。枝をさばいて風通しをよくすることで予防できますので、剪定をしっかりとしましょう。
特徴・由来・伝承
石川県白山にちなんで白山木になった、とされるが実際には白山にはハクサンボクは生えていない。日本固有株。
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