北海道や東北などの寒冷地での育て方(シクラメン)
目次
寒冷地(北海道や東北)でのシクラメン水やり 休眠はさせない肥料植えかえ管理場所・日当たり 春〜秋 10度以下になるなら室内へ 冬は室内の日当たり花ガラを摘みましょう関連記事スポンサーリンク
寒冷地(北海道や東北)でのシクラメン
このページでは
シクラメンを育てる上で、寒冷地で気をつけるべきポイントをまとめています。余談ですが、現在のシクラメンはヨーロッパのドイツで品種改良したものです。ドイツはシクラメンの原産地よりも寒い地域で、ドイツでも育つように「耐寒性」を高めています。反対に「耐暑性」は無視しているんですね。だから現在のシクラメンはどちらかというと「寒冷地向き」なんです。それでも決して寒さに強いことはありませんから、気をつけてください。その代わり、
夏越しは
暖地中間地に比べると楽です。
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水やり
水やりは通常の
シクラメンと同じですが、
冬に水をやるときは冷たい水道水ではなく室温に近い水をやってください。
底面吸水の鉢なら、10月〜4月までは底に耐えず水が溜まっているようにします。5月〜9月の間は底面給水のカップを外して、土に水をかけるようにします。底面給水じゃないタイプの場合は、土に注ぐようにし、球根に水をかけないでください。
気温の上昇とともに水を吸い上げる力が落ちるので、春から夏にかけて、土の乾き具合をよく見て水をやる。水をやりすぎれば球根は腐ります。
休眠はさせない
寒冷地でシクラメンを育てる場合は、夏の気温が低く、休眠させなくても夏越ししやすいので、栽培を継続させる方法をとります。5月を過ぎても水やりをして
肥料をやって葉っぱを残します。この方が株に栄養がたまり、次のシーズンで開花が増えます。
休眠しない夏越しについては以下のページを参考にしてください。
肥料
葉っぱがある時期は固形肥料を一ヶ月に一回やるか、二週間に一回程度液肥をやります。気温の上昇とともに、生育が鈍くなるので肥料をやる頻度を減らし、液体肥料であれば濃度を薄めますが、葉っぱがある限りは肥料を継続してやります。
植えかえ
寒冷地は8月の下旬にはすっかり涼しくなって来ているので8月の下旬に植え替えをするといいです。鉢から株を取り出して、三分の一ほど土を落とします。全部は落とさないでください。植え替えはシクラメンにとって
ストレスです。土は残して、追加するようにしてください。
用土はシクラメンの
専用土というのが
ホームセンターや花屋やネットショップにあるのでそれを買うか、自作する場合は
を参考にしてください。ちなみにシクラメンの専用土が一番手っ取り早くて楽で安上がりです。
休眠させないので、ひと回り大きな鉢に毎年植え替えることになります。古い鉢から株を取り出し、根を傷つけないように土を少し落として、ひと回り大きな鉢に植え替えます。植え替えの詳細は以下のリンクを参考に。
11月ごろにあまりに生育して窮屈そうならば植え替えることも可能です。ただし、鉢から株を取り出しても土を取り除かず、一回り大きな鉢に植えて、隙間に土を入れるようにします。土を落とすと根が傷んで生育不良を起こします。植え替えに成功すると一層、花が増えます。
管理場所・日当たり
春〜秋
春から秋までは戸外で管理して、明るい日陰でのんびり育てます。日光に当ててもいいですが、
葉焼けするかもしれないので、明るい日陰や遮光した場所で管理した方がいいです。
最低気温が十度以上になったら戸外でも。
10度以下になるなら室内へ
シクラメンは5度くらいまでは耐えますが傷んでしまうので、外気が10度以下になるようならば室内に取り込んでください。
冬は室内の日当たり
室内の日光が当たる場所で管理します。日光に当たらないと葉っぱが伸びず、花が出ません。しかしシクラメンは20度以上になると萎れて来ますので、15度前後の場所で管理するようにしてください。夜はできれば10度前後の場所に移動させると株が締まります。
●冷暖房の風が当たらないようにする。当たるとカリカリになる。
●乾燥しているからといって霧吹きを花にかけない。花がすぐに枯れる。
●冬は日光が不足しがちです。
●日光に当てて、葉組みをして内部まで日光が当たるようにしてください。
葉組の詳細は以下のリンクを参考に。
花ガラを摘みましょう
病気はほとんど発生しません。
終わった花や葉は指でつまんで捻って取り除いてください。ハサミで切ると切り残しが腐って病気になることがあります。生産農家は花や葉の切った茎の部分に消毒をするらしいです。
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