ドライ法…シクラメンを休眠させて夏越しする手順やコツは?
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ドライ法…休眠させてシクラメンを夏越しする方法
このページでは
シクラメンを休眠させて
夏越しさせる方法(ドライ法)について書いています。夏越しには休眠させる方法(ドライ法)と、休眠させない方法(ウエット法)があり、休眠させる方が夏越しの成功率は高いので、
初心者向きとされています。
シクラメン栽培の概要は
シクラメンを参考にしてください。
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シクラメンは雨季と乾季のある地域の植物
シクラメンは雨季と乾季のある地域の植物で、雨季に花を咲かせ、乾季は球根だけとなって乾燥をやりすごします。花が咲く雨季が日本では「冬」にあたり、乾季が「夏」にあたります。
自生地では(当然ながら)雨季は湿度が高く、乾季は乾燥しているのに、日本では開花する冬に乾燥し、休眠する夏にジメジメしているという間逆の環境となります。特に日本のジメジメした夏に腐ってかれやすいので、夏越ししづらく、毎年咲かせられるかどうかは、ズバリ「夏越し」にかかっています。夏を越えれば僅かながらでも花は咲きます。
シクラメンは花が咲き終わり、気温が高くなると、休眠したり、休眠に近い状態となり、成長しなくなります。その後、秋になって涼しくなったら葉っぱがチョロチョロと生えてきて、やがて花が咲きます。
休眠の方法
シクラメンの花が少なくなってきます。シクラメンは気温が上がると「あ、時期じゃないな!」と判断して生育が鈍くなってくるものです。葉っぱ一枚につき一つの花が咲く性質がありますから、花が減っているのは新しい葉っぱが出てこなくなっている証拠です。
管理自体は冬の管理方法と同じですが、葉っぱの減少とともに水の吸い上げも鈍くなりますので、水をやる頻度も下がってきます。もしも肥料をやっているならば、肥料はやらないようにしてください。
5月から8月までは細菌性の球根腐敗病が発生します。この時期にベンレート水和剤(ベノミル剤)を前もって散布しておくと予防できます。
花がなくなり、葉っぱも枯れてほぼ消えて無くなります。葉っぱはむしってしまってください。むしる時は根元からねじって切ってください。ハサミで切ると茎が残ってしまうので手でむしってください。葉っぱは茶色に変色してカラカラになってしまいますが、放置していると、水を吸ってカビが生えることがあるので、むしりましょう。
6月に入ったら
水を完全に切ります。
切るってのは水を一切やらないってことです。
水をやらないと当然、これまで以上に葉っぱがしおれたり、黄色くなったりと、可哀想な状態になるのですが、そんなことは気にしないでください。自生地でも休眠する季節が来れば「水が切れる」のですから、自然なことです。
●ここで葉っぱがあるからとダラダラ水をやっていると、中途半端になって腐りやすくなります。休眠させる方法の大事なポイントはここでスパっと
水やりをやめることです。
●断水して夏越しさせる方法は初めてやるときに躊躇するものです。
真夏は一切、水も肥料もやらない状態で、日陰の風通しの良いところで管理します。葉っぱもないので、水をやろうという気持ちにもならないでしょうが、うっかり水をやってしまったり、何かの拍子に雨が当たると、球根が腐ってしまいますので気をつけましょう。
●目のつかない、暗いところで管理することになるので、忘れがちになる。
●夏になっても葉っぱが残っているのは休眠していない株です。休眠していない株は水やりをして、薄い肥料をやります。休眠していない株は開花時期が休眠させた株よりも一ヶ月早いです。ただし休眠させない株は、管理が面倒で、水やりの間隔も今までと全然違って繊細なので、初心者は休眠させるべき。
8月の終わりか9月中旬にシクラメンを植え替えします。昨年より一回り大きな鉢を用意します。
用土は
にします。シクラメンの培養土は
ホームセンターで売っていて量も少なくて、必要な肥料もすでに混ぜ込んであって非常に便利なのでオススメです。
底面吸水の鉢に植えるときはパーライトを入れた配合にします。パーライトが水を吸い上げる性質があり、吸い上げた水を隅々まで送り届けます。
培養土以外の配合では緩効性肥料を規定量入れておきます。シクラメンは寒い時期に長期間開花するので肥料が少ないと花が止まります。
根塊(球根のこと)を鉢から取り出し、半分から三分の一ほど、土から出ている状態に植えます。休眠しているので土を落として、根を切っても問題ありません。
植え替え手順の詳細は
を参考にしてください。
あとは一般的なシクラメンの管理を行えば葉っぱが出て、葉っぱの数だけ花が咲きます。水やりは上からジャバーっと掛けないようにします。球根の上は凹んでいてここに水が高まると球根が腐ってしまうからです。口の長い
ジョウロで土に直接注ぐようにして水をやるようにしてください。
シクラメンは寒い雨季に開花する植物で、気温が上がるとグッタリします。9月以降は気温が下がり、葉を茂らせて花を咲かせるものではあるんですが、年によってはとにかく暑い。最高気温が20度以下になるまでは
半日陰のできるだけ涼しいところで管理します。
休眠させる場合の注意点
休眠させる場合は開花時期が短くなります
休眠させた場合は夏の間に眠っています。そのため、開花は遅くなり、開花は1月から5月の間になります。休眠させない場合は、わずかながらでも夏の間も生育し、球根を太らせているので、開花時期が長くなります。
休眠させない方法もザックリとだけ書いておきます。
休眠させない場合は、水やりは通常通り行います。球根の上が凹んでいるので上からジャバーとは書けないようにします。肥料も月に一回程度、液体肥料をやります。
5月までは戸外で午前中だけ日が当たる「半日陰」で管理します。
夏
シクラメンにとっては夏の日差しは強すぎて葉焼を起こします。
葉焼けというのは強すぎる日光で葉っぱの葉緑素が破壊されてしまうことです。そこで、夏は半日陰の場所で管理します。半日陰というのは、よく「午前中だけ日が当たる場所」という意味なんですが、ここでは日差しを50%くらい遮光した状態です。カーテンやヨシズで日差しを柔らかくした場所で管理します。
休眠させない場合は、葉っぱが多少は残って、その栄養を球根に溜め込むことになるので、休眠時期であっても球根が太ります。そこが良いところで、休眠させない場合の方が開花も早いし、冬にたくさん咲きやすいです。
●休眠させない場合、葉っぱが少しですが残るということは、花も咲くことがあります。
●葉っぱがやたらと間延びしている場合は、水のやりすぎか日光不足です。休眠させない管理は、ここいら辺がややこしいです。
詳細は以下のリンクを参考にしてください。
9月になったら、植え替えを行い、通常通りに管理します。
最後に…
無事に夏越しができたら、あとは通常の栽培に戻ります。開花は少し遅くなりますが、あとはシクラメンの生育に適した時期です。通常の栽培については
を参考にしてください。
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