5月の管理…花は終わり、休眠しつつあるシクラメン
目次
5月のシクラメンの管理・手入れ夏越し水やり肥料植えかえ管理場所・日当たりトラブル 球根腐敗病 痛んだ葉や花は捻って取る来月は??関連記事スポンサーリンク
5月のシクラメンの管理・手入れ
5月の
シクラメンはまだ葉っぱがあり花がある株もあれば、ほとんど球根だけになっている株もあります。花がある場合は、その花が終わるまでは水をやり、普通に管理してあげましょう。多少の葉っぱがあってもほぼ球根だけになっている場合は、
夏越しのための管理をしてやりましょう。
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夏越し
シクラメンは雨季と乾季のある地域の植物で、気温が上がると休眠します。なので5月ごろになると、葉っぱが黄色くなり、休眠し始めます。夏(自生地では乾季)を越すと秋にはまた葉っぱが出て花が咲きます。なので夏越しに挑戦して毎年楽しみましょう。
シクラメンの夏越しは二種類あります。一つは水を切って休眠させる方法…ドライ法。もう一つは栽培を継続させつつ夏越しするウェット法です。どちらも一長一短ですが、「ドライ法(休眠させる方)」が簡単とされていますので
初心者はそちらで。
●もう夏越しさせないで廃棄するというのも手です。
●夏越しに一回成功したシクラメンの球根は来年以降は夏越ししやすくなります。
水やり
葉っぱがあり花も咲いているようならば、通常通り、水をやります。土が濡れているなら水をやらないようにして、土が乾いてから水をやります。すでに高温時期でシクラメンとしてはかなり厳しい環境なので、活動は低調です。水を吸い上げる力は落ちているので、水をジャブジャブとやると腐りやすいので注意してください。
葉っぱがわずかで、ほぼ球根だけになっている場合は、夏越しさせるように
水やりをします。どういう夏越しにするか決めておきましょう。休眠する場合は、水は一切やりません。水をやると休眠しないからです。
栽培を継続する場合は、水をやり、
半日陰くらいの日に当ててやります。
休眠するにせよ、しないにせよ、底面給水はもう利用しない方がいいでしょう。カップがはまっているタイプは外しておきます。外せない場合は、こまめに水を抜くようにしてください。水が溜まっていると、球根が蒸されて高確率で腐ります。
●5月でも水をやる場合は、球根に水がかからないようにします。
肥料
休眠する場合…5月は
肥料をやらないでください。肥料をやると土に肥料が残って、休眠後に球根が肥料焼けして場合によっては腐って枯れるかもしれません。
まだ葉と花が残っている場合・栽培を継続する場合…5月も二週に一回程度の肥料をやります。栽培を継続させるので肥料が必要です。肥料をやらないと球根が太りません。肥料が多いと球根が傷むので、自信がない場合は控えめにしましょう。
植えかえ
植え替えはありません。
植え替えは8月下旬から9月です。それまでは現状がベター。
ただし、休眠前5月に植え替えることも可能です。詳細は
を参考に。
管理場所・日当たり
休眠させなかった場合は風通しの良い半日陰か、遮光して風通しのよい場所で管理します。休眠させた場合は風通しの良い日陰で管理します。
半日陰とは1日のうち午前中だけ日が当たる場所か、50%ほど遮光した場所のことを指します。
トラブル
球根腐敗病
細菌性の球根腐敗病が発生します。ベンレート水和剤(ベノミル剤)を散布しておくと予防できます。細菌が原因ではありますが、水やりが多いか、風通しが悪いか、ともかく湿気が多いのが原因です。環境を見直しましょう。
痛んだ葉や花は捻って取る
ここまで育てている人はずっとやっているでしょうが、痛んだ葉や花はハサミで切らずに、指でつまんで捻って取ってください。ハサミなどで切ると、根元が球根に残ってそれが腐って
病気の元になります。5月はもう、そんなに葉や花がなくなっているので、この作業は少ないですが、やっぱり大事な作業です。
来月は??
6月の中旬〜7月中旬あたりは梅雨です。梅雨はシクラメン栽培では鬼門。ここさえ乗り越えれば、あとは暑いけど乾燥している8月ですから、ほぼほぼ大丈夫。家の中で風通しの良いところで管理しましょう。
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