4月のクレマチスの栽培・管理…早めの誘引を

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4月のクレマチスの栽培・管理

4月のクレマチスの栽培・管理:4月のクレマチスの栽培・管理
4月は気温が上昇し、クレマチスの花が咲く時期です。グイグイとツルを伸ばしますが、このツルは最初は柔らかく、折れやすいです。ある程度硬くなってから誘引しますが、完全に硬くなると今度は鉄線と呼ばれるだけあって、どうにもなりません。このツルを誘引しないといけません。追いつかないかもしれません。追いつかないくらいにたくさんツルが出ますので、多少折れても無視して、誘引しましょう。次から次へと出てきます。

原種・常緑系のアーマンディーやカルトマニージョーは上旬から咲き始め、モンタナ、アルピナ、マクロペタラなどは中旬から、大型品種は下旬から咲き始めます。
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庭植えの水やり

庭植えにしている場合は、基本的には自然雨だけで十分ですが、よく生育する時期でよく水を吸い上げるため、水切れしやすいです。水切れするとツボミが落ちてしまいます。乾燥するようであれば、様子を見て水をやってください。

鉢植えの水やり

4月のクレマチスの栽培・管理:鉢植えの水やり
毎日、水をやります。水をやるときは鉢底から水が出てくるくらいにしっかりとやります。水は葉っぱにかけてやると虫予防になっていいですが、花に水が当たると花がしぼんでしまいます。花がまだ咲いていない時期ならば、葉っぱに水をかけてあげてください。

鉢が小さいと水切れしやすい

水が切れると葉っぱが縮れて、蕾(ツボミ)が落ちます。水切れは避けたいです。鉢植えの場合、地上部の葉っぱの量に対して鉢が小さく、鉢が小さいということは土の量が少なく、土が少ないってことは、水をやっても保水できる量が限られてしまいます。

普通の土への水やりでは全然追いつかない場合は、バケツに水を張って、そこに鉢を30分から40分ほどつけて置いて、給水します。それでも追いつかない場合は、植え替えた方がいいです。
それでも追いつかないってことは、四月では多分ない。ただ七月八月は怪しい。

肥料

鉢植えでも庭植えでも液体肥料を週に一回あげます。
肥料が切れると葉っぱも花も止まります。不足していると思ったら、液体肥料を多めに…濃い目にするか、緩効性化成肥料を併用します。そのくらいに肥料を必要とする場合もあります。
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植え付け・植えかえ

庭植えにするのは可能ですが、鉢の植え替えはしません。鉢の植え替えは休眠中の3月までに行っておきましょう。思い切り、芽吹いて開花して活動している4月は避けます。根詰まりしていて、どうしても鉢植えを植え替える場合は、根鉢の土を落とさずに、大きな鉢にスポっと入れて植え替えをします。用土は一般的な培養土でいいです。詳細は以下のページを参考にしてください。

管理場所・日当たり

日当たりを好みます。一日のうち、午前中だけ日が当たる…半日陰…でも育ちます。ただし半日陰だとどうしても花や葉っぱの生育が鈍くなります。

庭植えする場合は、夏に高温になってクレマチスにとって厳しいので、夏には何かの植物が茂って木漏れ日になるような場所か、一年中半日陰になるような場所に植えてください。

鉢が軽くて倒れる

4月のクレマチスの栽培・管理:鉢が軽くて倒れる
ギフトで売っている鉢は地上部に対して軽かったり、プラスチック製でそもそも軽かったりして、風が吹いたら倒れてしまいます。倒れないように「5つ穴あきトレー」を花屋さんなどでもらって鉢をはめ込んで固定するか、大きな陶器や素焼きの重い鉢に入れて倒れないようにします。

鉢植え同士は離す

クレマチスの鉢を二つ以上を隣接させて置いていると、クレマチスのつるが風に吹かれて絡み合って大変なことになります。必ず離しましょう。

誘引

クレマチスはある程度の節を伸ばしてから、ツルの先に開花します。ツルは最初は柔らかく、これを誘引すると折れてしまいます。だからツルを折ってしまうと開花しません。
誘引させるときに折らないよう、ある程度固まってから誘引するんですが、ガチガチに固くなると、今度は硬過ぎて誘引できません。毎日、様子を見て、誘引できそうな枝をその都度誘引していきます。誘引は蔓の先が一箇所に固まらないように工夫します。

紐でツタをネットやフェンスなどに誘引します。紐は針金の入っているものが便利なんですが、針金だと剪定してゴミに出すときに分別が難しいので、麻紐の方がいいと思います。

誘引はイラストのようにS字に徐々に登るか、枝を扇状に広がっていくように誘引させます。

行燈仕立ての誘引

行燈仕立てってのはよく朝顔がやっている仕立て方です。鉢植えで季節ごとに移動するなら行灯仕立てになりますね。

クレマチスは下から上へと伸びる時だけ花が咲きます。上から下へと降りるときは花芽がつきません。行燈仕立ての骨組みの周囲をぐるぐるとゆっくりと上まで登り、登りきったら、またぐるぐるとゆっくりと下に下がるのではなく、一気に下に下がってください。ぐるぐるゆっくりと下がった枝には開花が少ないです。

病害虫

気温の上昇とともに病害虫が発生します。詳細は以下のページを参考に。一度ざっと見ておくと良いです。

来月の管理は?

先月の管理は
を参考にしてください。

来月以降は
を参考にしてください。
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