クレロデンドルムブンゲイ(牡丹臭木・ヒマラヤ臭木・ベニバナクサギ)の育て方
目次
クレロデンドルム・ブンゲイとは?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり剪定病気・害虫特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- クレロデンドルムブンゲイ
- 科名
- クマツヅラ科
- 属名
- クサギ属
- 学名
- Clerodendrum bungei
- 別名
- 牡丹臭木・ヒマラヤ臭木・ベニバナクサギ
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 初心者向け
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クレロデンドルム・ブンゲイとは?
クレロデンドルム・ブンゲイは中国南部〜インド北部に自生する
クマツヅラ科クサギ属の耐寒性落葉
低木。別名が牡丹臭木。葉っぱや茎が切れたり折れたり揉んだりすると匂いがして、臭い。なので流通するときは牡丹臭木ではなくクレロデンドルム・ブンゲイという「
学名」で流通しています。
花は目を引くほどに大きい。庭が広いと重宝する。花には良い香りがあるが、強くなく、葉や茎の臭いに負ける。葉っぱや茎に傷が付いていないならば臭いは問題にならない。庭に植えても「ずーっと」気になるほどではない。でも
剪定などすれば臭いので注意。
斑入り品種は綺麗です。
繁殖力が強い
根から地下茎を伸ばして、繁殖の範囲を広げるため、一度植えると広がる。日本で野生化しているくらい。庭に植える前にまず「植えてもいいか」「植えた後に管理できるか」考えるべき植物。臭いよりコッチが問題。
樹高1m〜2m
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水やり
庭植えの水やり
植えつけた直後の二週間ほどは水が切れないようにしますが、その後、根付いたら自然に降る雨だけで十分です。ただし日照りが続く乾燥する時期は水をやってください。
鉢植えの水やり
土が乾いていたら水をしっかりとやります。夏は1日二回朝と夕方に水をやります。クレロデンドルム・ブンゲイは根が高温になると傷みますので、夏は無理に日当たりのいいところに置かずに日陰に移動させるか、
二重鉢にします。
冬は
水やりを控えてください。土が乾いてから数日経って水をやるようにします。
肥料
庭植えした場合は、追加の
肥料は不要。
鉢植えの場合は春から夏に1ヶ月に一回、緩効性肥料(化成肥料)をやります。クレロデンドルム・ブンゲイはさほど肥料を必要としません。様子を見て調節してください。冬は生育していないので、肥料をやらないでください。
植え付け・植えかえ
時期・頻度
植え替え・植えつけの時期は3月のクレロデンドルム・ブンゲイが芽吹く前。芽吹いてから植えると調子を崩すことがあります。鉢植えは1年に一回は植え替えをする。
用土
用土は一般的な花と野菜の
培養土で。庭に植える場合は
堆肥や
腐葉土を前もって混ぜておいて植えてください。
鉢植え
8号〜10号の鉢を用意し、鉢底の穴を鉢底ネットで塞ぎ、その上に鉢底石(
軽石)を2cm入れます。その上に用土を入れ、苗を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をやって完成です。
植え替えの場合は、古い土を三分の一ほど落として植え替えをします。新しい土を足して、植え替えます。一回り大きな鉢でもいいですし、同じ大きさの鉢でもいいです。
庭植え
庭木に適しているが、地下茎で伸びて繁殖範囲を広げるので、植える前に「いつか引っこ抜く」覚悟をするべき。
庭土を40cm〜50cm掘り返し、掘り出した土に対して2割か3割の腐葉土か堆肥を混ぜて、用土とします。用土を穴に半分戻して、苗を配置し、土を入れていきます。最後に水をしっかりとやって完成です。
植え付けして2週間は根が広がっていないので、庭植えでも水やりをしてください。
管理場所・日当たり
日当たりを好むが、
半日陰でも十分育ち、十分開花する。株元に日光があたり、土の温度が上がるのが苦手なので、半日陰(午前中だけ日が当たるような場所)に植えると良い。
アジサイが育つ場所と適した環境が似ている。アジサイが育つ場所に植えると良い。
夏越し
夏の直射日光で多少の
葉焼けして、汚くなりますが、それが原因で枯れ込んだり株が弱ったりはしない。ちなみに斑入り部分はもっと葉焼けしやすいですので、それが嫌なら半日陰で管理しましょう。もしくは寒冷紗・ヨシズなどで遮光します。
夏は日当たりだと、乾燥で弱ります。株元に腐葉土かワラをかければ、乾燥が予防ができる。
越冬
耐寒温度はマイナス5度。寒さに当たれば落葉します。根が凍結すると枯れますので、関東以西では戸外で越冬可能ですが、寒冷地では冬は室内に取り込みます。庭植えにした場合は、株元に腐葉土を敷いて土が凍らないようにします。
耐寒性があり、関東以西では戸外で十分越冬する。
剪定
3月のまだ芽吹く前に、剪定をします。古い枝を株元から切り落とします。また、混み合っている枝を切り落とすようにします。
病気・害虫
芋虫に葉を食べられます。発見次第、取り除くか、薬剤を散布して駆除します。
特徴・由来・伝承
原産地は中国南部からインド北部。樹高は2mに。庭木に適しているので、庭木としてよく植えられている。中国名は「臭
牡丹」。
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クマツヅラ科