ユーカリの病気まとめ…斑点病・うどんこ病など

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ユーカリの病気まとめ…斑点病・うどんこ病など

ユーカリの病気まとめ…斑点病・うどんこ病など:ユーカリの病気まとめ…斑点病・うどんこ病など
ユーカリは比較的耐寒性もあり、病気に強い植物です。油分が多く、香りもあるので、病気・害虫に強いとされている。だからこそ病気になるとショックを受けます。よく斑点病が見られ、ウドンコ病ハダニコガネムシなどが発生します。

このページでは病気についてまとめています。ユーカリは病気・害虫以外に根が浅くて強風に弱いとか、根が傷つくと生育不良を起こしてしまうとか、根腐れしやすいとか、別の問題もありますので、そちらも注意。

その他の栽培の注意点は
などを参考にしてください。
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斑点が出た場合

斑点病

ユーカリは斑点病がよく発生します。斑点病はカビが原因の病気。斑点が現れて、生育不良を起こして枯れていきます。斑点の色はカビの種類によって色が違うので、何色ということは言えないです。黒かったり赤かったり。だから斑点病ではないとしても、明確に区別がしにくい。斑点が出たらとりあえず薬剤(殺菌剤)を散布する。変化がないなら別の原因を探ります。

斑点病の対処法
病気になった部分を取り除き、廃棄する。そこいらへんに捨てるのではなく廃棄する。そこいらへんに捨てるとカビの胞子が飛んで病気が再発します。
病変部分を取り除いた上で、Zボルドー水和剤やサプロールを散布しましょう。
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クロロシス

ユーカリは鉄分が不足するとクロロシスを起こします。クロロシスは葉緑素が抜けて白くなったり、黒いブチが見られる症状です。病気ではないのですが、クロロシスを起こすことで株が弱り、病害虫への耐性が低下して、他の病気にかかりやすくなります(ウドンコ病など)。これは鉄分補給をする栄養剤を与えることで改善されます。ユーカリにはよく発生する問題です。

対処法
鉄錆の屑や火山灰や微量要素補給の粒剤などをやると回復します。クロロシスの病変自体は鉄分補給の栄養剤をやっても消えません。その後も跡が残ります。見苦しいなら取り除きますが、気にならないならそのままでもいいです。
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葉焼け

強い直射日光に当たると葉っぱの葉緑素が抜けてしまって黒く抜けてしまいます。斑点の場合もあるし、葉っぱ全体が黒ずむこともある。ユーカリは直射日光に強い植物ですが、ずっと室内で管理していたり、お店で長く日陰で管理していたのに、いきなり戸外の直射日光に当たれば葉焼けを起こします。また、あまりに水切れでも葉焼けしやすくなります。

対処法
病変部分を取り除く。

戸外に出して直射日光にならしていきましょう。できれば日陰→半日陰で二週間→日向と徐々に慣らしていく。ちょうどいい半日陰や日陰がないなら、寒冷紗・ヨシズで遮光sてあげます。庭植えの場合はとにかく放置。水やりが少ないと葉焼けしやすいので、様子を見て水やりの頻度を増やすといいです。

根が傷ついた

植え替えてしばらくすると斑点が出やすい。ユーカリは根を傷つけると生育不良を起こします。植え付けたり、植え替えたりする時に多少なりとも根をほぐしたり土を落としたりして、根が傷つくと生育不良を起こして葉っぱに斑点が出ることがあります。

対処法
傷んだ葉っぱを落として、日陰で水をやって管理して養生する。このときに絶対に肥料をやらない。肥料をやるとトドメを刺すことになるかも。そして2週間〜3週間は様子を見る(時間が解決するしかない)。

肥料不足

ユーカリは肥料をさほど必要としませんが、ユーカリの品種によっては肥料が必要になります。肥料が不足するとミネラルが不足して、それで葉っぱに黒い斑点が出ます。

対処法
肥料をやる。緩効性固形肥料は効きがゆっくりなので、とりあえず即効性のある液体肥料を週に一回か2週に一回やりましょう。

葉が赤くなり、パリパリになる

寒さにあたったため

寒さに当たると葉っぱが赤みを帯びて、パリパリになっていきます。これは寒さに反応しているだけで、気温が上昇したら回復していくので、そのまま放置しておきます。

対処法
放置。

白い粉を吹く

ウドンコ病

白い粉を吹いたら「うどんこ病」です。ユーカリは乾燥を好み、乾燥するとウドンコ病が発生しやすいです。ウドンコ病とハダニはユーカリによく出ます。ウドンコ病はいろんな植物で発生しますが、それぞれの植物で別々の菌が原因なんですね。だから、他のウドンコ病の薬剤が効くとは限らない。ユーカリのうどんこ病はトップジンMスプレーとカリグリーが効くらしいですが、完全には効かないらしい。
大きな株の場合は多少の症状で、病気部分を取り除けばいいですが、小さな苗の場合は感染すると枯れることが多いです。
ウドンコ病の対処法
●病気部分を取り除き廃棄する。そこいらへんに投げていると再発するので必ず廃棄する。
●薬剤を散布する。

葉がかすれる

ハダニ

ユーカリは乾燥気味の管理を好み、乾燥するとハダニが発生しやすいです。葉っぱの裏で汁を吸い、表から見ると葉の色がかすれるように抜けてしまいます。

他の植物の場合は葉っぱに水をかけると予防できるんですが、ユーカリが乾燥した環境を好むものなので、ある程度の発生はしょうがなく、ハダニは非常に発生しやすいです。ハダニはクモの仲間で、白い色が絡まっているとハダニが発生していると思ってください。

発生したら、薬剤を散布するしかないです。もしくは前もってオルトランを散布しておくと予防になります。

対処法
薬剤を散布する。もしくは前もってオルトランをまいておく。
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枯れ込んできた

コガネムシ

コガネムシの幼虫は非常に食欲旺盛で、根っこをあっという間に食い散らかしてしまいます。大きな株でも数匹でアウト。この辺りはユーカリが根を浅くしか張らないのも理由なんじゃないかと思います。根が浅い+食欲旺盛で、症状が出るときは一気。あっという間に枯れ込んでいく。ユーカリは地上部が異常に大きい割に根が浅い…ということは、根にダメージがあると地上部が大きな負担となる。なので症状が出たときはもう遅い。

前もってオルトラン粒剤を撒いておくのがよい。

対処法
オルトラン粒剤を散布する。鉢植えの場合は、植え替えをするときに虫をほじくりだして駆除したり、鉢を水につけて窒息させるという方法もあります。
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