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ポレモニウムの育て方

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ポレモニウム
目次
ハナシノブ(ポレモニウム)の特徴は??
水やり
肥料
植え付け・植えかえ・種蒔き
管理場所・日当たり
剪定
病気・害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
ポレモニウムの開花時期…種まき時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ポレモニウム
科名
ハナシノブ科
属名
ポレモニウム属
学名
Polemonium kiushianum
別名
ハナシノブ
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
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ハナシノブ(ポレモニウム)の特徴は??

ポレモニウムはハナシノブ科ポレモニウム属の多年草。葉っぱの形状がシダのシノブに似ていることからハナシノブと呼ばれます。夏の暑さに弱くて、夏は半日陰で管理するが、それでも夏に枯れるし、夏越ししても株の寿命は2年〜3年と短い。

継続して栽培するには、挿し木種子で更新しないといけない。夏の暑さに弱いので庭植えではなく鉢植えが無難。ただし夏に枯れると割り切ってしまえば庭植えもいい。

ポレモニウムには日本の高山に自生するミヤマハナシノブ(Polemonium caeruleum subsp. yezoense)、日本の北部に自生するエゾハナシノブ(Polemonium caeruleum ssp. yezoense)、九州に自生するハナシノブ(Polemonium caeruleum ssp.kiushianum)などと、ヨーロッパに自生するポレモニウム・カエルレウム(Polemonium caeruleum)があり、これらの交配種が多少、流通しています。
草丈30cmから70cm
まとめ
●土が乾いたら水をやる。
●春と秋に肥料をやる。肥料は控えめに。
●日当たりを好むが、夏の暑さに弱いので夏は半日陰の涼しいところに。
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水やり

鉢植えの場合は、土が乾いた鉢底から水が出るくらいにしっかりと水をやる。どちらかというと水を欲しがる植物なので水切れに注意してください。

冬は生育が鈍くなっているので水やりを控える。土が乾いて数日経って水をやる。変化がないんですが、断水してはいけないです。断水してしまうとカラカラになって枯れてしまい、春になっても芽吹きません。

肥料

肥料は控えめに。春の生育時期と秋に緩効性化成肥料をやります。
冬は寒さで休眠、夏のあまりの暑さで弱っているので肥料はやらないでください。
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植え付け・植えかえ・種蒔き

時期。頻度

植え付けるのは、夏を越した9月10月か、新芽が動き始める2月から3月に行います。根の張りが早いので、植え替えも毎年、同時期に行います。

用土

一般的な花と野菜の培養土で植えるか、できれば培養土にパーライトを1割〜2割を足して水はけをよくするといいです。自作する場合は赤玉土7腐葉土3を混ぜたものを使います。

高山系のポレモニウムの場合は山野草の土を使います。
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鉢植え

最初は6号〜7号鉢に1苗を植えます。鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。

植え替えのときは古い土を3分の1を落として、現在の鉢と同じか、ひと回り大きな鉢に植え替えをします。植え替えの際に株分けも可能です。

種まき

ポレモニウムはどの種も寿命が短く、継続して栽培するには種子をまいて株を増やしていくことになります。

花が終わると種子ができます。種子を採取して、保管しておいて秋(10月11月)に撒けば、夏越しのできない地域でも継続して育てるのも可能。上記の用土に種子をまいて軽く土を被せて、明るい日陰で管理し、乾燥しないように水をやっていると発芽します。本葉が4枚から5枚になったら庭や鉢に植え付けます。

管理場所・日当たり

日当たりを好む。春と秋は戸外で日光にしっかりと当てて生育させましょう。

夏越し

夏の暑さに弱いので夏は風通しの良い半日陰か、明るい日陰の…とにかく涼しいところに移動させる。暖地じゃなければ、夏に半日陰に移動すれば夏越しは可能。

品種改良されたポレオニウム・カエルレウムなどは、夏に枯れる一年草として割り切ってしまえば庭植えもありです。

越冬

耐寒温度は品種によって違う。エゾハナシノブはマイナス28度。その他の高山系ではない種類でもマイナス5度は余裕。関東南部以南であれば、戸外で越冬は可能で、北関東以北の場合は、室内に取り込みましょう。

冬は地上部がないので、日光に当てなくてもいいです。

剪定

花が終わったら花ガラを摘む。花ガラを放置していると種子を作って株がよわって夏越しが難しくなる。ただし、種子を取るのであれば花を摘まないで、採種しましょう。

病気・害虫

害虫はほぼない。
病害虫より水のやりすぎの根腐れに気をつける。

特徴・由来・伝承

シダの仲間の「シノブ」に葉っぱが似ているから「ハナシノブ」。ハナシノブは阿蘇にだけ、ミヤマハナシノブは南アルプス・北アルプスで自生で、暑さに弱い。他の高山植物じゃないハナシノブも夏の暑さに弱い。

葉っぱも独特だし、花も野趣があって庭植えしたくなります。
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