クサキョウチクトウ(宿根フロックス)の育て方

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クサキョウチクトウの基礎データ

クサキョウチクトウ
科名
ハナシノブ科
属名
クサキョウチクトウ属
学名
Phlox paniculata
別名
宿根フロックス・草夾竹桃・オイランソウ・花魁草
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
クサキョウチクトウの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

クサキョウチクトウ(宿根フロックス)とは?

クサキョウチクトウ(宿根フロックス)はハナシノブ科多年草。花魁草(オイランソウ)とも呼ばれます。「クサキョウチクトウ属」の学名(ラテン語)がフロックスで、フロックスと呼ばれるの植物は他にも多種あります。

クサキョウチクトウという名前よりも「宿根フロックス」という名前の方がよく流通しています。ガーデナーは「宿根」というワードに弱いからでしょう。クサキョウチクトウ(宿根フロックス)は「フロックス」の中でも多種栽培されていて日本でもよく流通しています。

冬は地上部が寒さでなくなり、春には芽吹く昔流通していた品種は暑さで枯れていましたが、最近の流通している宿根フロックスは暑さに強い。暑さに強い種類は夏もガンガン咲きます。

真夏に開花する植物(例:カンナとかタチアオイタイタンビカス)というと色が派手で大輪が多いのですが、クサキョウチクトウ(宿根フロックス)は小輪が密生するタイプで、柔らかな色合いも多くあり、庭植えにしておくと夏は映える植物です。
草丈50cmから100cm

水やり

庭植えの場合は一旦根付いてしまえば自然に降る雨だけでほぼ十分。日照りの時に水をやる程度です。

鉢植えの水やり

鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。土が濡れている間は水やりをしないでください。根腐れを起こします。水をやったら、次には土が乾くまで水をやらない…メリハリのある水やりをしましょう。受け皿の水は捨ててください。

水やりは花にかからないようにする。花に水がかかると花が早めに終わるので。
参考:水やり三年…水やりは難しい。(初心者向き)

夏の水やり

夏は早朝か夕方に水やりをします。昼間に水をやると水が沸騰して根を傷めます。夏の日照りのときは庭植えでも水やりをします。庭植えでも同様に朝か夕方に水やりをしましょう。

冬の水やり

冬は地上部が枯れていますが、鉢植えの場合は水やりは継続します。ただし水やりは控えめにしてください。土が乾いてから数日経って水をやります。朝に水をやります。昼以降に水をやると水が明け方に凍って枯れてしまうかもしれません。

庭植えの場合は冬も継続して、自然雨だけで十分です。

肥料

庭植えの場合は最初の植え付けの時に腐葉土堆肥肥料を混ぜ込んでやれば、あとは不要。どうにも生育が悪いようならば春に肥料を追加してやります。

鉢植えの場合は春と秋に肥料をやる。春はこれから生育するための肥料。秋は開花によって消耗した栄養の補給。夏と冬は肥料をやらないようにしてください。肥料は液体肥料なら二週間に一回。緩効性固形肥料なら一ヶ月に一回程度。
クサキョウチクトウ(宿根フロックス)にはよくウドンコ病が発生します。窒素分を控えるとウドンコ病予防になります。

植え付け・植えかえ

時期

春か秋に植え替えをする。春は新芽が動き始めてからの植え替え。

鉢植えの植え替えは毎年か2年に一回。鉢底から根がでているようなら植え替えは必須。植え替えのときに株分けもできる。庭植えでも3年に一回、掘り出して株分けをする。そのままにしていると株が老化して枯れこんでくる。
鉢植えの場合も毎年植え替えた方がいい。2年に一回だと根詰まりで2年目に葉っぱが枯れこみやい。

用土

用土はよほど極端じゃなければ問題ない。一般的な花と野菜の培養土で植えるか自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土4を混ぜたものを使う。庭植えの場合、掘り出した土に2割か3割ほど腐葉土か堆肥をいれて、緩効性固形肥料を少量やる。

鉢植え

鉢底の穴を鉢底網(鉢底ネット)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。

植え替えの場合は古い鉢から株を取り出して、古い土を三分の一ほど落としておきます。根の負担を減らすため、地上部の枝も半分ほどに切り詰めます。株分けも可能です。適当に二つか三つに割いて別々の鉢に植え付けてください。あまり小さく株分けすると生育が悪いので、最低でも芽が5個以上あるように分けてください。

庭への植え付け

クサキョウチクトウ:庭への植え付け
庭植えの場合は、30cmの深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割ほどと化成肥料を少量混ぜて、土を半分だけ戻して、株を入れて、隙間に残った土を入れて、最後に水をやって完成です。

地下茎で横に広がるので、株間(50cm〜80cm)を取って植えるといいです。
地植えでも3年に一回くらい掘り上げて、株分してから、植え直すと調子がよくなります。

地下茎でも増える・根伏せ

地下茎が横に伸びて増える。増えすぎても困るかもしれない。

根を切って埋めていると根から芽が出ます。具体的には若い根(若い芽は色が白いので分かる)を10cm前後に切って埋めているといくらでも増やせます。株分けで十分すぎるほど増えるのであんまりやらない。

管理場所・日当たり

日光を好むので、春と秋は確実に戸外の日当たりで管理する。ちなみに半日陰でも結構咲きますので気にしないなら半日陰でもいいです。

夏越し

夏は西日は避ける。暑さに強い品種ならば(流通している品種は大抵は暑さに強い)、夏でも直射日光には負けないが、それでも西日は避けた方がいいです。
暑さに弱い品種は…
クサキョウチクトウ:暑さに弱い品種は…
暑さに弱い品種は夏の暑さで枯れてしまうことがあるので、夏は半日陰に移動させる。庭植えにして移動できないならば、ヨシズをかけて遮光するか、庭植えするときに「夏に木陰になるところ」を選ぶ。

風通しをよく

クサキョウチクトウ(宿根フロックス)はとにかくウドンコ病になります。ウドンコ病の予防の一つの方法が風通しの良いところで管理すること。あとは、傷んだ葉っぱをむしって風を通すと、なおいいです。

越冬

クサキョウチクトウ:越冬
冬は地上部が枯れますが、春には芽吹く。ただし、土が凍ってしまうと根まで完全に枯死してしまうので、土が凍る地域では鉢植えにして室内に取り込むか、腐葉土やワラをかぶせてマルチングをして土が凍結しないようにする。

病害虫

ウドンコ病
宿根フロックスはウドンコ病が発生しやすい。別名の花魁草(オイランソウ)はウドンコ病の白い粉をオシロイと見立てたからじゃないかと疑うほど。

ウドンコ病は葉っぱに水をかけること・風通しをよくすることである程度は予防できるが、それでも発生する。薬剤を散布して対応するしかない。ウドンコ病の原因はカビで常在しているため、予防にも限界がある。

対応の薬剤はウドンコ病のページを参考にしてください。

苗の摘芯

背が高くなるタイプは株が15cmに育ったら摘芯してやります。摘芯は芽の先を切ってやることで、脇芽を出させるのが目的。脇芽が出ると葉っぱが増え、花が増え、株が大きくなる。やらないと花が少なくて寂しいです。春先に一回やるといいです。

切り戻し・剪定

花が咲いて、花が一段落したら花くびで切ってやることで、摘芯となり、脇芽が出て、たくさん開花します。やるといいです。やらなくてもクサキョウチクトウ(宿根フロックス)は同じところからまた開花する(でも切り戻しはした方がよく開花する)。
クサキョウチクトウ:補足情報
冬前に地上部が枯れる頃には、地際(=地面スレスレ)でバッサリと刈り込んであげると、春以降にそこから伸びて、大きさを抑えられます。

特徴・由来・伝承

花や葉っぱがキョウチクトウに似ていることから「クサキョウチクトウ」と呼ばれる。キョウチクトウは木で、それに対して草。葉っぱも花もそんなに似てるとは思わないけど(個人的感想)。

斑入り品種もあり、花いろも白・ピンク・赤などある。開花が夏の暑い時期なので白い花が人気です。

最後に…

クラキョウチクトウ(宿根フロックス)は春に植えて夏に開花します。同じような時期に植えて開花する植物を春から夏の定番のページにまとめているので参考にしてください。

夏の暑さにもっと強い植物は夏の暑さに強い!おすすめの花・植物を参考にしてください。
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