クサキョウチクトウ(宿根フロックス・草夾竹桃・オイランソウ)

科名 | ハナシノブ科 |
属名 | クサキョウチクトウ属 |
学名 | Phlox paniculata |
別名 | 宿根フロックス・草夾竹桃・オイランソウ |
水やり | 水控え目 |
場所 | 外の半日蔭 |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
目次
- クサキョウチクトウ(宿根フロックス)とは?
- クサキョウチクトウの水やりと肥料
- クサキョウチクトウの肥料
- クサキョウチクトウの植え付け・植えかえ
- 地下茎でも増える・根伏せ
- クサキョウチクトウの管理場所・日当たり
- クサキョウチクトウの病害虫
- 摘芯
- 切り戻し・剪定
- 特徴・由来・伝承
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クサキョウチクトウ(宿根フロックス)とは?

クサキョウチクトウという名前よりも「宿根フロックス」という名前の方がよく流通しています。ガーデナーは「宿根」というワードに弱いからでしょう。クサキョウチクトウ(宿根フロックス)は「フロックス」の中でも多種栽培されていて日本でもよく流通しています。
冬は地上部が寒さでなくなり、春には芽吹く。暑さにも強いが昔流通していた品種は暑さで枯れていました。でも、最近の流通している宿根フロックスは暑さに強い。暑さに強い種類は夏もガンガン咲きます。
大きさ・草丈・樹高50cmから100cm
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クサキョウチクトウの水やりと肥料

鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。土が濡れている間は水やりをしないでください。根腐れを起こします。水をやったら、次には土が乾くまで水をやらない…メリハリのある水やりをしましょう。受け皿の水は捨ててください。
水やりは花にかからないようにする。花に水がかかると花が早めに終わるので。
水やり三年…水やりは難しい。(初心者向き)
ガーデニング基礎知識・雑学
夏の水やり

冬の水やり
冬は地上部が枯れていますが、鉢植えの場合は水やりは継続します。ただし水やりは控えめにしてください。土が乾いてから数日経って水をやります。朝に水をやります。昼以降に水をやると水が明け方に凍って枯れてしまうかもしれません。庭植えの場合は冬も継続して、自然雨だけで十分です。
クサキョウチクトウの肥料
鉢植えの場合は春と秋に肥料をやる。春はこれから生育するための肥料。秋は開花によって消耗した栄養の補給。夏と冬は肥料をやらないようにする。肥料は液体肥料なら二週間に一回。緩効性固形肥料なら一ヶ月に一回程度。庭植えの場合は最初の植え付けの時に腐葉土か堆肥と肥料を混ぜ込んでやれば、あとは不要。どうにも生育が悪いようならば春に肥料を追加してやります。
窒素分を控えるとウドンコ病予防になる。
クサキョウチクトウの植え付け・植えかえ
植え替え時期
春か秋に植え替えをする。春は新芽が動き始めてからの植え替え。鉢植えの植え替えは毎年か2年に一回。鉢底から根がでているようなら植え替えは必須。植え替えのときに株分けもできる。庭植えでも3年に一回、掘り出して株分けをする。そのままにしていると株が老化して枯れこんでくる。鉢植えの場合も毎年植え替えた方がいい。2年に一回だと2年目に葉っぱが枯れこみやい。
掘り出して株分けするのは株の更新のため。株は放置していると老化して弱って枯れる。これを避けるために庭植えでも定期的に掘り出して株分けする。
用土

鉢の植え付け・植え替え

鉢底の穴を鉢底網で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
庭への植え付け

地下茎でも増える・根伏せ
地下茎が横に伸びて増える。増えすぎても困るかもしれない。根を切って埋めていると根から芽が出ます。具体的には若い根(若い芽は色が白いので分かる)を10cm前後に切って埋めているといくらでも増やせます。株分けで十分すぎるほど増えるのであんまりやらない。
クサキョウチクトウの管理場所・日当たり

夏は西日は避ける。暑さに強い品種ならば(流通している品種は大抵は暑さに強い)、夏でも直射日光には負けないが、それでも西日は避ける。
暑さに弱い品種は夏の暑さで枯れてしまうことがあるので、夏は半日陰に移動させる。庭植えにして移動できないならば、ヨシズをかけて遮光するか、庭植えするときに「夏に木陰になるところ」を選ぶ。
風通しをよく
クサキョウチクトウ(宿根フロックス)はとにかくウドンコ病になります。ウドンコ病の予防の一つの方法が風通しの良いところで管理すること。あとは、傷んだ葉っぱをむしって風を通すとなおいいです。冬の管理場所

クサキョウチクトウの病害虫
ウドンコ病宿根フロックスはウドンコ病が発生しやすい。別名の花魁草(オイランソウ)はウドンコ病の白い粉をオシロイと見立てたからじゃないかと疑うほど。
ウドンコ病は葉っぱに水をかけること・風通しをよくすることである程度は予防できるが、それでも発生する。薬剤を散布して対応するしかない。ウドンコ病の原因はカビで常在しているため、予防にも限界がある。
対応の薬剤は以下のページを参考にしてください。
ウドンコ病
病害虫生態・防除・対応の薬剤のまとめ
摘芯

切り戻し・剪定
花が咲いて、花が一段落したら花くびで切ってやることで、摘芯となり、脇芽が出て、たくさん開花します。やるといいです。やらなくてもクサキョウチクトウ(宿根フロックス)は同じところからまた開花する(でも切り戻しはした方がよく開花する)。特徴・由来・伝承
花や葉っぱがキョウチクトウに似ていることから「クサキョウチクトウ」と呼ばれる。キョウチクトウは木で、それに対して草。葉っぱも花もそんなに似てるとは思わないけど(個人的感想)。斑入り品種もあり、花いろも白・ピンク・赤などある。開花が夏の暑い時期なので白い花が人気です。
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