キバナウツギの育て方
目次
キバナウツギの特徴は?水やり肥料植え替え・植え付け管理場所剪定・切り戻し病害虫関連記事学名などの基礎データ
x最終更新- 植物名
- キバナウツギ
- 科名
- スイカズラ科
- 属名
- タニウツギ属
- 学名
- Weigela maximowiczii
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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キバナウツギの特徴は?
キバナウツギは、日本固有種であり、
スイカズラ科タニウツギ属に属する落葉
低木です。本州の北部から中部にかけて分布しており、湿った山地に生育します。高さは約2mになります。花は淡黄色で、5〜6月に枝先の葉腋に数個つけます。花はあまり目立ちません。
また、キバナウツギには、淡紅色の花を咲かせるタニウツギや、更に真紅に近い花色の
オオベニウツギなどの近縁種があります。
ウコンウツギに似ていますが、花期が異なったり、花の色が濃いなどの違いがあります。
樹高2m〜3m
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水やり
庭植えにした場合は、根付くまでは土が乾いたら
水やりをしましょう。根付いてからは降雨で問題ありませんが、夏など乾燥が続くようであれば庭植えであっても、水やりをしましょう。
鉢植えにした場合は、土が乾いたら水をやります。
肥料
与える必要があるほど
肥料に頼らず、開花後に
堆肥を施す程度で充分です。夏に翌年の
花芽をつけるための肥料ですが、この肥料がなかったからといって枯れるわけではありません。
植え替え・植え付け
時期
植え替え・植え付けは落葉している11月〜翌3月頃が適しています。
用土
植えるための土は、店舗で売ってる一般的な
培養土を使用します。もしその土を自作する場合は、
赤玉土と
腐葉土を6対4の割合で混ぜ、それに化成肥料を添加します。庭に植える場合は、庭土に土壌改良のために腐葉土または堆肥を混ぜ合わせて
用土とします。
鉢植えの植え付け手順
植木鉢の底の水が出る穴を鉢底ネットを敷き、その上に鉢底石を2〜3センチに敷きます。このネットと鉢底石は土が出ないようにし、排水を確保するものです。次に、適切な用土を鉢に入れ、株を植えます。株を植えた後は、周囲の隙間にも用土を追加し、最後に、根元からしっかりと水を与えてください。
庭植え(地植え)の手順は?
深さ40cmの穴を掘り、大きな石があったら取り除いておきます。掘り出した土に腐葉土か堆肥を、庭土に対して3割か4割混ぜて、化成肥料を説明書きの規定量入れて、よく混ぜて用土とします。できれば1週間寝かせて、土を馴染ませると根が広がりやすくなります。
穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
管理場所
黄花空木は、日当たりの良い場所が好きですが、一定程度の日陰でも育ちます。しかし、日陰で育つ場合、花付きが悪くなることがあります。このため、できるだけ日当たりの良い場所で栽培することをおすすめします。
剪定・切り戻し
キバナウツギは、開花後の6月から7月に
剪定をします。翌年の花芽が形成される8月から10月より以前に剪定を行いましょう。8月以降に剪定すると、翌年の花芽を失ってしまいます。剪定は、新しい芽の出る部分を残すようにしましょう。
キバナウツギは、放置すると枝が混み合い、風通しが悪くなってしまいます。花は、今年伸びた枝に咲きますので、咲き終わった枝を剪定することが必要です。枯れた枝や混み合っている枝があれば、根本から
切り戻しましょう。また、徒長した枝は樹形を乱すため、切り戻すことも大切です。
自然な樹形を保つために、地際から出る3~4本の幹を主軸として、上部の枝が広がるように育てます。3年以上経過したら、古くなった枝は地際から切り取り、新しい枝を育てるための更新剪定を行いましょう。
樹形が乱れた場合には、枝先を軽く切ったり、枯れ枝を切り取る程度なら、落葉期の12月から翌2月頃でも剪定できます。ただし、この時期の剪定は花芽を失うことがあるため、強く枝を切り戻すような剪定は避けましょう。
病害虫
アブラムシ、
ウドンコ病、
スス病が発生します。
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