ヨウシュコバンノキの育て方
目次
ヨウシュコバンノキの特徴は?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり病害虫特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ヨウシュコバンノキ
- 科名
- トウダイグサ科
- 学名
- Breynia nivosa
- 別名
- ブライニア、スノーブッシュ
- 耐寒
- 5度
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 日の当たる室内
- 難易度
- 中級者向け
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ヨウシュコバンノキの特徴は?
ヨウシュコバンノキは
トウダイグサ科コ
ミカンソウ亜科(APGではコミカンソウ科)ブライニア属の小型の常緑
低木。
学名はブレイニア・ニボサで、流通上では「スノーブッシュ」と呼ばれることが多いです。細かいことを言うと、本来のスノーブッシュは「ブレイニア・ニボサ」の1品種である「ロゼオビクタ」だけを指しますが、流通ではごっちゃ混ぜになっています。
日光を浴びて成長していないと、葉っぱの白い斑が消えてしまいます。白い斑は新芽の間だけなので、しっかりと陽に当てて
肥料をあげ、新芽を出してやらないと緑の葉っぱだけになります。
ヨウシュコバンノキは比較的耐陰性がありますので、明るい日影くらいならば枯れずに育ってくれます。
冬は8度以下にならない場所で管理しないといけません。越冬させるのであれば鉢植えにして、冬は室内に取り込みましょう。
観葉植物の多くが5度を境に寒さで傷むことを考えると、若干難しいようですが、ヨウシュコバンノキが冬に落葉しても諦めずに管理してください。根まで枯れていなければ春になれば新芽が出てきます。
株が大きくなってくると、日に当てても肥料をあげても新芽が出てこなくなり、全体的に緑色が多くなります。
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水やり
土が乾いたら水をしっかりとあげてください。水をやるときは鉢底から水が出るくらいにしっかりとやります。受け皿の水は捨ててください。春と秋は天気の時は一日一回
水やりをします。
夏の水やり
夏は水切れに注意し、朝と夕方に2回、鉢底から水が出るくらいに水をやります。1日2回やっても水切れするなら、
半日陰〜半日陰に移動させましょう。
冬の水やり
冬は水を吸い上げる力が落ちますので水は控えて乾燥気味に管理してください。乾燥気味に管理することで、寒さにも強くなります。
かといって、乾燥しすぎると干上がって枯れてしまうので、断水はせず、定期的に水やりをします。土が乾いてから数日経って水をやる程度です。土への水やりは減らしますが、葉っぱに霧吹きで水をかけて、葉っぱから水分を吸収させるといいです(
葉水)。特に冬の室内は暖房をかけて乾燥しているので葉水をしましょう。
鉢を持ち上げて土の中の水分量がわかるようになると楽です。わからない場合は、土に割り箸を突っ込んで濡れているかどうかを確かめて水をやるようにするといいです。
どうにもわからないなら
土壌水分計と言う便利なアイテムがありますので、検討してみてください。計測してから水やりをすると失敗が減ります。
肥料
白い斑を楽しむために、春~秋にかけては液体肥料を週に1回与えてください。「新芽が白くて綺麗」なので、肥料が少ないと新芽が少なく、新芽が少ないと「白い綺麗な葉」が少なくなります。通常の植物より肥料をあげると考えた方がいいです。
冬は寒さで活動が止まっているので肥料をあげないで下さい。
植え付け・植えかえ
時期・頻度
鉢の底から根が出ていたり、水をやっても水切れが起きやすくなったり、二年以上植え換えをしていない場合は、5月〜6月に植え替えをしてください。
用土
用土は観葉植物を利用するか、
赤玉土6
腐葉土4を混ぜたもので植え替えをします。冬は室内で管理するものなので、腐葉土が多いと匂います。観葉植物の土は腐葉土が少なめ(
ピートモス多め)で匂いが抑えられているのでこれを使うといいです。
鉢植えの植え替え野手順
植え替えをするときは古い土を3分の1ほど落として、同じ大きさの鉢かひと回り大きな鉢に植え替えます。
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に鉢底から水が出るまで水をやってください。これで完成です。
管理場所・日当たり
日当たりを好みますので、春と秋は日当たりで管理します。戸外でもいいですし、室内の窓辺の日当たりでもいいです。
夏の管理場所
真夏の直射日光には弱いので、真夏は半日陰で管理します。もしくは室内でカーテンなどで遮光します。
冬の管理場所
ヨウシュコバンノキは寒さに弱く、8度以下になると枯れることもあります。水やりを控えることで、細胞内の水が減り、寒さに強くなりますので、冬は水やりをしっかりと控えて…土が乾いてから数日経って水をやる程度に控えて…管理していると5度くらいまで寒さに耐えるようになります。
その上で、冬は5度以下にならない場所で管理してください。5度以下にならない場所とは人が生活するような場所、例えばリビングなどです。
人が生活しているリビングなどであれば、昼間に暖房がかかっていて、夜中でも5度以下にはなかなかならないで越冬は十分可能です。ただ、暖房の風は乾燥していて、暖房の風が直撃すると枯れるので、直撃しないようにしてください。
冬の寒さに当たって落葉して丸坊主になっても、根まで枯れていなければ春にまた芽吹くかもしれないので、諦めずに水をやり、できるだけ暖かいところで管理しておきましょう。
病害虫
カイガラムシや
コナジラミが発生します。
どちらも薬剤で駆除できます。前もって
オルトランを土にまいていると、予防できます。
特徴・由来・伝承
見た感じ白抜けした
ハツユキカズラにも似ていますが、ハツユキカズラに比べて葉っぱが薄く、色合いも淡いものが多く、少し繊細な感じがします。南洋諸島原産の常緑性の低木で、その白い斑の入りかたから「スノーブッシュ」と呼ばれることもあります。
日本では冬の寒さに耐えられずに、戸外での管理は難しいですが、春~夏に掛けては外で管理して冬は室内で越冬させれば通年楽しめる観葉植物となります。
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