キンギョソウ・ソネットの育て方
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最終更新
2024-02-23
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キンギョソウ・ソネットの基礎データ
科名
オオバコ科
属名
キンギョソウ属
学名
Antirrhinum majus 'Sonet'
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
キンギョソウ・ソネットの特徴は?
キンギョソウ・ソネットは南ヨーロッパ・北アフリカに自生する
一年草
の
キンギョソウ
の品種。本来は
多年草
ですが短命なので一年草とされることが多いです。
ソネットはまぁまぁ古い品種なんですが、ずっとガーデニングで栽培される名品種と言えます。草丈は40cmで庭植えにすると大きくなりすぎず丁度いいのが、その人気の秘密。鉢植え・
プランター
栽培でも適しています。
イエロー、オレンジスカーレット、カーマインローズ、ピンク、ホワイト、ローズなど色の違いでシリーズがあります。通常の金魚草より夏の暑さに少し強いですが、
暖地
・
中間地
では夏の暑さで弱って枯れることが多いです。
水やり
庭植えにした場合は、自然に降る雨だけでほぼ大丈夫です。
鉢植えの場合は鉢の土が乾いたら、鉢底から水が出るくらいにしっかりとやりましょう。受け皿に溜まった水は捨て、土が乾くまで水をやらないようにします。
普通の
水やり
です。初夏以降は蒸れやすいので葉っぱに水をかけないようにするといいです。
肥料
生育時期にあたる4月〜10月のうち、真夏を避けた時期に、液体
肥料
を週に一回か、化成肥料を1ヶ月に一回やります。花・葉の様子を見て肥料を調節してください。
真夏は高温で弱るので肥料をストップしてください。
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植え替え・植え付け
時期
一般的には暖地・中間地なら秋に苗を植え、春〜初夏に花を楽しみ、夏には枯れてしまいます。寒冷地であれば、春に種蒔きするか苗を植えて初夏に開花を楽しみ、夏を越せたら秋にも咲くことがあります。
金魚草は本来は多年草ですが、寿命が短く実質一年草と同じです。秋に咲いても、その後に栽培を継続することもできなくもないですが、そのまま枯れていきやすい。
種蒔き・育苗
発芽温度は20度。暖地であれば秋に種蒔きし、冬越しして春〜初夏に開花させる。寒冷地では春の3月〜4月に種蒔きして、初夏に開花を目指すか、暖地同様に秋に種蒔きします。
セルトレイやポットに土を入れ、種をまきます。光が当たらないと発芽しないので土は少しだけかけるか、一切かけずに管理します。あとは乾燥しないように明るい日陰で管理していると発芽しますので、発芽後は明るいところに移動させて、2週に一回くらいの頻度で薄い液体肥料をやってください。
用土
ホームセンター
で販売している普通の花と野菜の
培養土
で植え付けます。肥料もすでに入っていて中和されているし殺菌されていて便利です。自作する場合は
赤玉土
6
腐葉土
4に化成肥料を混ぜたものを使います。
鉢の植え付け手順
8号に1苗を植えます。プランターなら2苗〜3苗を並べて植えます。
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(
軽石
)を2cm〜3cm入れて、その上に
用土
を入れて、株を入れてください。株の土はほぐさないで、そのまま植えてください。ほぐすとダメージで生育が悪くなります。隙間に用土を入れて、最後に鉢底から水が出るまで水をやってください。
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庭植えの手順は?
深さ30cmの穴を掘り、大きな石があったら取り除いておきます。掘り出した土に腐葉土か
堆肥
を、庭土に対して3割か4割混ぜて、化成肥料を説明書きの規定量入れて、よく混ぜて用土とします。できれば1週間寝かせて、土を馴染ませると根が広がりやすくなります。
穴に半分ほど土を戻して、株を入れるんですが、株の土はほぐさず、そのまま植えてください。隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。株同士は25cm〜30cmほど空けます。間を詰めて植えると蒸れて枯れやすく、病
害虫
が発生しやすいので気をつけましょう。
支柱は不要。そこがソネットのいいところです。
管理場所
寒さには強いのですが、秋に種蒔きして苗が小さいうちに霜・凍結にあうと枯れてしまうことがあるので、種蒔き〜春に植え付けるまでは霜の当たらない場所でできるだけ日当たりのいいところで管理します。
春に植え付けて以降はしっかりと日光にあたる場所で管理します。日光が不足すると開花が少なくなるし、生育も悪いです。
剪定・切り戻し
摘芯
するとわき枝が出て、花が増えますが、摘芯しなくてもキレイなのでしなくてもいいです。
摘芯より花がすぼんだら、摘んでいく
花ガラ
摘み作業をして種を作らせないようにした方が、次の花が咲きやすいです。また、葉っぱが黄色になってきたら、早めに摘んで蒸れを防ぎます。
病害虫
アブラムシ
、
スリップス
、オンシツ
コナジラミ
、立ち枯れ病、
ウィルス病
最後に…
栽培のより詳細は
キンギョソウ
を参考にしてください。
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