オオイタビの育て方
目次
オオイタビの特徴は?水やり肥料植え替え・植え付け管理場所剪定・切り戻し病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- オオイタビ
- 科名
- クワ科
- 属名
- イチジク属
- 学名
- Ficus pumila
- 別名
- 大木蓮子、大崖石榴
- 耐寒
- マイナス5度〜0度
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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オオイタビの特徴は?
オオイタビは
クワ科イチジク属のツル性常緑樹。東アジアに自生していて、日本でも自生している。オオイタビは
学名が「
フィカス・プミラ」です。花屋さんなどでよく見かけるフィカス・プミラは斑入りで葉が小さく、全く違うように見えますが同じ植物で、あれはオオイタビの斑入り品種の幼木です。
ところで、オオイタビは幼木のときと、成木のときとで葉っぱの形状がかなり違います。画像の指と比べて貰えばオオイタビの葉がフィカス・プミラと全然違うのはわかると思います。
俗に言う「フィカス・プミラ」は幼木の状態で、そのせいでちょっと弱いのと、斑入りはそもそも緑葉より弱いため、フィカス・プミラは乾燥や
葉焼けで傷みやすく、
根腐れもしやすいです。
オオイタビは日本に自生している植物ですから、あそこまで弱いということはなく、庭植えして、壁に這わせるなどすることもあります。ただ、壁に吸着するため壁が劣化するし、強い日光には葉焼けするし、葉色に特徴がないので、あんまり庭では見かけない。
クワ科でイチジクのような実というか花をつけます。これは実の内部に花がついているため、花が咲かないのに突然、実をつけるように見えます。実は4cm前後と結構大きくなり、食べられます。
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水やり
庭植えの場合は、自然に降る雨にまかせておきますが、葉っぱに水をかけると調子が良いので、乾燥する時期(夏や冬)は葉っぱに水をかけるようにして
水やりをすると、乾燥対策になりつつ、
害虫予防にもなります。
鉢植えの場合は、土が乾いたら水をやり、葉っぱに霧吹きで水をかけてやります。
肥料
オオイタビは生育時期に化成
肥料をやると生育がよくなりますが、土が肥えているなら追加する必要はないです。
植え替え・植え付け
時期
オオイタビは春に植え付けをします。鉢植えにする場合は
を参考にしてください。
用土
オオイタビを庭植えする場合は、庭土に少し
堆肥か
腐葉土を足して
用土とします。
庭植えの手順は?
深さ30cm〜40cmの穴を掘り、掘り出した庭土に対して2割〜3割の腐葉土か堆肥と、化成肥料を規定量だけ入れて、よく混ぜて用土をつくります。もしくは掘り出した庭土を一般的な
培養土を入れ替えて植え付けてもいいです。
穴に用土を半分だけ戻して、苗を配置し、隙間に用土を入れていって、最後にしっかりと水をやって完成です。
植え付けて2週間は根が広がっていないので、水切れしないように水をやってください。
管理場所
日当たりを好むのですが、夏の直射日光と乾燥で葉焼けするので、年間を通して
半日陰・木陰になるところで育てます。
耐寒温度はマイナス5度。関東南部以西の
中間地なら基本的には庭植えでもいけそうですが、何年かに一回の強い寒波で枯れることがありますので、基本的には
暖地での栽培になります。
鉢植えで育てられるのですが、特別なものではないので栽培されることはないです。
剪定・切り戻し
意図しないところに伸びたら、早めに取り除きます。オオイタビは環境があっていると広がりすぎて、木に絡まって日光を奪って枯らせてしまうこともあります。
そうなったら時期を問わず、
剪定して取り除きます。オオイタビを切ると白い乳液が出て、触れると人によってはカブれるので、作業のときは必ず軍手をしてください。
病害虫
ハダニ、
カイガラムシ、
アブラムシが発生します。
水やりのときに葉っぱにかけるようにすることで、予防できます。もしくは前もって
オルトラン粒剤を散布しておきます。それでも虫が発生したら、対応した薬剤を散布しましょう。
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