オオイタビの育て方
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フィカス・プミラ
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最終更新
2024-01-03
画像投稿
オオイタビの基礎データ
科名
クワ科
属名
イチジク属
学名
Ficus pumila
別名
大木蓮子、大崖石榴
耐寒
マイナス5度〜0度
水やり
水を好む
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
オオイタビの特徴は?
オオイタビは
クワ科
イチジク
属のツル性常緑樹。東アジアに自生していて、日本でも自生している。オオイタビは
学名
が「
フィカス・プミラ
」です。花屋さんなどでよく見かけるフィカス・プミラは斑入りで葉が小さく、全く違うように見えますが同じ植物で、あれはオオイタビの斑入り品種の幼木です。
ところで、オオイタビは幼木のときと、成木のときとで葉っぱの形状がかなり違います。画像の指と比べて貰えばオオイタビの葉がフィカス・プミラと全然違うのはわかると思います。
俗に言う「フィカス・プミラ」は幼木の状態で、そのせいでちょっと弱いのと、斑入りはそもそも緑葉より弱いため、フィカス・プミラは乾燥や
葉焼け
で傷みやすく、
根腐れ
もしやすいです。
オオイタビは日本に自生している植物ですから、あそこまで弱いということはなく、庭植えして、壁に這わせるなどすることもあります。ただ、壁に吸着するため壁が劣化するし、強い日光には葉焼けするし、葉色に特徴がないので、あんまり庭では見かけない。
クワ科でイチジクのような実というか花をつけます。これは実の内部に花がついているため、花が咲かないのに突然、実をつけるように見えます。実は4cm前後と結構大きくなり、食べられます。
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水やり
庭植えの場合は、自然に降る雨にまかせておきますが、葉っぱに水をかけると調子が良いので、乾燥する時期(夏や冬)は葉っぱに水をかけるようにして
水やり
をすると、乾燥対策になりつつ、
害虫
予防にもなります。
鉢植えの場合は、土が乾いたら水をやり、葉っぱに霧吹きで水をかけてやります。
肥料
オオイタビは生育時期に化成
肥料
をやると生育がよくなりますが、土が肥えているなら追加する必要はないです。
植え替え・植え付け
時期
オオイタビは春に植え付けをします。鉢植えにする場合は
フィカス・プミラ
クワ科フィカス属Ficus pumila
を参考にしてください。
用土
オオイタビを庭植えする場合は、庭土に少し
堆肥
か
腐葉土
を足して
用土
とします。
庭植えの手順は?
深さ30cm〜40cmの穴を掘り、掘り出した庭土に対して2割〜3割の腐葉土か堆肥と、化成肥料を規定量だけ入れて、よく混ぜて用土をつくります。もしくは掘り出した庭土を一般的な
培養土
を入れ替えて植え付けてもいいです。
穴に用土を半分だけ戻して、苗を配置し、隙間に用土を入れていって、最後にしっかりと水をやって完成です。
植え付けて2週間は根が広がっていないので、水切れしないように水をやってください。
管理場所
日当たりを好むのですが、夏の直射日光と乾燥で葉焼けするので、年間を通して
半日陰
・木陰になるところで育てます。
耐寒温度はマイナス5度。関東南部以西の
中間地
なら基本的には庭植えでもいけそうですが、何年かに一回の強い寒波で枯れることがありますので、基本的には
暖地
での栽培になります。
鉢植えで育てられるのですが、特別なものではないので栽培されることはないです。
剪定・切り戻し
意図しないところに伸びたら、早めに取り除きます。オオイタビは環境があっていると広がりすぎて、木に絡まって日光を奪って枯らせてしまうこともあります。
そうなったら時期を問わず、
剪定
して取り除きます。オオイタビを切ると白い乳液が出て、触れると人によってはカブれるので、作業のときは必ず軍手をしてください。
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病害虫
ハダニ
、
カイガラムシ
、
アブラムシ
が発生します。
水やりのときに葉っぱにかけるようにすることで、予防できます。もしくは前もって
オルトラン
粒剤を散布しておきます。それでも虫が発生したら、対応した薬剤を散布しましょう。
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