トラフアナナスの育て方
目次
トラフアナナスの特徴は?水やり肥料植え替え・植え付け管理場所更新・子株から増やす病害虫関連記事学名などの基礎データ
x最終更新- 植物名
- トラフアナナス
- 科名
- アナナス科
- 属名
- インコアナナス属
- 学名
- Vriesea splendens
- 耐寒
- 5度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 室内
- 難易度
- 中級者向け
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トラフアナナスの特徴は?
トラフアナナスは
パイナップル科の
多年草。花も咲きますが、葉っぱのフを楽しむ
カラーリーフ・
観葉植物です。南アメリカの熱帯の森の中の木の枝に着生して育つ植物です。
観葉植物として栽培され、店舗でちょいちょい販売しているんですが横に広がるので、室内管理は邪魔かもしれない。
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水やり
土が乾いたら水をやり、それとは別に葉っぱが重なった真ん中の筒・穴の中に水を注ぎます。ここから水を吸収しますので、春〜秋はここに水を入れ、水が腐る前に水を捨てて、新しい水を入れるようにします。
葉水をしましょう
トラフアナナスは湿度の高い環境を好むので霧吹きで葉っぱに水をかけてやります。これを
葉水といいます。葉水をすると葉っぱの艶がよいですし、生育もいいです。
それに乾燥すると
ハダニが発生するので、葉水はした方がいいです。ハダニは葉裏に潜んでいるので葉裏にも水をかけてください。
冬の水やり
冬は寒さで生育が止まっていますし、乾燥には強い方なので、土へ
水やりを控え、葉水での給水を主にしておき、筒・穴には水を入れないようにします。もしも筒・穴に水が溜まっているなら、ひっくり返して水を出すか、ティッシュなどで吸い取っておきましょう。
ただし室温が高い場合(15度以上)は生育しているので葉っぱの中央の筒・穴の中に水を注ぎます。
肥料
春〜秋の気温が20度〜25度以上の時期に薄めた液体
肥料を2週間に一回、筒・穴の中に注ぐか、霧吹きで葉っぱにかけるか、土に化成肥料を一ヶ月に一回、説明書きの半分ほどを施肥します。
植え替え・植え付け
時期・頻度
気温が20度以上になった5月くらいに植え替えをします。植え替えは2年か3年に一回程度にします。
用土
ミズゴケで植えるのは通常。ミズゴケは経年劣化と腐敗で黒く変色してしまうので、植え替えが必要なんですが、溜まった水を出すのに株をひっくり返すことがあるのでミズゴケの方が便利です。ただ、健康を考えると
軽石小粒でもいいです。軽石小粒であれば植え替えは数年に一回でいいです。
植え替えの手順は?
植え替えの前に、ミズゴケを一晩水につけて吸水させて膨らませておきます。
鉢から株を取り出し、根についたミズゴケをできる範囲でいいので全て取り除きます。ピンセットで細かく取り除くできるだけ取り除くといいです。
新しい鉢の底に鉢底ネットを入れ、その上に鉢底石を入れておきます。トラフアナナスの根を広げてミズゴケで包みます。株を鉢に突っ込んで完成です。最後に水をやって、鉢底から水が出るのを確認しておきましょう。
管理場所
森の中の木に着生して育つので、強い直射日光には
葉焼けします。春と秋は
半日陰・木陰か、室内でカーテン越しの日光に当てます。夏は戸外なら明るい日陰、室内なら室内でカーテン越しの日光に当てます。冬は室内の日当たりで管理します。
風が大事
トラフアナナスは森の中の木に着生しているものなので、風通しが良い環境を好みます。葉水をして湿度が高い環境でいいのですが、風が少ないと腐って枯れることがあります。できれば風が通る場所においてください。
冬の管理場所
寒さには弱く10度くらいで生育が止まり、5度で枯れてしまいます。冬は窓辺で管理することが多いですが、窓辺は寒波が来ると氷点下になることがあるので、寒波が来るときは夜だけは窓から離して、朝はまた窓に戻します。
更新・子株から増やす
トラフアナナスは花が咲くとその株はもう開花せず、枯れてしまいます。継続して栽培するには子株で更新していく必要があります。
株元から子株が出てきます。葉っぱが10枚以上になったら切ってください。子株は柔らかい部分と硬い部分があるのですが、柔らかい部分で切り離すとバラバラになるので、硬い部分で切ってください。
切り口をミズゴケで包んで上記の植え替えと同じ手順で新しい鉢で管理します。
病害虫
カイガラムシ
風通しが悪いと発生しやすいです。動かない虫で、内部で汁を吸っています。これで枯れるってことはなかなかないですが、見た目も悪いし、すす病が発生することもあるので、発生したら歯ブラシで削ぎ落としましょう。薬は効きにくいです。
ハダニ
乾燥すると発生します。葉水をすることで予防できます。葉裏に潜んでいるので葉っぱの裏にも水をかけてください。発生後に葉水をしても徐々に減っていきますので、水をやりましょう。
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