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ヒナソウの育て方…グランドカバーに適している?冬の寒さには意外と強いです

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ヒナソウ
目次
ヒナソウとは?
管理場所・日当たり
植え付け・植えかえ
種蒔
水やり
肥料
梅雨前の剪定
花ガラ摘み
病気・害虫
特徴・由来・伝承
関連記事
学名などの基礎データ
ヒナソウの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ヒナソウ
科名
アカネ科
属名
ヒナソウ属
学名
Houstonia caerulea
別名
フーストニア、トキワナズナ
耐寒
マイナス5度
水やり
水を好む
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
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ヒナソウとは?

ヒナソウ(フーストニア・セルレア)は北アメリカ東部に自生するアカネ科の常緑多年草青い花が一般的で白い花もある。白い花の方も真っ白じゃなくてちょっと青い。見た目が繊細だけど、印象よりは丈夫。匍匐性で横に広がる。一般的なホームセンターや花屋さんではあまり流通しない(見かけない)。ネットで買うか、山野草専門店で購入します。

花期が終わって夏になるとヒナソウは高温多湿に若干弱いために枯れてしまうかもしれませんが、前もって風通し良くなるように刈り込んでしまえば、夏越えはそれほど難しくありません。寒さには強い方で凍結しなければ冬越しは問題ないです。
草丈3cmから15cm横幅20cmから30cm
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育て方のまとめ

●夏の高温多湿で蒸れやすいのに、夏の乾燥にも弱い。涼しい地域(東北以北)だと夏越しは楽。関東以西は鉢植えにして管理する。
●根が浅くて乾燥に弱いため、庭植えでも土の様子を見て水やりをする。
●鉢植えの場合は土が乾き始めたら水やりをする。
●夏は乾燥に注意。でも、高温多湿に弱いので蒸れにも注意。
●夏は風通しの良い涼しい半日陰か日陰で管理する。
●開花が終わったら全体を半分に切り戻す。
●冬は耐寒温度マイナス5度でまぁまぁ強い。

仲間
フーストニア・サルフィリオレア

グランドカバーには適してる?

こぼれダネでもよく増え、グランドカバーとして植えられることもあります。草丈が低く、冬には地上部も地上部が枯れずに越冬するので、なかなか便利。デメリットを上げるなら、夏に蒸れて枯れ込みやすいのと、踏み付けには弱いこと。

庭の一角に植えてみて、自宅の庭が適しているかどうかをチェックしてから広げていくといいです。

その他のグランドカバーについては
グランドカバーの植物で、オススメ・人気の一覧
グランドカバーの植物で、オススメ・人気の一覧
一覧まとめ
を参考にしてください。
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管理場所・日当たり

ヒナソウは日光を好みます。日当りのいい場所が一番いいですが、半日陰でも育ちます。見た目は繊細ですが割りと頑健です。

夏越し・夏の管理場所

ヒナソウは夏の高温多湿に弱いので、鉢植えは夏に風通しの良い半日陰か明るい日陰に移動させます。関東では夏に高温多湿で枯れやすい。寒冷地であれば夏越しは難しくない。庭植えは移動できないのでヨシズなどで遮光してやります。また夏前に刈り込んで風通しよくします。
●夏はとにかく涼しいところで管理する。
●夏は雨の当たらない場所で管理する。

冬の管理場所

耐寒温度はマイナス5度。寒さにはある程度は強く、凍結しなければ戸外での越冬ができます。

植え付け・植えかえ

時期

ヒナソウの植え替えは5月と9月が適している。一番良いのは開花後の5月。この時期ならば根をいじってもダメージは少なくて済む。

根が活動を始める前の2月、根が活動を終える11月あたりにも植え替えは可能だが、この時期に植え替えるならば株分けは避けた方がいい。

根の張りが早いので植え替えは毎年行う。
●こぼれダネでも増える。

用土

ヒナソウは砂質の土地の草原に生える植物です。水はけのいい土(軽石砂8:鹿沼土2)に細かく切ったミズゴケを混ぜることで保湿して夏の保水対策をすると尚いいです。ですが鉢植えであれば一般的な培養土でも育ちます。

鉢への植え付け手順

ヒナソウは根が浅いので、浅い鉢でも植えられるが、鉢植えの場合は根が横に広がりきれないため、結局、鉢の底まで根が伸びるので普通の深さの鉢に植えた方がいい。

鉢の底の穴を網で塞いで、軽石を2cmから3cmほど入れる。その上に用土を入れ、株を入れる。少し根を解してから植えるといい。隙間に用土を入れて行き、最後に水をやって完成です。

植え替えのときに株分けも可能。手で半分に割って別々の鉢に植え替えましょう。

地植えの手順

地植えにもできます。東北であれば夏越しは容易で野生化すらしています。それより暖かい地域は、夏に木陰になる風通しの良いところを選びましょう。それでも夏越しは厳しいので、夏に枯れるものと割り切るといいです。

深さ15cmほど掘り返し、土に腐葉土堆肥を1割か2割を足して用土とします。夏越しさせるならば、そこに鹿沼土小粒か軽石小粒か川砂を2割か3割入れて、水捌けをよくします。とにかく夏に蒸れやすいので、水はけをよくしましょう。

あとは株間20cmほど空けて植えればいいです。最後にしっかりと水をやります。

種蒔

開花後5月6月に種子が採取できる。すぐに適当に生えて欲しいところに播くといいです。苗を作るのであれば、軽石砂にミズゴケを細かくしたものを1割ほど混ぜた苗床を作り、そこにタネを播き、乾かないように水やりをして管理していると発芽します。

こぼれダネでも発芽するので苗作りまでする必要はないですよ。

水やり

水やりの基礎

ヒナソウは乾燥が苦手で、湿っている土壌を好みます。乾燥に弱い原因はヒナソウが根を浅く貼ることにあります。根が浅いために土の表面が乾燥するだけで水切れを起こしてしまいます。特に夏は土の表面部分の蒸発が激しくなりますので、小まめに水をあげないとカラカラになります。

庭植えの場合は土の様子を見て水をやります。庭植えにしていても自然の雨だけでは不足するので、晴れの日が二日か三日続いたら水をやるようにします(ヒナソウは乾燥に弱いため)。
夏は多湿を嫌いながら、乾燥も嫌うという矛盾。涼しい地域であれば問題なく夏越しする。地域によっては帰化植物となっている。

鉢植えの水やり

鉢植えの場合は乾燥に弱いので土が乾きかけたら水をやる。水をやるときは鉢底からしっかりと水が出てくるまでやってください。鉢植えにしても庭植えにしても環境となにより土の配合によって水やりの頻度は全然違うのため「コレ」とは言えない。毎日観察して、適した頻度を掴んでいきましょう。
●夏場の水やりは朝か夕方にする。昼に水をやると水が沸騰して根を傷め上に、蒸れやすい。
●夏はできれば葉っぱに水がかからないようにする。水がかかると蒸れて枯れ込みやすい。
●冬は水やりをやや控えめにする。土が乾いてから水をやる。

肥料

庭植えならば追肥は不要(植え付けの時に元肥として少量の肥料をやる)。

鉢植えも元肥が十分ならば追肥はなくてもいいです。春(3月4月)と秋(10月)に二週間に一回、通常の2倍に薄めた液体肥料をやります。もしくは緩効性化成肥料を春と秋に一回づつやります。
●肥料が多いと夏に腐りやすいので控えめがコツです。

梅雨前の剪定

梅雨前…開花があらかた終わったら株全体を半分の刈り込みます。半分に刈り込むことで風通しをよくして夏越ししやすくなります。

花ガラ摘み

花がしぼんだものを花ガラといい、花ガラを摘むことで次の花が咲きやすくなります。種子を残す場合は、必要な分だけ残して、後の花は摘んでしまいましょう。

病気・害虫

病気害虫はほとんど見られない。それよりは夏の多湿と普段の乾燥の方が問題です。環境が悪くなると株が弱って、病害虫も発生しやすくなります。

特徴・由来・伝承

小さな花が地表を覆うように咲きます。見た目はとても繊細ですが、実は結構しぶとく、夏に乾燥などが原因で枯れてしまっても種がこぼれていて翌年も花を咲かせることがあります。初心者向きで可愛らしい容姿ですがあまり園芸店では見かけません。
成長しても地表10センチ前後のグランドカバー向きです。寄せ植えにするときは前列に配置してやってください。自生地は湿った草原や岩場の傾斜地。属名の「フーストニア」は植物採集家のフーストンから。
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栽培のコツ