メディニラの育て方…高湿度を好むが、冬はカビる?冬越しが大事

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メディニラの基礎データ

メディニラ
科名
ノボタン科
属名
メディニラ属
学名
Medinilla magnifica
耐寒
10度
水やり
水を好む
場所
日の当たる室内
難易度
上級者向け
メディニラの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。

メディニラとは?特徴は?

メディニラはノボタン科メディニラ属の常緑低木。フィリピンやアフリカの熱帯地域で自生する植物で、高温多湿を好み、寒さに弱い。たまーに店舗で見かけますが、寒さに弱いので、栽培をするのはマニア。

花の形状が非常にとっても奇妙で、ぶら下がって開花する。開花すると蜜がしたたり落ちる。これもなかなか厄介。

湿度が高い環境を好むのですが、気温が下がると湿度が高いためにカビたりして、管理はなかなか面倒。上級者向けの植物。
樹高1m〜1.5mに抑えたい。もっと大きくなります。

水やり

春から秋は土が乾きはじめたら水をたっぷりと…鉢底から水が出るくらいにしっかりとやります。土への水やりをしつつ、葉っぱに霧吹きで水やりをして、自生地と同じように湿度の高い環境を作ります。

受け皿にたまって水は捨ててください。放置していると根腐れします。

できれば、冬と夏は加湿器をかけて50%以上にしてその上で霧吹きで水やりをします。湿度は60%以上を目指し、55%を切らないようにします。

冬の水やり

冬は寒さで活動が止まっていて、水やりが多いと根腐れします。冬は土が乾いてから水やりをします。ただ、断熱材の良い家だと冬でも15度以上のこともあり、そうなると、そこそこ生育しているため、様子を見て水やりの頻度を増やしてください。

冬の水やりの頻度がどうであれ、霧吹きで水をやるのは継続してください。

肥料

気温が20度以上になる5月〜10月ごろは、液体肥料を二週に一回か月に一回肥料をやります。メディニラは花が多く、肥料は日当たりがよく、温度があれば、たくさん肥料を欲しがるのですが、温度と日光が不足すると、肥料をやると逆に弱るので、様子を見て頻度を変えてください。

化成肥料を月に一回やってもいいですが、長期間効果がある代わりに、調整しづらいので、液体肥料がおすすめです。
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植え替え・植え付け

時期

植え替え時期は生育する時期(5月〜10月)であればいつでもいいです。夏に植え替えると調子を戻す前に乾燥で弱るので、春に植え替えるといいです。

植え替えは2年か3年に一回行います。

用土

一般的な培養土で植える。もしくは室内管理が多いなら、観葉植物の土で植えます。

鉢の植え替え手順

植え替えのときはできれば土を落とさないで、1号か2号だけ大きな鉢に土を足して植え替えるといいです。どうにもこれ以上大きくできないなら、土を少し落としておなじ大きさの鉢に植え替えます。

鉢植えの底の穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。

管理場所

春から秋の管理

春と秋はできるだけ日光に当てます。日光に当てることでよく開花します。日光が不足すると開花が鈍くなります。戸外で管理してもいいのですが、戸外だと風で倒れやすいので、室内で日光に当てる方がいいです。

春や秋に戸外(ベランダなど)で管理する場合は、重い陶器の鉢の中に鉢を入れる「二重鉢」で倒れるのを防ぐといいです。

というのも自生地では森の中に生えているため、強い日光ではなくて年間を通して、木陰がよいです。

ところで環境変化が苦手なので、一度動かしたら頻繁に動かさない方がいいですよ。動かしたら2週間ほどは様子を見ましょう。

夏の直射日光は避け、夏はレースのカーテン越しの日光に当てます。葉焼けを起こした部分は回復しません。ですが、よほど広範囲じゃないなら、切り取らずそのまま管理します。

冬越しについて

冬は10度以上を維持し、できれば15度以上にしたい。いや、温室を用意して15度以上を維持するべき。

というのも10度くらいだと、活動が止まり、湿度を上げて管理すると、むしろカビが発生してしまいやすい。活動が止まって、カビに対して抵抗力がなくなる。でも、湿度を下げるとカラカラになって、葉っぱが巻いてしまう。かなり上級者向けの植物で、温室で加温するか、断熱材のすぐれた家でないと厳しい。

室内管理のときは必ずエアコン(冷暖房)の風に当たらないようにする。
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剪定・切り戻し

成長点を切り戻すことで、脇芽が出て、葉っぱが増えて、花も増えるので、適宜、切り戻しておくといいけど、そういう問題じゃなくて、ある程度の長さになったら切り戻しておくといいです。

というのも、メディニラは高さが1m〜1.5mとされますが、実際はもっと大きく育つため、1m〜1.5mの範囲に収めておかないと管理ができない。ちょっと引っ掛けてひっくり返すことがあるし、移動させること自体が困難になる。管理できる高さでとにかく切り戻して大きさを抑えておく。

剪定する時期は生育する5月〜10月のどこか。

あと、花が終わったら、取り除いておく。放置していると腐って病気になります。

病害虫

灰色カビ病ウドンコ病ハダニ

ハダニは乾燥すると発生します。ハダニが発生するようなら、そもそも湿度不足です。しかし、葉水が多いと、灰色カビ病などの菌繁殖系の病気がおきるので、この辺りの塩梅はなかなか厳しい。
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鉢植え常緑低木寒さに弱い高温多湿

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