アレナリア・モンタナの育て方…地植えもできますが…
目次
アレナリア・モンタナとは?水やり肥料植え付け・植えかえ・種蒔き管理場所・日当たり剪定・切り戻し病気・害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- アレナリア・モンタナ
- 科名
- ナデシコ科
- 属名
- ノミノツヅリ属
- 学名
- Arenaria montana
- 耐寒
- マイナス30度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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アレナリア・モンタナとは?
アレナリア・モンタナはヨーロッパの山岳地帯に自生する
ナデシコ科のアレナリア属(ノミノツヅリ属)の一種です。アレナリアの中ではもっとも育てやすい種類です。本来常緑
多年草ですが、元々が冷涼な高地が自生地の植物であるために、高温多湿に弱く、日本の暑い夏には枯れてしまいます。
暖地では夏で枯れる
一年草となります。
荒地や明るい林に生え、地面を這うタイプで、マット上に広がります。
高温多湿に弱いですが、かなり寒さには耐性があり、寒冷地でも冬越えは可能です。逆に夏越えは寒冷地でも難しく、夏が近づいたら、地上数センチほどで刈り込んで風通しのいい
半日陰へと移動させてください。うまくいくと夏越えができます。
種まきは秋。20度前後で発芽します。
草丈10cm
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水やり
鉢植えの場合は土が乾いていたら、鉢底から水が出るくらいに水をしっかりとやります。受け皿にたまった水は捨ててください。アレナリアは高温多湿に弱いので、特に夏に水をやりすぎて蒸れて枯れないように気をつけてください。ですが、夏にあまりに
水やりを控えると水切れするので、水切れにも注意します。
庭植えにした場合は自然に降る雨だけで十分です。
肥料
春と秋の生育時期に液体
肥料を2週に一回ほどやってください。夏は肥料成分が残っていると
夏越ししにくいので肥料はやらないでください。寒さには強いですが真冬は活動が鈍く、肥料があると傷むので冬も肥料は控えてください。
植え付け・植えかえ・種蒔き
春(4月前後)か秋(10月前後)に植え付け・植え替えをします。根がよく張るので鉢植えは毎年植え替えをします。庭植えは一度植えたら植えっぱなしでいいです。
種まき
秋9月〜10月に気温が20度くらいになったら、種まきをします。ポットに
バーミキュライトを入れ、タネをまいて、土(バーミキュライト)を少しかぶせます。光が当たらないと発芽しないので、土はうっすらと被せます。あとは明るい日陰で乾燥しないように水やりをしていると発芽します。
用土
水はけのよい土を好みます。一般的な
培養土では水もちが良すぎるので、培養土に川砂・
軽石小粒を1割〜2割ほど入れて水はけをよくしておきます。全部自作する場合は
赤玉土小粒6
腐葉土3川砂か軽石小粒1を混ぜたものに化成肥料を入れたものを使います。
酸性土壌を嫌うので庭植えする場合は
石灰を混ぜ込んで中和させてください。
鉢の植え替え
通常の鉢と同じように植えます。鉢底の穴を鉢底ネットを敷いて、鉢底石を2cm入れて、苗を入れて、土を入れて、水をやって完成です。
植え替えの際には株分けも可能です。
地植え
梅雨〜夏に暑さで枯れてもいいなら、地植えでも可能です。
深さ15cm〜20cmを掘って、
苦土石灰を混ぜて中和させておきます。中和には1週間かかるので、待って、腐葉土か
堆肥を入れて、化成肥料を少量入れてよく混ぜて土を作ります。
あとは苗を植えていきます。最後にしっかりと水やりをして地植えは完了です。
管理場所・日当たり
日当たりのいい場所で管理します。アレナリアモンタナは日光を好み、日が少ないと花つき・成長が悪くなります。夏が近づき、気温が高くなってきたら、風通しのいい半日陰に移動させてください。涼しい場所で管理することで初夏まで楽しむことができます。
剪定・切り戻し
梅雨前・夏前のどこかで刈り込んでおくと、風通しがよくなり夏越ししやすくなります。
また、秋に出てきた新芽を秋の生育時期のうちに少し刈り込んでおくと
摘芯になって枝分かれして、こんもりと仕上がります。
病気・害虫
立ち枯れ病、
アブラムシが発生します。
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