キバナコスモスの育て方
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キク科
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最終更新
2023-07-07
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キバナコスモスの基礎データ
科名
キク科
属名
コスモス属
学名
Cosmos sulphureus
別名
キバナアキザクラ
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
キバナコスモスとは?
キバナコスモス(黄花
秋桜
)は
キク科
の
一年草
。
学名
のスルフレウスは「黄色い」という意味。草丈は30cm〜100cmほど。春から初夏にかけて種蒔きをするか苗を植え、夏(6月)から秋(10月)にかけて花を咲かせます。花が終わると枯れる一年草です。名前のとおり
コスモス
の仲間ですが、花の咲き方や色合いが通常のピンクや白のコスモスとは全く違います。性質はコスモスに近いです。
ひと株では種は出来ません。自家受粉はしないために、種を作るのであれば二株以上並べて植える必要があります。キバナコスモスは
こぼれ種
でそこいら中に増えてしまいます。
毎年楽しめるので良いのですが、隣の家に侵食しないように気をつけましょう。逆に言えば、ひと株だけ植えれば、種は出来ませんので隣の家に迷惑を掛けずに済みます。
まとめ
●夏から秋に開花する一年草。冬までには枯れる。
●乾燥した痩せ地を好む。
●
肥料
は控えめ。
●庭植えなら
水やり
はほぼしないでいい。鉢植えなら土が乾いていたら水をやる。
●花がしぼんだら摘むことで、次の花が咲きやすくなる。
●
こぼれダネ
で来年も開花しやすい。
水やり
土が乾いていたら水をしっかりとやります。キク科の植物なのでそれほど繊細な植物ではありませんが、極端に水をやりすぎると根が腐ることがあります。やせた土地で乾燥気味の環境を好みます。庭植えの場合は、一旦根づいてしまえば、日照りでもない限りは雨だけで十分育ちます。
種まきをした場合、芽が出るまでは土が乾かないように水をやってください。
<春>鉢植えの場合は、土が乾いたら水をしっかりとやります。庭植えならば水はやる必要はありません。
<夏>鉢植えの場合、一日二回水をやります。朝と夕方に水をやってください。昼に水をやると沸騰して根が傷みます。庭植えの場合も雨が降らない日が続くようであれば、水をやってください。
<秋>春同様に水をやります。
<冬>花が終わったら枯死します。
肥料
庭植えしたら肥料はなくてもいいです。鉢植えの場合は5月から9月に液体肥料を2週に一回やるか、固形肥料(化成肥料)を月に一回やります。痩せた土地を好みますし、肥料が多いと徒長して倒れやすくなりますので、肥料はあくまで控えめにしましょう。開花に問題がないなら、肥料をやらなくてもいいです。
種まき
発芽温度は20度〜25度で、5月前後に種まきします。こぼれダネでも増えるくらいですから、適当に蒔いていても発芽します。蒔いて軽く土を被せて、水をやると10日前後で芽を出します。芽を出すまでは乾燥しないように水やりをしましょう。
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植え付け・植えかえ
直根性で移植を嫌います。ポットに植わっているくらいの苗ならば、植え替えは可能ですが、根を張って大きくなってきたら移植は不可能です。庭植えする場合は、考えてから植えてください。
矮性
の草丈が小さいものもあります。矮性のものを植える時でも半径20センチの間隔は必要です。通常タイプの背の高いものは半径30センチの間隔を開けます。
時期
春先に植えると夏が花の最盛期になり、7月に植えると晩秋が花の最盛期になります。いつ咲かせたいかによって植える時期を調節します。暑さで花が減る真夏に咲かせるためには5月~6月に植えます。
用土
用土
はこれといって選びません。市販されている花と野菜の土で植え付けをします。庭植えする場合は
苦土石灰
を混ぜておきます。元肥えは必要ありません。肥料が多いと背が高くなって倒れやすくなります。
鉢植えの手順は?
鉢は6号〜8号に1苗を植えます。
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(
軽石
)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に鉢底から水が出るまで水をやってください。苗の土はほぐさずに植えましょう。
一年草なので植え替えることはありません。
庭植えの手順は?
深さ20cm〜25cmの穴を掘り、大きな石があったら取り除いておきます。掘り出した土に
腐葉土
か
堆肥
を、庭土に対して3割をよく混ぜて用土とします。
穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。苗の土はほぐさず植えましょう。
株間は20cmほど空けましょう。
管理場所・日当たり
日当たりのよい場所で管理します。
真夏の炎天下もなんのその。水切れに注意しなくてはいけませんが、それでも育てやすい植物です。ただし夏は暑さで赤色は出にくくなります。
花ガラ摘み
花ガラ
とは花がしぼんだもののこと。キバナコスモスの花が萎んだら、株が
種子
を残そうとエネルギーを使い、次の花が咲き辛くなります。そこで花ガラを摘んでしまいます。花を摘むと種子はできませんので、こぼれダネで来年も咲かせるのであれば、ある程度は花を摘まずに残しておきましょう。
特徴・由来・伝承
大正時代には日本に渡来。
基本的な育て方はコスモスと同じです。真夏の炎天下にも強く、庭植えすれば水やりも日照りが無ければやらなくてもいいと、とにかく
初心者
向きのガーデニング材。
鉢植えも可能ですが、鉢植えだと水切れが起きやすいのであまりお勧めしません。
気にしないといけないのはこぼれダネで毎年繁殖してしまうこと。とはいえ、他の
雑草
より繁殖力が強いということはなく、いずれは負けていくことが多い。
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