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ヘリアンサスの育て方

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ヘリアンサス
目次
ヘリアンサスの特徴は?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
剪定
病害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
ヘリアンサスの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ヘリアンサス
科名
キク科
属名
ヒマワリ属
学名
Helianthus salicifolius
別名
ヤナギバヒマワリ・コヒマワリ・ゴールデンピラミッド
耐寒
マイナス10度〜マイナス20度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
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ヘリアンサスの特徴は?

ヘリアンサスはキク科ヘリアンサス属の植物のうち、ヤナギバヒマワリ(Helianthus salicifolius)と、コヒマワリ(Helianthus × multiflorus)のことを指します。ちなみにヘリアンサス属に属するのはヒマワリ菊芋などもありますが、ここでは前の2種についての栽培についてまとめています。

春に植え付け、コヒマワリは夏(7月〜9月)、ヤナギバヒマワリは秋(9月〜10月)に開花します。冬は株の下の方に冬越し用の小さな葉っぱを残して、あとは枯れます。春〜夏に生育した茎は立ち枯れ状態になります。枯れた部分は刈り取ってしまいましょう。冬、地上部は枯れない、のですが、まぁ実質枯れるようなものです。

春にはまた芽吹きます。花が多いのが特徴です。
草丈50cmから1m
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水やり

鉢の水やり

鉢植えの場合は、土が渇いてきたら鉢底から水が滲み出るくらいに、水をしっかりとやります。土が濡れている間は水をやらないようにしてください。春や秋は水をやりすぎると根が腐って枯れることがあります。

夏は鉢植えだと、水切れを起こすので、朝夕の2回水をやり、それでも水切れするので、半日陰に移動することも考えましょう。

庭植え・地植えの水やり

庭植えの場合は、自然に降る雨だけでも十分です。ただし乾燥する時期は水をやってください。

肥料

肥料はさほど必要ありません。肥料が多いと茎が伸びて、ヒョロ長くなり、風でポッキリ折れて倒れてしまいます。庭植えは追肥は不要です。

鉢植えは追肥をしますが、肥料は控え、生育期(4月〜6月)に液肥を適宜あげる程度にします。鉢植えの場合は春からツボミが出るまで液体肥料を二週に一回やるか、緩効性肥料を月に一回やります。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

春(3月〜4月)か秋(10月〜11月)に植え付け・植え替えをします。鉢植えは毎年植え替えをしましょう。

用土

市販されている花と野菜の土で植え付けをします。自作する場合は赤玉土腐葉土3を混ぜたものを使います。

水はけのよい土を好みます。庭の土が粘土質で水はけが悪い場合は赤玉土や川砂を混ぜて水はけを浴してから植えてください。

鉢植え

鉢植えの場合は、直径30cmの鉢を用意します。鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、土をほぐさず根を傷つけないようにして株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。

鉢植えの場合は根詰まりするようなら植え替えします。ほぼ毎年植え替えします。鉢底から根が出ていたら根詰まりしていますので植え替えしましょう。植え替えるときは一回り大きな鉢に、元の土を落とさずにスポッと植え替えをします。
●根詰まりすると開花が鈍くなる。

庭植え

庭植えの場合は、深さ20cm直径30cmの大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。水はけが悪いのであれば、赤玉土か軽石か川砂を混ぜて水はけをよくしてから植えてください。

株間は30cm以上。直根性で移植を嫌います。一度植えたら植え替えは難しいです。ポットから植えるときも、土は崩さずに根をほぐさずに、そのまま植えつけてください。土を崩すと根が傷ついて枯れたり、生育不良を起こす原因になります。植え付け時に肥料はあまり必要としません。

管理場所・日当たり

日光を好みます。日当たりが悪いとヒョロ長くなりやすくなり、花つきも悪くなります。必ず日当たりのいい場所で管理して下さい。
鉢植えだと水切れがおきやすいので庭植え推奨です。
庭植えにして環境さえ合えば、手間は全くかかりません。非常に育てやすい植物です。

越冬

耐寒温度はマイナス10度〜マイナス20度と寒さには強く、霜にあたっても枯れないのですが、土が凍結すると根まで枯れてしまいます。冬は凍結しないようにマルチングするか、鉢植えの場合は凍結しない場所に移動させます。

冬でも出来るだけ日当たりで管理します。

剪定

6月までに切り戻しをすることで、徒長を防ぎ、梅雨〜夏の蒸れを予防します。切り戻しをしないでいると、支柱をしたり、ヒモでくくってやらないと倒れそうなほどになります。切り戻しをすると、脇芽が出て秋の花が増えます。

全体を高さ20cmくらいまで切り戻すといいです。

冬の切り戻し

春〜夏に生育した茎・葉は枯れ込みますので、秋の開花が終わったり、寒さで枯れ込んできたら、冬芽を残して地上部は地際で刈り込んでしまいます。

病害虫

ウドンコ病ハダニが発生します。

特徴・由来・伝承

ヘリアンサス属(=ヒマワリ属)はヒマワリの近種で、宿根草一年草がある。日当たりを好み、水はけのよい土を好みます。耐寒性・耐暑性があります。ヘリアンサスというのはヒマワリ属のラテン語名です。ゴールデンピラミッドという名前の方がよく流通しているかもしれません。
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