ヤブカンゾウの基礎データ
科名 | ユリ科 |
属名 | ワスレグサ属 |
学名 | Hemerocallis fulva var. kwanso |
水やり | 水を好む |
場所 | 日の当たる室内 |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
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ヤブカンゾウとは?
ヤブカンゾウはツルボラン科(もしくはユリ科)ワスレグサ属(ヘメロカリス属)の多年草。夏前に八重の花が開花します。三倍体なので結実はしません。原産地は中国で、有史以前に渡来して帰化しています。北海道から九州の野原・道端に自生し、地下茎で横に広がっていきます。草丈がそこそこあるので、小さめのヒメヤブカンゾウの方がいいかもしれないです。
ツボミ・新芽は山菜で食べられる。ただし、ヤブカンゾウに似た毒草のキツネノカミソリがあり、採取のときは注意しましょう。山菜に似た毒草の一覧を参考にしてください。
草丈80cm
ツボミ・新芽は山菜で食べられる。ただし、ヤブカンゾウに似た毒草のキツネノカミソリがあり、採取のときは注意しましょう。山菜に似た毒草の一覧を参考にしてください。
草丈80cm
水やり
鉢植えの場合は土が乾いていたら水をやります。鉢底から水が出るくらいにしっかりとやります。冬は地上部がなくなっていますが、完全に断水しないで、土が乾いてから数日経って水をやります。水やりが多いと球根が腐ってしまいます。
庭植えの場合は、自然に降る雨だけでほぼ大丈夫です。あまりに日照りが続く様なら水をやる程度にしておきます。
庭植えの場合は、自然に降る雨だけでほぼ大丈夫です。あまりに日照りが続く様なら水をやる程度にしておきます。
肥料
庭植えなら3月と10月に緩効性固形肥料(化成肥料)を規定量やります。鉢植えであれば3月〜10月に1ヶ月に一回緩効性固形肥料をやるか、液体肥料を2週に一回やります。株が小さいと開花しないので、肥料をやって大きくしましょう。
植え付け・植え替え
時期・頻度
植え付けは春(3月〜4月)か秋(10月〜11月)にします。庭植えであれば植えっぱなし。鉢植えなら2年に一回植え替えをします。
用土
鉢植え
8号〜10号に1苗を植えます。
鉢底の穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れ、用土を入れ、球根の頭が深さ5cmくらいの位置になるように植え付けます。最後にしっかりと水をやって完成です。
鉢底の穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れ、用土を入れ、球根の頭が深さ5cmくらいの位置になるように植え付けます。最後にしっかりと水をやって完成です。
庭植え
庭土を深さ30cmを掘り返し、土に腐葉土か堆肥を元の土に対して2割ほどを追加して、化成肥料を規定量入れてよく混ぜて用土とします。穴に用土を半分戻して、球根を深さ10cm、株間30cm以上になるように配置します。地下茎を伸ばし横に広がっていくのでもっと間隔は空けても問題はないです。
管理場所・日当たり
半日陰を好んでいますので、半日陰がいいですが、日向でも多少日陰でも問題なく栽培はできます。耐寒温度はマイナス10度。北海道から九州まで自生する植物なので、寒さには強いです。
収穫
ツボミが見られる6月に花を収穫します。花を咲かせても結実しないので、収穫しましょう。花はすぐに萎むので、観賞用としてはイマイチです。
病気・害虫
アブラムシ
春から秋の高温時期にアブラムシが発生して、新芽や葉にたかって弱らせます。食用であれば水で吹き飛ばします。食用でないなら、オルトランを前もって散布したり、発生後に薬剤で駆除します。
カイガラムシ
カイガラムシは蝋に覆われた虫で、内部で汁を吸って、弱らせます。少量であれば歯ブラシで削ぎ落とします。大量に発生したら薬剤を散布します。食用であれば、頻繁に観察して削ぎ落としましょう。
春から秋の高温時期にアブラムシが発生して、新芽や葉にたかって弱らせます。食用であれば水で吹き飛ばします。食用でないなら、オルトランを前もって散布したり、発生後に薬剤で駆除します。
カイガラムシ
カイガラムシは蝋に覆われた虫で、内部で汁を吸って、弱らせます。少量であれば歯ブラシで削ぎ落とします。大量に発生したら薬剤を散布します。食用であれば、頻繁に観察して削ぎ落としましょう。
特徴・由来・伝承
別名にワスレグサとあるのは、1日で花がしぼむから、とされています。実際はもう少し咲いています。よく似たノカンゾウは一重咲きで、ヤブカンゾウは八重咲きなので開花すると違いははっきりとわかります。
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