キングサリ(金鎖)の育て方

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キングサリキングサリの基礎データ
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キングサリ
科名
マメ科
属名
キングサリ属
学名
Laburnum anagyroides
別名
キバナフジ・ゴールデンチェーン
耐寒
マイナス25度〜マイナス20度
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
キングサリの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。
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育て方:キングサリってこんな植物です

キングサリはヨーロッパ原産のマメ科キングサリ属の落葉高木。金の鎖のように花が咲くことが「金鎖」の名前の由来でなんとなく英語っぽいですが、日本語の名前です。たまに園芸店で「キングサリー」って名前で売ってることがありますけど、間違っています。

キングサリは生育が早くて樹高が高くなりますので、庭植え(地植え)にすると1年で3mになったなんて話もあります。剪定をしっかりとして抑えるか、鉢植えにましょう。ちなみに植え付けて2年ほどは開花しないです。鉢植えにすれば1m以下におさまります。

藤(フジ)と同じマメ科で樹勢が強く、一緒に語られることが多いです。藤(フジ)はツルで棚が必要ですが、キングサリは幹は細いですが上に伸びる普通の木なので、棚は不要です。そうはいっても大きくなるので注意しましょう。
樹高7m
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寒冷地向き

寒さに強く、高温多湿に弱いので寒冷地向けの植物です。積雪が多い地域でも育ちますが、幼木は雪がつもるとポッキリと折れてしまいますので、積雪の多い地域で庭植えにして育てる場合は、1.5mか2m程度に育った苗木を買いましょう。

毒があります

葉・花・実に毒があり、口にしないようにしてください。毒があるといっても、触れただけで被れるとか、作業のときに被害がある!なんてことはないです。もちろん、作業は軍手をしてやりましょう。食べなければ問題ないです。
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水やり

庭植えしてしまえば、基本的には水やりは不要ですが、キングサリは少し乾燥に弱く、風通しが良すぎる場所や、日当たりが良すぎる場所…西日が当たる場所では乾燥して枯れこんでしまいます。そういう場合は様子を見て適度に水をやってください。

鉢植えの場合は土が乾いていたら、鉢底から水が出るくらいにしっかりと水をやり、受け皿の水は捨ててください。普通の水やりです。

肥料…肥沃な土を好む

二月に寒肥として堆肥を周囲の土に混ぜ込みます。また5月〜6月に花が終わったら化成肥料か堆肥をやってください。化成肥料は少量でいいです。窒素分が多いと花が咲かなくなりますので、リンやカリの多い化成肥料をやった方が花つきがよくなります。

弱アルカリ性の土壌を好みます。中性なら十分ですが、日本で庭植えにしていると弱酸性になりますので、2年に一回くらいは石灰を株元に撒いて中和してください。

植え付け・植えかえ

時期

植え付け適期は3月前後か11月前後――まぁ落葉期に植えれば大体問題はありませんが、寒冷地や積雪が多い地域の場合は、秋に植えると冬の寒さで枯れることがあるので、雪が解けた3月に急いで植えるのが吉です。
移植はできない(難しい)。植えるときに植える場所をよく考えて。ただし挿し木で増やすことはできる。

用土

キングサリは弱アルカリ性の土を好みますが、中性なら問題なし。

鉢植えにする場合は花と野菜の培養土を使います。

庭に植える時は庭土に腐葉土か堆肥を3割ほど混ぜ込んでおき、足りない分は花と野菜の培養土を利用します。粘土質であまりに水はけが悪いならば腐葉土や赤玉土を混ぜて水はけをよくしてから、植え付けをします。

鉢植えの植え付け

鉢植えの場合は、根鉢(ポット)より一回り大きな鉢を用意します。ポットから植える場合も、鉢植えから植え替える場合もとにかく古い土を落とさず、根を傷つけないようにします。

鉢底の穴をアミで塞いで土が出ないようにしてから軽石を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。

庭植えの植え付け手順は?

根鉢が麻布で包まれている場合はそのままで植えます。ビニールテープや針金が巻かれている場合は、切りとってから植えてください。

庭植えの場合は、植え付ける二週間前に苦土石灰をまいて中和させておく。根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

元肥は少量だけにするか、やらなくてもいいです。

根鉢の土は落とさず根は傷つけないようにします。いじると生育不良を起こします。移植はできませんので、植える場所はしっかりと考えておきましょう。

管理場所・日当たり

寒さに非常に強く、暑さに弱いキングサリは寒冷地向きの植物です。北海道南部以南なら戸外で生育。暖地でも育たない訳では無いですが、夏の暑さと蒸れで傷んだり、弱ったりして、大きく育ちません。暖地の方は別の植物を植えた方が無難です。

日当たりではなく半日陰を

キングサリは高温に弱く、またある程度の耐陰性がありますので、半日陰で管理します。あまりに日当たりがいいと乾燥で弱ります。かといって完全な日陰だとさすがに生育しません。

半日陰とは建物の東側といった一日のうちで数時間だけ日が当たる場所のことです。

剪定

剪定時期

花が終わったらすぐに剪定を行います。7月以降に剪定すると翌年の花芽を落とすことになります。剪定は花が咲く直前の3月から4月には肉眼で花芽が分かるようになりますので、そうなってから不要な枝を落とす様にします。

剪定は邪魔な枝をさばく程度に

キングサリは剪定しなくても樹形は綺麗にまとまります。春に内部まで風が通るように、裁く程度にし、邪魔な枝や枯れた枝をさばくだけにします。剪定は花が終わってすぐにします。7月に花芽ができるので、7月以降に剪定すると翌年の花が咲かなくなります。
植え付けて数年の幼木のときは株元からシュート(ヒコバエ)が出てきます。いずれは葉っぱが出て普通になりますが、しばらくは葉っぱが少なく、株の栄養をシュート(ヒコバエ)が取るので早めに根元から切ってしまいます。

最初は主幹が細い! 支柱をそえてあげて

一般的な樹木のように太い幹があって、そこに細い枝が出てくるというのではなくて、主幹もかなり細いので、枝葉の重みでぽっきり折れることがあります。また降雪地帯では雪の重みで折れることがありますので、大きく育つまでは支柱を立ててあげてください。

特徴・由来・伝承

日本ではあまり見かけませんがヨーロッパではメジャーな植物。寒冷地向きで暖地では夏の高温多湿にやられて徐々に弱ってしまいます。積雪するような地域、土が凍るような地域でも育ちます。

黄色いフジのような花が咲き、マメ科らしくサヤがぶら下がります。種子からも育てることが出来ますし、3月に元気な枝を土に挿していれば挿木でいくらでも増やせます。また非常に大きく育ち、気が付いたら数メートル(品種・環境によっては10mまで)になっていて手に余る…というほどに育ちます。
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